サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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余韻に浸れる作品です!
最近のジブリ作品より日本的な懐かしさを醸し出している
話は思いがけず、現代社会の象徴、ネットワークの弱点に及ぶ。
ネットの内部といい、社会的なスケールといい、いかにも漫画的なのだが、日本的な情緒や家族愛がよく描かれている。この辺は、アメリカの「トロン」とは大違い。
キャラクターの作り込みもよく、背景の書き込みはジブリに匹敵する丁寧さだ。むしろ「崖の上のポニョ」より、よほどジブリ本来のもつ懐かしさを醸し出している。
なんといっても、キャラが浮き立っているのは曾祖母・栄だ。どこかで聞いたことがあるような声だったが、本編を観ている間は思い出せなかった。エンド・ロールで富司純子とわかり納得。ネット社会の中、やり取りのある葉書を広げて黒電話で政界・財界の大物たちに「いまやらないで、いつやるんだい!?」と問いかける姿が凛々しい。メールじゃ、人の心を動かすなんて難しいものな。
観ればわかるけど、多勢に無勢ってのは、日本人のDNAをくすぐるよね。
気になるのは、なんで花札なん? 子供たちはDSいじってるし、この映画、任天堂が影のスポンサーか??
初めて観たけど、いいアニメ・スタジオができました。
感動!!!
平成上田合戦!
以前、『時をかける少女』で心地よい作品を作った押田監督の作品ということで劇場に足を運んでみました。
感想は、面白くてそして涙がホロリときます。
ストーリーや展開はまさしくアニメというか映画ですね。
そして、宮崎作品とかでもよく描かれるような大きな家族を見せてくれますね。
たくさんの登場人物が出てきてそれでいて全員がしっかりと役どころをこなしている作品。
こういう作品はしっかりとした構成をしているからこそ作れる作品なんでしょうね。
見ながら歴史好きな私としては、陣内家=真田家ってイメージなんだろうと思いながら見ていました。
上田合戦といったら真田が徳川に知略で勝った有名な合戦ですからね。
あんな門構えの家でスーパーコンピュータを駆使して仮想空間で自由な発想でラブマシーンと戦う。
まさしく平成上田合戦だねぇ。
面白くて楽しめてそしてホロリとさせてもらいました。
満足な作品でした。
アニメなのに!!!
前売券に付いていたガイドブックを読み、映画館へ行きました!
前半は色鮮やかなネット世界や田舎の優しく懐かしい夏の風景に癒され、劇場に居るのに完全に映画の世界へ入り込めました(後ろに座っていた人は高校野球に一喜一憂・笑)。そしてワラワラと親戚一同大集合!!(ガイドブック、すごく助かりました。)
皆がそれぞれの力を精一杯発揮し団結して闘う姿は日本人の長所を十二分に生かせていて、羨ましく思えたり反省させられたり…後半は涙涙で心の中で『こいこい!!!』って絶叫してました☆
古きよき日本人魂、再認識させられました!
アナログ世代なもんですから。
友人の強い薦めで観に行ったのだが、これは大正解!
久々に胸躍るアニメを観させてもらい高揚感に包まれた。
大変申し訳ないが、いくら「時をかける少女」の細田守とて
予告を観ても、まるきり食指が動かない作品だったのだ。
…それが。^^;
これだから先入観とは恐ろしい。まず勇気を出さねば(爆)
デジタル世代とアナログ世代を対峙させるのかと思えば、
見事に融合させてくる。方やコンピュータ、方や黒電話。
(今やサザエさんちだけだろと思った)
昔懐かしい風景に大家族、花札でのこいこい遊びなど^^;
中年以降も大いに楽しめる面白い作りだ。その大仰さから
テーマが崩れるかと思いきや、〆は戦いだ!と進んで、
さらなる大合戦が幕を開ける。次から次へと幕間を抜って
物語が闊歩していく心地良さ。この独創性と広い間口から
世界を観る力は、確かに「今」のジブリを超えている。
映像はもとより、なにしろ話の面白さに感嘆してしまった。
仮想都市OZ(オズ)が浸透する近未来に生きている人々。
高校生・健二が体験するその夏は、憧れの夏希先輩が
持ちかけたバイトという名目で、長野の田舎で幕を開ける。
この健二、圧倒的な数学的頭脳の持ち主であるのだが、
自身は核家族、人付合いは当然ニガテな現代っ子である。
それがいきなり「陣内(じんのうち)家」の未来の婿!?と
して30名ほどの厄介な親戚一同に取囲まれ洗礼を受ける^^;
一族を束ねる曾祖母の栄は、なぜか一目で健二を気入り、
そののち陣内家を守るだろう彼の能力を見抜くのだが…。
仮想都市OZの世界は今後の世の中を観ているようである。
便利な一面、一片を取り込みウィルスを蔓延させてしまえば
あっという間に世界は滅びてしまう。こんなものに頼っている
人間がバカバカしいと改めて思いつつ、いや、そうでなくても
戦争はこうして引き起こされてきたのかもしれないと思える。
確かに圧倒的なデジタル頭脳が有利だと思えるところだが、
いやいや(爆)アナログ陣営もまだ負けてなどいないのだよ~。
…とまぁ、見どころ満載^^;
ややゲーム的な構成が目立つが、デジタル&アナログ勢の
一致団結SF冒険活劇。という感じで、老いも若きも楽しめる。
描かれる世界のあり得なさとは裏腹に、
経験する出逢い、別れのリアルさには涙するシーンも多い。
昔懐かしい風景と人情のやり取り、他人を思い遣る気持ち、
「便利な世の中ですが、何か忘れちゃございませんかね?」
と問いかける、戦争というよりも心の洗浄作品かもしれない。
(声優を務めた俳優陣営にも拍手~。冬の陣もあるのかな^^;)
ほっこり
『時かけ』の監督ということで、観に行ってきました。
面白かったです。
「家族」ということで沢山のキャラクターがいて、
ところどころでなんかニヤけてしまいました。
現代では少なくなってきた、家族に限らず人のつながりを
ものすごい理想的な絵では無く、現実の範囲で描きたかったのかな?
と、思いました。
家族の方々の個々のスペックは別としまして笑
全体的には面白いですが、
ところどころのつなぎがお粗末でした。
自分で「こうなったんだよな」という決定を下しながら見ました。
仮想世界のことは特にそうでした。
尺の問題でいろいろカットした結果だということにします。
最後に、
私は途中泣きそうになりましたが、
最後まで泣きっぱなしではなかったです。
最後は無くというよりほっとして笑顔になる感じでした。
細田監督、ポストジブリにコイコイ!!!!!
こういう映画に出逢うと、俺、日本人に生まれてよかったな~と、つくづく思います。
日本が誇るアニメーションの傑作に、今年も出逢えたんですから!!
去年の夏は「ポニョ」。今年は「ヱヴァ」と本作…サマーウォーズ!!
主人公の顔が真っ赤になり、鼻血ブーな古典的演出がありつつも…扱うテーマがネット社会であり、携帯であり、アバターwこの発想が凄いw
おまけに大家族と協力して、巨悪と戦うて…エンタメてんこ盛りスなw
あと、作り込みがハンパないスわw
一つの部屋に家族全員が一堂を会し、横にスクロールしていくワンシーンワンカットの場面で、何やら実写と見紛う程のトリップ感を感じてしまったのは、自分だけでしょうか??
ストーリーは当然壮大で、エンターテインメントしてるんですが、そういったシークエンスの一つ一つが、兎に角ツボにハマるんです。
これはもう、観て頂くしかない。
アニメって結構、偏見持ってる方もいらっしゃいますよね。
でも、その方々にも『どうして嫌いか』という持論は当然有る訳で、否定するつもりは毛頭ないんですが…
そういう方達にこそ、是非観て頂きたいと思いました。
10年先も語られる1本であることは間違いなしです!!とりま、劇場へ!!!!!
あと、桜庭ななみちゃん、大好き!!!!!(これは関係ないか…orz)
う~ん・・・微妙としか・・・
楽しい!
最高!!!
日本人なら観た方がいい
夏にぴったり。
現代らしい未来像
あと数年もしたら起こり得る未来像と、
それでも失わない日本の古き良き風景
アニメじゃなければできない物語の設定と柔軟さ、アニメにとどまらない内容の充実さにビックリ!
田舎の家族ってうるさくてうっとおしいけど、そのぶんいろんなことを共有できるし学ぶことも多い。楽しさも倍増する。
ネットが!オズが!って言ってるのに、同時に、おばあちゃんが!甲子園が!って言ってる対比もまた面白い。
スピーディーな展開で飽きることなく、涙して、興奮して、楽しく見ることができた。
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