劇場公開日 2020年1月17日

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サマーウォーズのレビュー・感想・評価

全296件中、41~60件目を表示

3.5古き良き昭和への違和感

2023年8月3日
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鑑賞方法:映画館

 well-madeな作品ではあることは間違いない。夏休みにリバイバル上映されて平日のレイトショーにもかかわらず、ソールドアウトになるのも納得。
 だけれども、2023年時点の感覚で見てしまうと、違和感がムクムクと湧いてきて素直には楽しめない。

 田舎の大家族への哀愁はいいとしても、大人の女性は台所で食事の準備、男は外で体を張るなんて描写は、男の自分でも首をかしげたくなる。現在から14年前とはいえ、2009年ですからね。

 人工衛星を制御するアカウントが、個人アカウントと紐づいているって、そんな甘々なセキュリティは、おとぎ話です。

 ノイズになる部分を意図的にミュートすれば、なかなか楽しい作品ですね。

 細田監督って、仮想現実はハリウッド映画から勉強しているんでしょうか?
 『竜とそばかすの姫』で焼き直して、あのレベルでは。

 リバイバル上映にて

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bion

5.0イメージと違うけれど、結構満足

2023年8月3日
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鑑賞方法:映画館

興奮

 ポスター等では、下着のような姿の女性が仁王立ちしているので、この人が主人公かと思っていたら、その後輩の頼りなさそうな男性が主人公だった。平成22年の長野県上田市の田舎の昔ながらの大きな屋敷が舞台で、あの頃はまだエアコン不要で開け放しの過ごし方で良かったのかと感じた。アバターの活躍とその裏側の人間の現実行動を描くという点で、『竜とそばかすの姫』と共通するところがあるものの、緊迫感が違う。また、新海誠監督作品よりは、こちらの方が好きだと思った。

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てつ

4.5夏希のこいこい勝負が見所

2023年8月1日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

2週間限定上映にて、特典でうちわを貰いました。
仮想空間をメインの舞台にしており、「竜とそばかすの姫」とイメージが似ているなと感じました。
後半の夏希と敵との花札こいこい勝負が印象に残りました。
近代的なネットの中のアバターが活躍するストーリーになっていますが、懐かしい家族の団らんも見え隠れし、登場人物に温かみを感じます。
「時をかける少女」のような感動までいきませんでしたが、最後まで目の離せない展開が続きました。
今後の細田守監督の作品に、まだまだ期待がもてそうですね。

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ゆきとう

4.5夏だ戦(イクサ)だ

2023年7月31日
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公開当時(2009年)監督の前作、「時をかける少女」が思いのほか良かったので、つい期待のハードル上げつつの鑑賞になったのを覚えている。そしてそのハードルを軽々と越えた傑作だった。間違い無くこの年の邦画No1。(因みに洋画だと「グラン・トリノ」。あくまで自分データ)

さぞかし高評価だろうとネットを見てみると、意外と低評価も多かった。
その理由を考えるに、核家族化が進んで親戚一同の集まりなんてのを経験していない人が増えた為なんて思ったが、どうだろう?
ちなみに自分の実家は所謂本家というやつで、盆と正月はえらい賑やかだった。祖母が主役だったのも同じだ。
親戚一同の繋がりというのに実感が持てないと、感情移入しづらいお話かと思う。

そして重要なアイテムである花札を知らない人も、若いアニメファンには多いのではないだろうか。
この日本のカードゲームを知らないと(任天堂だぞ)クライマックスで完全に置いてけぼりをくってしまう。
この辺り原作もしている監督はどう思っているのだろうか。それでもストーリーを押し切るパワーは凄いと思うが。

そんな少々ネックになる部分も有る作品だが、毎年のように地上波で放映され、どんどんファンを増やした結果が今夏の再上映なのだろう。
ご都合主義な展開だっていいじゃない。青臭い主人公だっていいじゃない。衛星落下して温泉湧いてもいいじゃない(笑)。
そう思えたファン達がこの作品を支えているんだきっと。
この作品を機に花札を覚えたなんて人、結構いるのでは。

作中同様祖母はとっくに他界してしまい、親戚一同の集まりも今は滅多に無いが、毎年夏にこの映画を観返してノスタルジーに浸るのもなかなか乙な物だ。

部屋には勿論初回限定のBDがあるし、(これの花札で遊んだ人っている?)何度も観ている作品だが、いつかまた劇場で観てみたい。
そんな傑作です。

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MAKO

4.0家族の肖像

2023年7月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

「よろしくおねがいしまああああああああああす!」

金曜ロードショーでのながら見しかしていなかったことと、「巴里のアメリカ人」+「キャンディード序曲」なオープニングを劇場サウンドで聴きたかったので鑑賞。
細田守作品の中ではMy Best。
本人の弁には名前が出てきていないものの、どうもスタンリー・キューブリックの息遣いが見え隠れしている。些細な出来事から全世界規模のトラブルが反省する展開は「博士の異常な愛情」(1963)だし、その首謀者がAI(言い換えればコンピュータ)であるのは「2001年宇宙の旅」(1968)そっくりだ。
本作の凄いところはその先見の明にある。劇中で説明がされていたように、公開当時まだ「アカウント」という言葉すら世間では一般的ではなかった。TwitterをはじめとするSNSが普及したのは翌年以降のことで、それを示すように登場人物の中でスマートフォンを使用しているのは「ラブマシーン」開発者の侘助だけで、あとは全員ガラケーだ。そんな時代にOzというプラットフォームを舞台にここまでの作品を創り上げたこと自体がとんでもないことと言える。
登場人物では侘助、アバターでは夏希がとても好きなのだが、やっぱり自分でアバターを持つならばキングカズマに憧れるのが男の性というもので、昔会社のシステムで自分専用のビューを登録する際に「キングカズマ」名義で登録したことを思い出した。
デジタル化された世界だからこそアナログが冴え渡る、そんな作品で、「いけないのは腹を空かせることと独りでいること」という栄おばあちゃんの言葉がクソ暑く道路が狭くゴミのように人が多い現代日本に突き刺さる。

※1武田遺臣の末裔という陣内家の設定だけあって、栄おばあちゃんの連絡簿の名前に笑ってしまった。板垣、山本って重臣中の重臣じゃないですか。多分山県、馬場、高坂も名簿の中にいただろうし、何より陣内家のご先祖様は恐らく草刈正雄さんそっくりの顔立ちだったんだろうね。
※2ボードゲームやカードゲームの類がからっきしダメな僕が唯一徹夜までしてのめり込んだのが花札(こいこい)でした。でも度胸ないからほとんど月見で一杯/花見で一杯で上がってしまうので、せいぜい雨四光くらいまでしかやったことがない。一回の対戦で三光こいこい→猪鹿蝶こいこい→雨四光こいこい→赤短こいこい→五光は...まあ無理だわ。

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ストレンジラヴ

3.5根強いファンがいるのも納得の作品

2023年7月28日
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鑑賞方法:映画館

私は先に「竜とそばかすの姫」を見たので、観て最初に感じたのが構成が「竜とそばかすの姫」に似ているな、という事です。
と言うか時系列的にこちらの作品が先なので、「竜とそばかすの姫」の設定はこの作品がベースになっていたということに今回初めて気づきました。

私も一応ITエンジニアなので暗号に関してはつっこみどころが多く、いくら数学が得意とは言え、2056bitの暗号を1日で解くというのはさすがに無理があると感じました。
ただ、それを除けばこの映画はなかなか見どころが多い映画だとと思いました。
特にみんなで協力して悪者を退治するというのはなかなか良かったです。

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canghuixing

4.0サマーウォーズを観ることが私にとっての帰省である

2023年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今日から夏季休暇。夏休みの初日に映画館でこの作品を観れるなんて再上映に感謝だ。先週は時をかける少女の再上映にも行ったが、どちらもほぼ満席。今日のサマーウォーズではエンドロールが終わると拍手が湧いていた。何度みてもいい作品だと思った。毎年夏が来たら、時かけとサマーウォーズの再上映をやるべきだろう。

日本の夏、時かけの夏、サマーウォーズの夏、だ。

いわゆる「本家」に生まれた私にとって、上田の栄おばあちゃんの家は(あそこまで豪邸ではないが)懐かしくて仕方がない。幼少の頃、親戚一同がよく集まる家だった。仕出し屋が料理を持ってきて、母の妹達は御勝手に立ち、テレビの前にはビール片手に甲子園を見ている叔父さん達がいて、遅れてやってくる風天来な従妹のお兄さんがいたり、誰だかよく分からないおじさんまで、色んな人が集まってカオス状態だった。デリカシーのない面倒なちょっかいなんかも、あるあるだ。本家のお母さんが出し物の順番を心配するシーンを見れば、そういえば座敷で演舞を披露している叔父さんがいたなぁ…とか、見る度に蘇る実家の風景がある。ほんとに小さい頃は、私も蚊帳吊った部屋で寝てたし、朝顔柄の浴衣を仕立てもらったな…。

それにしても細田守監督の描く「日本の原風景」は本当に美しい。映画館のスクリーンに映し出されると、改めて思った。青い空と入道雲、空が白んでくる時間から花開く朝顔、平屋建ての日本家屋の縁側や床の間からそれらを眺めるシーンは、4DX上映でもないのに、夏の匂いが漂ってくるようだった。私は細田監督のフラットで軽やかな人物描写もたいへん好みで、それがまた写実的に描かれた美しい背景と、互いを引き立て合っていると思う。これはもうNIPPONのプロモーションビデオと言ってもいいだろう。

今日もまた胸アツ展開に涙し、胸きゅんシーンに微笑みながら、あの頃の夏を懐かしんでいる自分がいた。
サマーウォーズを観ることが、私にとっては夏の帰省なのである。

ただいま。

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yookie

5.0夏になったら、見たくなる最高の映画

2023年7月16日
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笑える

楽しい

幸せ

この映画を見ると、中学生だった昔の忘れてた気持ち、思い出を思い出します。
田舎の雰囲気、山下達郎の曲全てがマッチしていて最高の映画です。
何回見ても楽しく懐かしく面白い。

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ぷち

3.0ツッコミどころが多くて没入しきれないところがもったいない

2023年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
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まっちゃ

『時をかける少女』細田守監督最新作

2023年3月2日
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鑑賞方法:VOD

いかにもインターネットに無知な日本映画のお偉いさんが作った映画。この手の作品はITの現場に詳しい若手の技術者に全権委任して予算だけ全額出資というやり方の方が成功する。年寄りにインターネットは理解出来無いのは仕方ない事だから。初心者向きの専門書を読み漁って頑張って作ったという感じ。

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HILO

2.5もう少し前に見ていれば

2023年2月26日
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鑑賞方法:DVD/BD
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♡

4.0古さと新しさが入り混じった夏の日の物語

2023年2月22日
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この映画の制作された時の前後をつないだ
古い時代と、新しい時代をつなぐ物語。

iPhoneの登場した頃
まだガラケーが占める頃
映画はその少し先を行きます。

物語全体を不思議な懐かしさで包み込み
家族をつなぐ信頼と愛に溢れています。
おそらく、今はもう消滅してしまったような
人の関係に強い絆を持たせたからでしょう。
それも戦国時代から続く家族に
新しい人を巻き込んで、、、。

それは遠い夏の日、二人で歩いた道。
縁側から向こうに映る雲の姿。
悲しいはずなのに勇気の出る場面。
望遠レンズで撮ったような場面。
その表現にハマりまくります。

何度観ても飽きずに
鑑賞できる映画です。

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星組

5.0おばあちゃんの電話

Mさん
2022年10月2日
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の場面が心に残る。
夏のこの時期に上映するというのは、とてもよい。
「時をかける少女」とあわせて、毎年恒例のものにして欲しい。(それだけの需要はあると思う)

追記
声優さんがいいですね。特に栄おばあちゃん役の富司純子さん、よかったです。

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M

3.0いくら大家族でもね

2022年9月24日
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鑑賞方法:TV地上波
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Bluetom2020

2.5自分には面白さが分かりません

2022年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

寝られる

2009年8月1日公開の細田守監督作品です。細田監督は名前は聞いたことはありましたが、映画は初めて見ました。

結論、自分には面白さが分かりませんでした。当時、iPhoneもまだ出ていないガラケーの時代に仮想空間でアバターが活躍する世界を構想したのが新しいのかどうかはわかりませんが、ストーリー、キャラクターなど全てにおいて秀でるところはなく、感情移入も全く出来ません。監督自身が田舎出身であり、村社会の人間関係を美徳に描いているのかもしれませんが、現代の若者は全く馴染みがなく理解に苦しむのではないでしょうか。
そして、一番必要ないのがばあちゃん。家族がバタバタしてクソ忙しいときに電話で「やればできる。」行政の忙しさを全く理解できていない老害である。

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ロロノアゾロ

5.0細田守作品の中でいちばん好きな作品。 何度観ても飽きないし、おもし...

2022年6月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

細田守作品の中でいちばん好きな作品。
何度観ても飽きないし、おもしろい。
ストーリーもネットワーク上の仮想世界と現実との合わさった世界観がさらにおもしろさを増している。
その世界観のみならず、家族の絆、相手を信じる心、諦めない気持ち、みんなで協力して手を取り合うこと、すごく大切なことが詰め込まれていてぐっとくるし、感動です。
みんなの心の支えになっているおばあちゃんがすごく素敵。

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よっしー

1.5good speech by grams tho

2022年5月10日
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ツッコミどころが多すぎて、気さくなキャラとテンポのいいストーリーにスムーズについていけなかった。感動的なシーンの映像は本当に綺麗だったのに、"よく分からん"状態で終わってしまった。

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StarbucksEnthusiast

3.013年前の感想

2022年5月7日
PCから投稿

細田監督の前作「時をかける少女」が好きで、
これも期待して見に行きました。

「家族」が主なテーマで、見に来ていた人も家族連れが多かったです。
世界観も今風な感じで、ネット社会の中で起こる大事件的な内容。
OZ(オズ) アバター 花札 家族 がキーワードかな。

自分は、「笑って泣ける映画」かなと期待していたが、
見終わるとそんな感じはなく、
後半 泣けて→よくやった!!(自分の解釈)

時かけの評価が高かっただけに、そんな印象に残らなった。
見てた人は、良かったとか良い映画って言っていましたが。
もともと原作があったのかもしれないし、そっちは見ていないので。
次回作に期待します

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to

5.0【ジャパニーズアニメが世界に誇る作品。仮想世界と、現実の長野の大家族との関連性を見事に表した一作でもある。夏になると何故か観たくなる作品でもある。】

2022年5月2日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

知的

難しい

幸せ

ー これだけの、名作であるので詳細は書かない。
  但し、今作を未鑑賞である方は、観賞機会があれば、是非にとお勧めしたい・・。-

◆感想

 ・今作の魅力は、現代世界でのリアルな長野県の大家族(特に凄いのは一族をまとめる栄大お婆ちゃんの姿である。)と、仮想現実の世界”OZ"との繋がりをリアルに見せる凄さであろう。

 ・訳ありの、侘助の本家を見返したい気持ちも本作に、絶妙に効いている。

 ・苛められていたカズマが開発した、「キング・カズマ」。だが、それ以上に強力なアバターが登場し・・。

<2020年1月18日 家にDVDがあるにも関わらず、4DXを、劇場にて息子と共に鑑賞した。
 息子は、何故か夏になると、今作をDVDにて鑑賞していた。何故だろう・・。
 と言えば、宮崎アニメは全作、家にあり、子供が幼き頃から“勘弁して下さい・・”と言う程、観賞して来た。
 更に言えば、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」もテープが擦り切れるほど、息子とは鑑賞した。
 蛙の子は蛙と言う古い諺を思い出す、昨今である。>

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NOBU

4.0新しくて、なつかしい

2022年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

日本家屋の古くて懐かしい舞台に、ネット社会のバーチャルで新しい風をぶつけた、ユニークな設定。
登場人物は20人近くあり、収拾つかない人数だが、とても上手に描き分けてあり、それぞれが生き生きとストーリーに絡んでくる。
とくに、おばあちゃんの存在感は素晴らしく、気骨あり、行動力に溢れている。
ネットでも、リアル社会でも、大事なのは、人の繋がりなのだというメッセージが、おばあちゃん発信で、事態の収束につながる様が心地いい。

2014.5.9

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うそつきカモメ