インセプションのレビュー・感想・評価
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複雑ですね〜。
設定が複雑で理解するのに必死でした!
しかし、最後に近づくにつれてバラバラになったパズルを繋げるように謎が解けていって面白かったです!
可笑しかったのは、第一階層で車が橋から落ちそうになっている時の第二階層の時間設定ですね。
時間は2〜3分しか無かったはずなのに作業量異常に多くなかったですか?笑 まぁいいや。
気になったところは最後の第4階層に落ちた時に最後に斎藤を助け出す場面になって、第4階層の中で空間がいきなり飛んで和室の室内になっていたので、『ん???』こういうのも有りなんだ、と、半ば無理矢理腑に落とさせました!笑
クリストファーさんの頭の中は無限大ですね!
この映画で1番良かったシーンは、やはり最後に息子、娘と再会した際にコマが倒れそうなシーンで終わりを迎えた所ですね。
あそこで含みを持たせていたのである種『ゾッ』として、恐怖感が押し寄せてきました。
まぁ、私はコマは倒れた派なので、ハッピーエンドで終わった事を望んでいます。
斎藤さんの会社はその後上手い事いったのでしょうか?
色々とその後が気になる映画ですね!笑
面白かったです!
自分の頭でそれは本当に考えたことなのか?
インセプション
辞書を引くと発端とか端緒とある
本作の劇中では、他人の意識にある種の考え方を「植え付け」ることをインセプションという用語として扱われている
ウィルスや細菌より最強の寄生物は"アイデア"
アイデアはウィルスのように感染する
いったん頭に芽生えたら、取り除けない
アイデアは杭のように突き刺さる
そうだろうか?
何か画期的なアイデアならばそうかも知れない
つまらないアイデアなんか見向きもされはしないではないか
アイデアではなく、「疑い」ならばわかる
信じ込んでいるもの、無条件に信頼しているものに対する疑念を、誰かに植え付けならそれは他人に感染するだろう
信頼度が高く、その信頼が崩れれば大変な事態を招くならばそうだろう
主義や主張、体制への疑念はそれこそあっという間に伝染するかも知れない
だから発端や端緒なのだ
ならば最愛の妻の愛情、偉大な尊敬する父の愛情はどうか?
しかし、それは伝染するのか?
もうここでノーラン監督に騙されているように感じる
本作の物語はつまるところ、エヴァンゲリオンに似ている
つまりコブの死んだ妻を取り戻す為の補完計画だったのだ
エンドーはその為のスポンサーでさしずめゼーレにあたるというわけだ
夢の中の夢、その中で見る夢
夢と現実の時間の進行速度の違い
誰もみたことのない騙し絵の世界
アイデアを他人に知らぬ内に植え付ける事ができるのなら、逆にアイデアを盗聴する事も可能
アイデアが脳裏から知らない内に盗まれるというなら、それへの対抗手段もあるはずだ
極めて映画的で刺激的だ
そんなものを撮ろうと考えるのはノーラン監督しかいない
誰も観たことのない映画になる
しかしそれは本作のテーマでは無いのではと「疑う」のだ
本作の本当のテーマは別のところにあるのではないのか?
誰も観たことのない映像は本当のテーマを扱う映画を撮るための綺麗な包装紙に過ぎないのではないのか?
そんな「疑念」がいつの間にか植え付けられていたのだ
本作の本当のテーマとは?
一体それは何か?
「その考えは自分の考えたことなのか?」
突き詰めて考えると本作で言いたいことは、この一言では無いだろうか
そのアイデアは、その見方は、一体どこから出現したのか?
自分の頭の中に、何もないゼロのところから生じたのものなのだろうか?
様々な記憶やアイデア、知識、経験そんなものの断片が長い時間をかけて無意識に様々に組み合わされている内にある日突然化学反応を生じて、脳裏に生まれ出たのかも知れない
しかし本当は、誰かの何気ない一言から生まれ出たアイデアなのかも知れない
それは注意深くヒントを与えられて、まるで自分が無から考え出したかのように植え付けられたアイデアであったのかも知れないではないか?
まるでスティルスマーケティングのように
政府のいうこと
支持政党のいうこと
メディアのいうこと
評論家の言うこと
どこかのネットに書いてあったこと
教師の言うこと
先輩の言うこと
知人の言うこと
家族の言うこと
世間がそう言うから
自分は、あなたはそれらを無批判で無条件に鵜呑みにしているのではないのか?
そんな疑問を私達は本作で「植え付け」られてしまったのだ
だからエンドロールの最後の最後に勝ち誇ったようにインセプションと大書きされていたのだ
つまりそれは「植え付け大成功」という意味だったのだ
自分の頭でそれは本当に考えたことなのか?
このテーマはメメントと同じだ
これこそノーラン節だ
こんな映画、こんなテーマを古今東西の誰が映画に出来るというのだ
素晴らしい作品だ
感服するしかない
既視感の正体
誰が観ても「凄い」と言わせる説得力がある映画だと思います。
クリストファーノーランの作り出す世界観には毎度驚かされますが、この映画、なぜか既視感を感じませんか?
おそらくこの映画の狙いはその既視感にあると思うのです。
勝手な推測ですが、夢の中で高い所から落ちて目が醒める経験をしたことが誰しもあると思います。もちろん、世界的な名監督であるクリストファーノーランにだってあるはず。
あの誰もが経験したことがある、小さな「夢あるある」から生まれたのが、この『インセプション』という映画なのではないか?と私は思うのです。
人類共通の「夢あるある」から想像を膨らませた結果、これだけの超大作が生まれたのだとしたら??
クリストファーノーランって超凄いと思いませんか?
夢とわかった夢はとにかく疲れる
実体験がいくつかあるんですが
・夢の中で夢から醒めてそれが夢だとわかったことがある
・夢だとわかったので魔法を使ったことがある笑
・10年間に渡って6回シリーズの夢を見たことがある(勿論すぐあの夢の続きとわかる)
・夢の中で死んで目を覚ますと真っ白な世界にいたことがある
夢はあの世とこの世の境と言うけど
やはり彷徨うのは良くない
何度見ても震えるラストカット
公開当時の映画館で2回。その後のレンタルを字幕と吹き替えで2回。地上波の放送で1回。そして今回はアマプラで1回と、覚えてる限りでも6回目の視聴。
それでも色褪せない最後のシーン。
ピークエンドの法則と言って、最後の印象がいいと、その作品全体の印象も良くなるという効果がある。
まさにそれの典型で、このラストカットは過去最大級。
映画館で最初にみたときの興奮をよく覚えている。
エンドロールで早く友達に喋りたくてソワソワソワソワしてた気がする。
その昔、パイレーツオブカリビアンのデッドマンズチェストのラストカットも衝撃だったけど、それはシリーズものならではだったから、単発作品の方が衝撃的だよね。
考察はあんま得意じゃないので、このラストカットがどっちの意味を表してるのかは語れない。
でも、このどちらとも取れる演出がツボにハマった。
見事にノーラン作品のファンになってしまった。
好きな映画ランキングは毎回変わるけど、この時代、つまり2010年前後でつけるならば、間違いなくインセプションがナンバーワン。
ただ、これだけみてもイマイチ理解できない部分もある。
キックっていうのは、1つ上の階層で体を宙に浮かす(三半規管に影響を与える)と夢から覚めるんじゃないの?
つまり、夢の中でやっても起きないんじゃないの?
雪山でキックしたのはなんの意味があんの。
ホテルでキックしたから、雪山からホテルに戻れるんじゃないの。
アリアドネがキックに雪山に戻る理屈もよく分からん。
解説サイトをいくつか読んでもしっくりこないんだよなぁ。
ノーラン作品ではインセプションが一番好き
夢の中で人に新たな考えを植え付ける「インセプション」というミッションの成功と引き換えに家族と会いたい主人公がチームを結成し、深い夢の旅をしていく話。
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まず、このめっちゃかっこいいイケオジハリウッド俳優の中に渡辺謙がいるということがすでに胸アツ。私の中で『マッドマックス』とか『ヴェノム』のワイルドなイメージしか無かったトム・ハーディもめっちゃカッコ良いし。
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ノーランは男性をスマートにかっこよく見せるのほんと上手いよなぁ。(しかも、男の理想じゃなくて女性から見てもちゃんとちゃんとかっこいい)。さすが英国紳士。
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前なにかで、ノーランがなるべく実物で撮るわけは昔の映画でもCGだと技術の問題でちゃっちく見えるけど、本物なら古臭く見えないって言ってて、確かに今作約10年前の映画だけど今見てもすごい。サイトーが「飛行機会社買取った方が安いだろ」言うように、CG作るより実物で爆破とかさせた方が安いもんね(笑).
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あとはノーランのSFって多分ありえないけど、めっちゃ理詰めで説明してくるから本当に実現できそう感ある。何層もある夢で深い眠りでも"キック"をすれば絶対起きるから各階層で同じ時間に一斉に衝撃を受けるって訳分からんけどなんか納得できるもん。
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全然眠れないインソムニアと対を成す。
やはりルールだらけの夢オチ話しは頂けぬ。
夢で死に過ぎて死に癖がついた嫁の挿話は怖かったが。
なかなか寝付けぬ空の旅、深く深く深く眠れたらイイね、ってだけのお話しと読んだ方が、全然眠れないインソムニアと対を成して楽しい。
手に汗握る
最後までハラハラドキドキ、アドレナリンが追いつかない
多くを語らないことと複雑な設定が相まって展開の予想が全くつかず、スピード感がワクワクを持続させる
まぁ仕組みがいまいちよく分からないところも多かったけど、夢の中の出来事だからそれでもいっかと思える
あと最後の終わり方もよかったな 私はどっちに転がってもいい
作り上げられたストーリーと壮絶なアクション
よく考えながら見ないとわからなくなってしまうほど複雑に作られた設定。
TENETでもそうだったが、アクションシーンの迫力はクリストファーノーランの魅力である。
りょうたのおすすめ。
いつの日か
現実離れした世界観ながら論理的に大きな破綻がないだけでなく、しっかり感情に訴えかけるメッセージもあって、右脳と左脳がフル回転しているのでしょうか。ノーランの頭の中ってどうなってるんだろう。
6歳娘に見せたところ、パニックだったようですが、最後のシーンの意味は自分なりに解釈できたみたいです。いつか娘が成長して、議論が交わせるようになるのが楽しみです。
Matrixの檻を多重にするとどうなるか
すごく示唆に富んでいて面白い映画でした。
檻の中にいることを自覚して外界を知っていても、
多くの人はそこから自発的に抜け出す意思を作れないけれど、
多重の檻を作るとさらに深い檻の中に閉じ籠ってしまう。
自分は外に出る人生を過ごしたい。
現実味のある夢
わざと夢の中に入り込むから当然明晰夢なんやけど
でも入り込み過ぎて現実に戻った時にそこが現実か分からない逆明晰夢みたいになる
アクションとか色々描いてるけど結局はそこなんよな
現実の5分が夢の1時間
この設定はかなりおもしろかった
夢で一緒に50年間過ごすとか怖いけど夢がある(夢だけに?)
でも映画のストーリーではそこを上手く描けてないと思うんよな
もったいない
それでも戻って来れた時の感慨深さは格別
ノーラン監督らしい映画でした
こういうことある
最初の説明チックな30分くらいは、頭の体操って感じだったけど、その後は、とってもわかりやすいし、のめり込めた。
夢から覚めたつもりで、それもまた夢だった、ってことはたまにある。
そういう、誰でも漠然とは知っている感覚に、親子関係やら夫婦関係やら仲間(師弟)関係やらを練り込んで仕上げると、こうなるのね。
「夢に囚われる」のって、魅力的だけどすごく怖い。
そう思ったことがある人は、是非見てみてください。
映画館で観ればよかった
異次元のストーリーに触発される異次元の感情、子供の頃に描いたような妄想を大人の物語として昇華し、細部まで抜かりない(あったとしても設定上の許容範囲)。
何よりこの規模と映像美は映画というメディアを最大限に活かしており、2時間強のあいだ全く緩めることのできない緊張と高揚で、観た後はどっと疲れる。
こういう作品を、最高の映画って言うんだろう。
つかみどころのない世界を描いた上質なエンターテイメント。
創造される建造物・街…。
崩れ落ちる建造物・街…。
滅びの美学。
天地創造への高揚。
創造主になったようなエモーショナルな映像をベースにして、
緊迫感煽る展開、音楽。
一瞬とも目が離せない。
そんな冒険譚に並走する、親子のテーマ、夫婦のテーマ。
冒険譚と親子・夫婦のテーマ、どちらが隠し味なのか、本道なのか。
突っ込みどころは満載。否、この映画を理解するためのトリガーなのか?
今、誰の夢をベースにして話が進んでいるのか?
なぜ、コブの投影だけが侵入してくるのか? 潜在意識はすべての人間にあるのに。 メンバーは訓練されていると仮定しても、サイトーとアリアドネは訓練されていないのに…。
モルにとっての子どもの意味は? 「母なら」という私の固定観念?
親子・夫婦のテーマは掘り下げ方が足りないのは、構成の都合? それともコブの想いにだけ焦点を当てているから?
なぜ、隠れ家に電話?
なぜ、サイトーは参戦する? 単なる好奇心にしてはリスクが…。猜疑心なら、なぜ夢に悪影響がでてこない? インタビュー記事では、あえて無国籍的な得体の知れない人物っぽくとあったけれど、それはなぜ?
そして、あのコマ…。
考え出すと、迷宮に入り込む。
夢…。
フロイトやユングをはじめとする臨床心理学の夢分析等からみると、この映画の夢は整然としすぎている。
”設計”されているとはいえ、こんな単純なものではない。
意図せず”夢”に表現されるもの。すべて表現されているようにみせかけて、巧みに隠蔽されているもの。前意識と無意識、集合的無意識。さりげなく転がっている石にすら、そこになんらかの夢主にとっての意味があり、その意味付けは1つではないのだが。
「”潜在意識”に働きかけて行動変容を」って、催眠術・サブリミナル効果でも取り上げられるテーマで、古くから取りざたされたテーマ。
でも、直接頭の中をジャックするって発想が、怖くも面白い。
俳優陣の声でその演技を堪能したいのだが、
字幕だけでは物語の設定を理解しきれない。
吹き替え版を見てやっとわかったところもある。
予告の字幕と、本編の字幕と違うところもあるし。
マイルズが「Please」と懇願しているように言っているのに、字幕は命令調だったり。
英語が判ればもっと楽しめるのにとジレンマ。
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