ヒックとドラゴン(2010)のレビュー・感想・評価
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友達ではなくペット?
ラストのヒックの語りで全てを覆されました。ドラゴンの弱点を摑んで旨く利用する人間のずる賢しこさ。
スタッフは宮崎駿作品のファンらしいが
「野生動物に快適な環境を与えて飼いならす事が共生」だと思っているなら、宮崎駿の自然と人との確執を何一つ理解していないのだと思う。
「人間は自然界の頂点」というのは、まさにキリスト教倫理観だからだ。
いい映画
ドリームワークス製作のCGアニメーション最高傑作
ただの子供向けアニメと侮ることなかれ!大人も楽しめるCGアニメーション最高傑作の一つと言っていい珠玉の作品です。
物語の主人公は、村を襲撃するドラゴンと長きに渡って闘い続けてきたバイキング一族の少年ヒック。腕っぷしが弱く、村人から邪魔者扱いされている彼と、負傷して飛べなくなったドラゴンのトゥースの交流を描きます。
初めは敵対し合っていた両者が飛行の訓練を通じて心を通わせ、遂に互いの力を合わせて海上を飛翔するシーンは、非常にリアルな「水」のCG表現も相まって、ストレートな感動を与えてくれます。
他の村人にはなく、ヒックだけが持っている「理解できない他者を思いやる気持ち」や「慣習に囚われない素直な心」が次第に周囲を変えていき、村を救うことに繋がる展開にはお見事!という唸るしかありません。
終盤には、あるショッキングな出来事が待ち受けており、綺麗事だけで終わらせない、如何にもドリームワークスらしい苦味を作品に与えているのですが、これによってヒックとトゥースが「等価な存在として、支え合いながら歩き出す」エンディングをより一層美しいものにしています。
鑑賞中は、村人の声を当てるジョナ・ヒルやT・J・ミラー、クリステン・ウィグ他の即興ギャグに笑わされ、見終わった後は、ヒックや彼らのその後の人生に思いを馳せたくなること間違い無し。
あまりにもバイキングらしくないヒックと、彼を認めてあげられない父親の和解の物語としても一級品です。
自宅でご覧になる際は、是非ご家族と一緒に鑑賞してみてください!
久々にディズニー以外の長編アニメで良作に出会った!最初ドラゴン全然...
目まぐるしい飛翔シーンがスゴい
ひ弱なバイキングの少年ヒックとドラゴントゥースの交流物語。
ストーリーも上手くまとまっているが、それ以上にドラゴンの飛翔シーンがスピード感があって素晴らしい!風をきって飛ぶ爽快感!狭いところをすり抜けるスリル!上昇と急降下!実際に空を飛んでいるような臨場感を味わえる。
こういう映画、大好きです❤
テレビで放送されていたのを見ました!
なので吹き替えだったので、最初ちょっと入り込めなかったんですが、
トゥースがヒックに慣れ始めてきた頃から、どんどんハマっちゃって♪
トゥースがかわいくって、かわいくって❤
他のドラゴンも絵がかわいいんですよね!
とってもラブリー❤
気に入りました★
落ちこぼれバイキングと最速ドラゴンの交流
素晴らしい作品
最後まで素晴らしい作品でした。
物語の中心になるドラゴンの能力それぞれに限定や弱点を設けたのがとても良かったです。先人たちが、天敵であるドラゴンと闘いながら得た多くのドラゴンの情報を本に記しており、それを照らし合わせながら主人公含めたキャラクターたちがそれぞれの個性や能力を活かしながら戦う様は本当に感動します。
最後のシーンも挑戦に伴うリスクとそれによって得られるものに対しての監督の考えが伝わる演出となっており、観賞後も色々と考えさせられます。
映画から監督の視点や価値観が伝わるのは個人的に嬉しいですし、鑑賞してよかったと感じます。
監督はリロ・アンド・スティッチのメガホンを取られた方。続編も観てみようと思いました。名作です。
やっぱり最高!
友情育む優しさ溢れるヒックに心トキメク
ドラゴンを敵視していた村で、ドラゴンと戦えず弱虫呼ばわりされていたヒックが、密かにドラゴンと友情育み、成長していく姿を描くアニメーション
ドラゴンに最初から歩み寄って友情育み、ドラゴンのトゥースとの冒険通して勇気や人と思い合う大切さを学んで勇敢に成長遂げるヒックの姿に心トキメク
躍動感あふれる音楽バックに壮大な世界観が描かれ圧倒される
本作は25部門受賞、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など62部門ノミネートされた
そうね、見せたいのは親子関係だったのね、、
夢の詰まった物語
子供心を魅了してやまないドラゴンが物語の主役のファンタジーで、タイトルからでも主人公と思われる人間とドラゴンとの友情を描いた作品だというのがよくわかる。しかし、そんな僕の高揚感は冒頭で折れてしまう。世界観はドラゴンのいるファンタジーではあるのだが、なんとドラゴンは人類の天敵として位置づけられていて、村人はみんなドラゴンを殺すことが当然とばかりに僕の思っていた友情の感動ストーリーとは全く違っていて度肝を抜かれた。そんな殺伐とした世界観にあてられた主人公もやはりドラゴンを殺したくてうずうずしている人間の一人で、これはポップなデザインのアニメ映画に似合わず相当にバイオレンスな展開になるのではないかと別の期待も膨れ上がってきたところで主人公がドラゴンと遭遇。キターっ!と声を上げそうになるほどに興奮しましたね。主人公は罠に捕らえられた無力なドラゴンをその気になれば容易に殺すことが出来る。それなのに主人公はドラゴンを殺すことが出来なかった。それから主人公はドラゴンを殺すことを考えなくなり、助けたドラゴンと友情を育んでいくといった展開になりました。アクションシーンも盛り上がりも盛大で息を飲んで見入っていました。ドラゴン狩りの筆頭でもあった父との和解も実現出来て、本当にハッピーエンドだなぁと感動しました。
え、面白いじゃん
圧巻の飛行シーン!
タイトルなし(ネタバレ)
面白い作品でしたが、原作と違いすぎるところが気になりました。
原作では、ヒックが説得する前から、バイキングとドラゴンは共存していますし、そもそもヒックのドラゴンの名前は『トゥース』ではなく『トゥースレス』でした。
原作が好きなものとしては、少々がっかりしました。
でも、映画自体はとても面白い内容でしたので、『ヒックとドラゴン』の映画化ではなく、全くの別物としてだした方がよかったのではないかと思いました。
優しさと理解
東京国際映画祭での3を鑑賞予定のため初めて鑑賞。
ドリームワークスが製作だけどどことなくディズニー映画のような優しさがあるなと思ったら監督がリロアンドスティッチと同じ方だった。
内容は至ってシンプル。ドラゴンは悪だと決めつけ狩る事で生活を守ってきた人間。その考えに誰も疑問に思うことなく過ごしている。
ヒックもまたその一人だったが、ある日ドラゴンと遭遇した。しかし彼から溢れでる優しさが狩る事よりも理解をしようとした行動に出て、ドラゴンと心を通わせ友達になる。
もちろんヒックは肉体的に弱かったが故の行動かもしれないが、それが理解へと繋がるわけだ。
そこからヒックはドラゴンの特性を学びさらに理解を深め次第にどんなドラゴンも心を通わせることができるようになる。
途中でドラゴンに理解を示すことを人間からは理解を得られず罰を受けてしまうが、最後は相棒のドラゴン、トゥースと手を組み人間を守ることで理解され村全体がドラゴンと共存していくことで終わる。
最後はヒックは敵のドラゴンと戦った際に足を失い義足となってしまうのだが、そこは心痛んだ。
やはり改革にはなにか犠牲がつきものといった現実性を突きつけられた。
人の固定観念というのは時として非常に愚かなものだと改めて感じさせられる。悪と決めつけていた存在が本来理解しあえる仲間、友になりえる存在なのは非常に愚かな固定観念である。
時代が変わればいろんな固定観念、価値観は今とは逆になり得ることもあるだろう。
柔軟な心と優しさ、異なるものへの理解を育むことがこれからの時代を生きるには大切なんだと改めて感じさせてくれる。
極めて心が温まる、優しい作品であった。
超王道のストーリーに完敗
ヒクドラ。このタイミングで初視聴。
力こそすべての一族で、ガリガリ、冴えない主人公が仲間のピンチを救う超王道のストーリー。
彼はひとりでは何もできない。でも、ドラゴンの力を得ることで誰よりも頼れる戦士となる。
いわばドラえもんですよね。非力なのび太がドラえもんの力を借りながら、勇気を振り絞り強大な敵を打ち砕く。
細かい疑問がないわけではないです。でもそれは不満というよりは、この魅力的な映画をもっと細部まで知りたい、という感情に近い。
この部分ってこうだったんですか?ここがもうちょっと知りたかったんですけど実際どうなんですか?
聞いてみたいし、まだ未視聴の続編で明らかになる部分もあるのかも・・・。
いや~!リアルタイムで見とけば良かったな~!
アニメと言ったらPIXERくらいの安直な発想でおりましたが、これからはDREAM WORKSもちゃんと追っかけます!
最後に音楽が最高!!これはマジ。
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