インセプションのレビュー・感想・評価
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さっぱり理解できなかったのに面白かったと思ったのは初めて
IMAXで鑑賞したけれど、予備知識はゼロ。最初から最後までストーリーがさっぱり理解できず。なぜ一人ずつだけ以前の夢の中に残っているの?そこでの役割は何?死んだら一つ前の夢に戻れるのだから助けずほっておけばいいんじゃないの?先の夢に進んだ他の人たちは何がしたいの?で、これは一体誰の夢?なんでコブの夢じゃないのにモルが登場してくるの?等。でも、とても面白い。ストーリーが全く理解できてないのに面白いという経験は初めて、というか今後もありそうにない。
ところで、渡辺謙ってハリウッドでもすごかったのね。エンドロールでもデカプリオの次にクレジットされているやん。あと、アリアドネ役のエレン・ペイジという女優さん、どこかで見たことが有る、どの映画だったのか、ずっと映画館からの帰り道に考えていたけどわからず。帰ってウィキペディアで出演映画を調べてみても見たことのない映画だけ。非常にもやもやしていたけど、突然判明。卓球の伊藤美誠選手と勘違いしてた。結局出演者で知っていたのは、デカプリオと渡辺謙だけでしたというオチ。
コマ(トーテム)は止まるのか?
何層にも重なったドラマを見事にまとめた大作と言っていい。
あんなにとっ散らかった荒唐無稽な設定を演じる方も大変だと思うが、やっぱり監督の才能なんだろう。
最後の独楽の動き、途中でエンドロール。タルコフスキーのソラリスを思い出したが巧い終わり方。後味がSFぽくていい。
長く真っ当に見ていなかったことが悔やまれた。
TVで見たことは有るが頭に入ってなかった。たぶん集中度が違うのだろう。
ノーラン作品の中ではそこまで不可解では無いかなー
2010年の公開当時、映画館で観たときには難解で理解に時間がかかった記憶ばかりが残り、ストーリーの記憶なんてほとんどなかった。(我らがケン・ワタナベ演じるサイトーがこんなに終始出っ放しだったという記憶も無かった💦)
10年ぶりに改めて観てみたら抱いていた難解なイメージは払拭されて、意外とすんなりわかり易い感じで良かった🍀
とにかくアーサーとイームスの大活躍を讃える映画でしょ、これは。面白かった✨メメントも久しぶりに観たいな❤ ❤ ❤
入れ子構造、メタ認知
INCEPTION
インセプション
潜在意識は、人間の無意識な行動選択・行動決定に深く関わっているという。
「潜在意識への介入と、それを操作する試み」といえば、映画もまた、人間の眠る意識を呼び覚まし、ガイドする。
映画作家は、自分が抱く「イメージ」を映像として固定する。
映像が、視聴者の「イメージ」を深く呼び起こすほど、映画と視聴者とのあいだに発生した共振・共鳴は大きい。
より"moving"な作品を製作することは、映画作家にとって1つの目標である。
映画作家が"moving"な作品の設計に取り組むように、本作の主人公は「個人を動かす夢」を体験させようとする。
"INCEPTION"は、「人間の行動に変革をもたらす夢」を見せる主人公の姿を通じ、観客の心を動かす取り組みだ。
この入れ子構造に気がつく時、私たちは「映画を観ている」自分自身を俯瞰する。(メタ認知)
そして、映画には登場しないはずの映像作家の姿が浮かび上がってくる。
他人の夢に侵入してみたい。
他人の夢に侵入して記憶を盗んだり植えつけたり、夢の世界を設計できたりという設定が斬新で面白いです。
夢の世界の構造やルールや展開は複雑でしっかりと観ていないと置いていかれるかもしれません。しかしそれらを理解できたら面白いと思います。
最後のコマのシーンの世界は現実と信じたい。
ノーランが描いた壮大な騙し絵
予習なく鑑賞に臨めば撃沈必至
かといって予習し過ぎると、映画というドキドキ感を味わう醍醐味が削がれてしまう。作中にタネ、仕掛けが張り巡らせてあり全部回収するには2度観、3度観が必要だと思います。
また、ラストシーンは夢なのか現実なのかいろいろご意見があるようですが、それは重要なことでしょうか?
人間はいつも夢をみていたい生き物なんですよ、心が満たされていれば、コマが回ろうが止まろうがは重要なことじゃないと思いますがね。
3層構造の夢と現実
見終わった後、夢から醒めたような気持ちになった。
もちろん、夢とわかっている夢なのだが。
エレン・ペイジはなんかここでは、ハマらない役?に感じた。
ディカプリオはこういう役良いです。
渡辺謙は不思議な雰囲気出ていたが、ちょっと迫力不足。
アクションシーンや夢の中の何でもあり感がすごい。
食べ合わせの良さを堪能しました
ノーラン監督➕ハンス・ジマー➕IMAX‼️
(➕キリアン・マーフィーというのも意外とあります)
今の季節だと、
・冷奴➕鰹節➕ネギ(玉ネギでも長ネギでも)➕胡麻油➕醤油➕キンキンに冷えたビール
・豚バラ肉➕キムチ➕キンキンに冷えたビール
食生活が貧しいので、これくらいしか思い浮かばないのですが、食べ合わせの良さで言えば、こんな感じでした。
ノーラン監督、やはり最高です。
【作品構成の斬新さ、夢世界の数々の光景に驚愕した作品。究極の夫婦愛、親子愛を描いた作品でもある。】
ーターゲットの夢から”抜き取り”そして”植え付け”を行う・・。
”現実世界”と”夢世界を4層(第1~3層 そして、”虚無”)まで掘り下げる”作品構成。
夢世界で繰り広げられる ”捲れ上がる360度世界のビル群” ”街中を疾走する蒸気機関車” ”雪山での雪崩”を始めとした驚愕の映像の数々に魅入られる・・。-
<感想の印象>
■1度目の鑑賞(公開時、映画館)
・?????・・!!!
■2~3度目の鑑賞(自宅にて)
・???・・・・!!!
■4度目の鑑賞(映画館 IMAXにて)
・?・・・!!!!!!(IMAXだからね・・)
◆何度見ても、
・モルを演じたマリオン・コティヤールはミステリアスな美しさと哀しさを漂わせ、
-この作品の大きな魅力はこの女優さんの魅力に支えられていると思っている。-
・フィッシャー”息子”を演じたキリアン・マーフィーは父の愛を求める悩める大企業の跡取りイケメンで、
・アーサーを演じたジョゼフ・ゴードン=レヴィットは冷静なイケメン”ポイントマン”で
・渡辺謙は年を取っても、渡辺謙だし・・(すいません・・サイトーです。)
・イームスを演じたトム・ハーディはタフガイだし、(今や、大スターである・・。)
・マイルズを演じたマイケル・ケインは”この人がいると何故か安心するなあ・・”
・レオナルド・ディカプリオは愛する妻モルと幼き子供たちへの想いに苦悩する”抜き取り屋”コブを熟達の演技で魅せる。
<そして、あのラストシーン。
コブが無事に我が家に辿り着き、笑顔のマイケルそして”初めて弾ける笑顔”を振り向いてコブに見せる幼き子供たち・・。
”トーテムよ、倒れろ!倒れてくれ!” と願う、エンディング・・。
見事な作品である。>
<2010年7月 映画館にて鑑賞>
<その後、複数媒体で2度(多分)鑑賞>
<2020年8月14日 映画館にてIMAX映像を鑑賞>
中2心くすぐる内容
夢の中に入って、情報を盗む、アイデアを植え付ける。さらには夢の中の夢に入って…
夢の中のルールも複雑で、下手すると虚無の世界に…
中2的設定をあのクリストファーノーラン監督が本気でやってのけた。
無重力でのアクションシーンは本当に興奮した!
トム・ハーディかっこよかったぁ。
観終わって実は私たちもインセプションされたのではと思わせられた。
夢から覚めない
なんか見たことあるなーと思ったら、リバイバルでしたか! 今回も、どうしてここでこのシチュエーションなんだ?!と、夢の入れ子の入れ子の入れ子の…、なにがなんだかわからないまま、たっぷり焦燥感を味わいました!! そしていまだにエディットピアフのアメリカンな曲が耳から離れず、水に流され漂っているような感覚です。誰か、わたしにも合図をください~
「胡蝶乃夢」Nolan ver.
ノーラン祭りトリの第3弾目。
(TENETの長いコマーシャルも3度目。それより作品を早く観たいものだ)
「どんなに優れた大泥棒でも、人の心やアイディアまで盗むことはできない」とよく言ったものだが、彼らが「不法侵入」するのはターゲットの夢の中。
上映時間約2時間半の間、自身の集中力とイマジネーションが試される。
「なんでこんな作品を作ろうと思えたんだ!」と観賞中に何度ため息をついたことか。幾重にも重なる仕掛けと迷路を「設計」した監督の才能と貢献に敬意。
「…ところで、私(荘周)が夢の中で胡蝶となったのか、自分は実は胡蝶であって、いま夢を見て荘周となっているのか、いずれが本当か私にはわからない。…」
荘周の有名な詩である、「胡蝶の夢」を映画化したかのよう。
ちなみに荘周の詩は一階層だが、本作ではさらに4つものlayerを準備して複雑化させていく。時間の感覚も階層ごとに20倍長くなるのがとてもユニーク。
本作は夢と現実の境界の往来をテーマにしているが、今ならvirtualかreal(material)かという二項対立なのかもしれないが、その境界線はどんどん曖昧になり、いずれ区別がつかなくなる時が来るかもと考えると、目の前に迫るリアリティのあるSFミステリーだ。
最後のシーンのコマは止まったのか…
しかしCobbにとって、それはどうでもいいことなのかも。
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