パンドラの匣

劇場公開日:2009年10月10日

解説・あらすじ

結核のため出兵することもかなわず太平洋戦争終結を迎えた少年ひばりは、「健康道場」と称する風変わりな結核療養所に入所。気まぐれで明るい看護士のマア坊や、美人看護士長の竹さん、個性的な療養患者たちとの日々を通して、次第に生きる活力を取り戻していく。太宰治の同名青春小説を、「パビリオン山椒魚」の冨永昌敬監督が映画化。主演は「フレフレ少女」の染谷将太。芥川賞作家で歌手の川上未映子が美人看護士の竹さんを演じ、女優デビュー。

2009年製作/94分/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2009年10月10日

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(C)「パンドラの匣」製作委員会

映画レビュー

4.0 ひばり(染谷将太)と女たち

2025年11月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

癒される

 原作者は昔の青森で青春時代を過ごした太宰治。方言や訛がミックスされた独特なニュアンスを持つ言葉遣い。

 パンドラの匣というタイトルの意味については劇中で紹介している通りであって、本作は登場人物たち各々の明るい希望の物語である。

 私にとってパンドラの箱と言えば「BRAN-NEW LOVER」(BUCK-TICK、2000年発売)。

 ところで、竹さん役の川上未映子さんが日本文学の風景を一夜にして変えてしまったと言われている芥川賞受賞作「乳と卵」(2008年)が氣になる。

 舞台は戦後の“辺鄙な場所”。
 本作のロケ地は 3.11 で罹災する前の宮城県南三陸町。
 音律が気高く澄んでいる全編アフレコ映画。
 入院患者の二十歳の男の子ひばり(染谷将太)が主人公。
 つくし(窪塚洋介)と手紙のやり取りをするよ。
 看護師のマア坊(仲里依紗)の金歯は本当に先鋭的。
 看護師長の竹さん(川上未映子)は「いやらしい。」と言う。

 “新しい男”という表現が面白い。
 療養所での挨拶が印象的。
 看護師「ひばり。」
 ひばり「なんだい。」
 看護師「やっとるか。」
 ひばり「やっとるぞ。」
 看護師「がんばれよ。」
 ひばり「よし来た。」
 終盤の“献身”の講話がすばらしい。
 ラストも良かった。

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Don-chan

2.0 面白がる気満々で見たが。

2021年4月18日
iPhoneアプリから投稿

奇異な時代、環境、集団。
そうでしたか、だけかな。
純情らしかった時代をその無根拠な印象のまま語った感。
面白がる気満々で見たが、無理には面白がれぬ。

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きねまっきい

4.0 太宰治の世界

2020年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

太宰治っぽい世界観をうまく映像化している。ちょっと現実離れしてて、妖艶な感じ。やっとるか、やっとるぞ、がんばれよ、ようしきた、というお決まりの掛け声、変なあだ名、患者は男、看護師は女。音楽もどこかモダン。話はくだらない、というかどうでもいいとるに足らない男女のものだけど、その世界観に引き込まれた感じ。思えばこの作品で初めて染谷将太を認識してすごーく好きになったんだよなぁ。

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いつこ

2.0 何年か前に観たから

2015年8月18日
iPhoneアプリから投稿

理解出来なかったんだと思う。

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ア。

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