サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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ネットしない人と行かない方がいい
ネタバレって程でもないけど若干ネタバレです。
ネットオタクで小さい頃から花札をやらされてきた私的には、全てが理解できたし世界に入り込めてとても満足のいく映画でした。
しかし…一緒に行った彼氏が携帯ですらネットをしない人で、内容がサッパリ理解できず感情移入なんて到底できないような状態でした。(本人いわく評価はイマイチだそうです)
「何でゲームに負けただけであんなに泣いてたの?」
「何であの状況で家族中でゲームの応援してたの?」
「って言うかアバターってつまり何なの」
「仮想世界なのに皆必死になりすぎじゃない?」
「暴走って何」
などなど…(;´д`)
余韻に浸りたいのに、そこまで首傾げられるとこっちまでシラけてきます。
1から説明する気も起きません。
誰かを誘うなら、パソコン知識がそこそこある人(できればコミュニティ中心のオンラインゲーム経験がある人)にした方がいいです。
欲を言うなら、花札知識も多少はあった方がより楽しめます。(ラグビーのルールを全く知らない人がラグビーの試合を見に行っても全く興奮できないのと同じ感じ)
ネット知識云々を抜きにしても、心温まる話でした。
私も歳取ったらあんなバーチャンになりたい!カッコ良すぎ!
未来と過去の狭間を生きる現代
家族のチカラ
それぞれの人柄がよく伝わってくる、気持ちをほのぼのさせる映画です。
外見だけでは判断できない、人の思いというのはなかなか伝わりにくい
ものですが、おばあちゃんはすべてお見通しです。孫の嫁には条件的に
はそぐわない主人公の少年の人間性を見抜くところや、嫌われ者が
帰ってきても動じることなく迎え入れるあたりは流石。ラストに向かう
にしたがってツッコミどころも出てきますが、最後まで楽しく見ることが
できました。
みんなで叫べ!! コイコイ!!
こちらの作品は家族がテーマとなっています。
登場キャラクターが多いという事から、各人物の描写不足感が必然的に出てくる事は予想つきますが、主人公が彼女の親戚一同と初対面という事からも、「誰が誰だか分からない」という状況にあえてしているといえるかもしれません。
逆に、そういう未知の領域である彼女の家族の繋がりに飛び込んで、有事の際には一丸となる、というところに本作の1つの魅力があります。
それでも、主人公と彼女が冒頭でどういう関係なのかを描く描写が薄い感は拭えませんが、現実には存在しないネット上の仮想世界オズの説明などの事も考えると、オリジナルストーリーを映画の尺でよくまとめていると思います。
舞台設定の1つがネット内である事から、インターネットに疎いと理解しにくい恐れもあるのですが、そこはしっかり説明をしていますし、何より視覚的に上手くアニメーションで表現しているところから、かなり万人向けの作りになっていると言っていいでしょう。
むしろ、想像上のネット内の世界なので、ネットの知識がない方が、自分の中で補完しやすいかもしれません。
他にも、随所に散りばめられたコミカルなシーンや盛り上がるシーンでのキャラの描写など、エンターテインメント作品としては、非常に楽しめる作品となっています。
設定を受け入れられれば、万人が楽しめる作品だと思いますので、ぜひ多くの人に観てもらいたい作品です。
小さい子供には難しいと思いますが、小学校高学年くらいからなら楽しめると思いますし、大人が楽しむアニメでもあると思います。
個人的にはこの夏の1番候補です。
人がつながる場所
MAD HOUSEがつくっている映画は、本当に色遣いがきれいで、華やかで見ているだけでウキウキします。
コンピューターでのバーチャル空間が現実生活のすべてをつかさどってしまうようになったとき、それを誰かが支配しようとしたら、現実世界も混乱に陥ってしまう。この作品は、何年後かの未来を描いているのかもしれません。
でも、そんな中でも、危機的状況を救うのは、人と人とのつながり。励ましや信頼、そういったものが人を強くし、最後は、世界を救う力になる。
そんな明るいメッセージが込められた素敵な映画でした。
お勧めです!!!
家族愛
この夏、お勧めの1本
この物語は、インターネットによって生み出されたバーチャル世界の持つ危うさを描きつつも、今や遠く離れた家族がメールで繋がりを確認する役割を持つコミュニケーションツールの普及を肯定し、昔ながらの家族の普遍的な強固な繋がりが、世界の人々の心を揺り動かし、世界的な危機を乗り越えようとする姿を描いています。
アニメーションとしては、やたらと登場人物の多い作品だけれど、夏希の祖母の栄(富司純子)の存在感が凄いですね。室町時代から続く武家の末裔で、政・官・財界に知己が多く、危機に際して、時に毅然と、時に優しく電話(!)で励ます場面は、バーチャル世界を描いた迫力とはまた違った次元で、圧巻と言えます。
ただ、惜しむらくは描きすぎで、もう少し観る者に想像を働かせる余地があると、もっと楽しめる作品に仕上がったのではないかと思います。
しかし、この夏、お勧めの1本ですね。是非映画館で観るべき作品です。
映画館で見るべき映画
今年はじめて映画を見たいと思い映画館へ。
正直数学や花札は苦手で分かりにくいところはありましたが、そんな私でも十分楽しめる映画です。見終わった後、満足感を味わえる映画ですし、周りからよかったなと言い合う声も聞こえました、間違いなく今年1番の最高の映画です
余韻に浸れる作品です!
最近のジブリ作品より日本的な懐かしさを醸し出している
話は思いがけず、現代社会の象徴、ネットワークの弱点に及ぶ。
ネットの内部といい、社会的なスケールといい、いかにも漫画的なのだが、日本的な情緒や家族愛がよく描かれている。この辺は、アメリカの「トロン」とは大違い。
キャラクターの作り込みもよく、背景の書き込みはジブリに匹敵する丁寧さだ。むしろ「崖の上のポニョ」より、よほどジブリ本来のもつ懐かしさを醸し出している。
なんといっても、キャラが浮き立っているのは曾祖母・栄だ。どこかで聞いたことがあるような声だったが、本編を観ている間は思い出せなかった。エンド・ロールで富司純子とわかり納得。ネット社会の中、やり取りのある葉書を広げて黒電話で政界・財界の大物たちに「いまやらないで、いつやるんだい!?」と問いかける姿が凛々しい。メールじゃ、人の心を動かすなんて難しいものな。
観ればわかるけど、多勢に無勢ってのは、日本人のDNAをくすぐるよね。
気になるのは、なんで花札なん? 子供たちはDSいじってるし、この映画、任天堂が影のスポンサーか??
初めて観たけど、いいアニメ・スタジオができました。
感動!!!
平成上田合戦!
以前、『時をかける少女』で心地よい作品を作った押田監督の作品ということで劇場に足を運んでみました。
感想は、面白くてそして涙がホロリときます。
ストーリーや展開はまさしくアニメというか映画ですね。
そして、宮崎作品とかでもよく描かれるような大きな家族を見せてくれますね。
たくさんの登場人物が出てきてそれでいて全員がしっかりと役どころをこなしている作品。
こういう作品はしっかりとした構成をしているからこそ作れる作品なんでしょうね。
見ながら歴史好きな私としては、陣内家=真田家ってイメージなんだろうと思いながら見ていました。
上田合戦といったら真田が徳川に知略で勝った有名な合戦ですからね。
あんな門構えの家でスーパーコンピュータを駆使して仮想空間で自由な発想でラブマシーンと戦う。
まさしく平成上田合戦だねぇ。
面白くて楽しめてそしてホロリとさせてもらいました。
満足な作品でした。
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