今度は愛妻家のレビュー・感想・評価
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当たり前の会話ができないのはツライ
薬師丸ひろ子さんは、キュートで日常生活の会話も、あの奥さんなら許せるのにととても豊川さん演じる北見が男性からは うらやましいのでは?
失うとわかる大切なもの。
気がつくまで時間がかかる当たり前の日常
これは言葉で伝えなくてもわかるでしょうと女性と会話の少ない世の男性方にみてほしいです。相手が奥さんでも恋人でも、会社のスタッフでも同じことがいえるのではないかと…。
どうかな?
感謝されても、愛されていても、実感がないのは、さびしいのでは?
いっぱい泣きました!
すっごく良い映画でした。
いっぱい泣きました。
今年最初にこんな素敵な映画に出逢えて良かったです!!!
もう一度観たいです。
というか、何度でも観たくなると思います。
「ジョゼと虎と魚たち」「ニンゲン、合格」と並ぶほどの名作。
行定勲監督の最高傑作だと思います。
石橋連司さんが素敵☆
男は一度愛した女を別れてもひきづるもので...
男はとかく未練がましいもので、女と別れたあとでも、愛していたときにこうすればよかった、もっと優しくしていればよかった、などとよく思ったりする。この映画は、そんな男の心情をよく描いている。
もっともその男の心情は映画の後半に、切ないばかりに演出されており、前半はむしろ、仕事もまともにしない、浮気ばかりする、何ともダラしのない亭主と、その夫からなんとか愛情を取り戻そうとするいじらしい妻の姿が描かれる。そのダラしない亭主役の豊川悦司と妻役の薬師丸ひろ子の絶妙の夫婦の会話が、なんとも面白く、可笑しくなるところがこの映画前半の魅力だ。特に、真っ白なシャツを着こなし、グウタラな亭主に寄り添っていく、薬師丸ひろ子の可愛らしい演技は絶品と言っていいものだ。男性目線の映画だから余計に可愛らしく感じてくるのかもしれないが、薬師丸ひろ子の魅力があふれている映画だ。
さらに、この映画は脇を固める俳優もまた面白い。特に、石橋蓮司のオヤジ・オカマの演技は特筆モノだ(後半になって、主役の夫婦との関係が明かされて愕然となるのだが)。そしてワンシーンしか出てこないが、井川遥の色気たっぷりの美しさも注目!。この映画は、舞台劇がベースのために、あまりシチュエーションに変化はないのだが、いろんな見どころを監督は用意している。
愛情が冷めてしまった夫婦に、もういちど愛を燃え上がらせることはできるのか。愛情とは育んでいくものなのか、大切に胸にしまいこんでいて大事なときに出してくるものなのか。この映画からは、愛情のあり方を考えさせられ、昔に別れた異性の面影を思い出させてくれる。
ただ、薬師丸ひろ子のような、女性がいつまでも可愛らしくてあり続けてくれるなら、男はふたたび愛情を取り戻せるのかもしれない、などと傲慢な男心がもたげてきた。そこがある意味、女性側からするとこの映画の欠点になるかもしれない。
一方で、試写会場を出て、帝劇でジャニーズのタッキーの舞台を観たあとの嬉々とした40代の女性たちを見ると、亭主に顔を向けてくれることさえも難しいのかな、と思えてくる。やっぱり夫婦の愛情の継続とは難しいものなのか。
舞台版は面白そう
試写会で観賞。
なにはともあれ、石橋蓮司さんが最高!!!!!です。
津田寛治さんは一瞬だった。。。インパクトは大だったけど。
薬師丸ひろ子さんも凄く良かった。
個々のエピソードのバランスがやや不自然で、素直に感動出来ませんでした。
あまり行定監督作品と自分は相性が良くないのかな、、、と言っても、『GO』と『世界の中心で愛を叫ぶ』しか見たことがないのですが、この3作品とも似たような感想です<エピソードバランスが不自然
映画の宣伝で「夫婦で見て欲しい」「大切な人と見て欲しい」というフレーズを耳にしましたが、わたしはとてもじゃないけど、この映画を夫や恋人、好きな異性と見たいとは思わないなあ。。。
オリジナルは舞台戯曲ということで、なるほど、舞台で見たら面白そうだと思いました。笑って泣ける話って、舞台の方がすんなり受け容れられることが多いです、自分の場合。
ネタバレせずに感想を書くのが難しいので、後ほどネタバレ感想に書き換えるかもしれません。
薬師丸さんの好感度アップと実生活と比較 考えさせていただきました
薬師丸さんの好感度アップと実生活と比較 考えさせていただきました。何気ない行動とテレが溝を大きくしていく 反省しつつ主人公になってしまった気分 きっと役立つストーリー明日はわが身かも・・・
今度、じゃなくて・・・ね!
豊川悦司さんと薬師丸ひろ子さんが夫婦を演じる
ちょっとファンタジーの入ったラブストーリー。
仕事もロクにせず、浮気ばかりしているいいかげんな夫と
健康マニアで男性からするとちょっと口うるさい妻。
結婚10年を迎えて、なんとなく惰性気味の夫婦。
どこの夫婦でもありそうな日常の会話がとってもリアル。
男性でも女性でも、「ああ、そうそう!そうだよね~。」と
共感できたり、逆に「あぁ、相手はそんな風に思っているのか」と
ちょっと発見できたり。
そんな二人の淡々とした日々が綴られていくのかと思うと、
ちょっと予想外の展開が…。
この夫婦のリアリティを感じさせるキャスティングと台詞が素晴らしい!
岩井俊二監督の「Love Letter」を観たときにも思ったけど、
豊川悦司さんは、一言の台詞で本当に多くの事を語れる役者さんです。
途中で一瞬だけ感情をあらわにしたときの一言、
そして最後の一言。とっても印象的です。
それに薬師丸さんの可愛いこと!
こんなに可愛い人だったっけ?ってビックリ。
最近は、しっとりとした大人の女性の役が多かったせいか
元気ハツラツなオクサンの役の彼女はとても新鮮で魅力的でした。
更に石橋蓮司さんが…まさか!のキャスティングでしたが
本当にめちゃくちゃ良い味出してます。必見です。
夫婦、というものを経験している全ての人に見て欲しい映画です。
でも、一緒に観るより別々に観た方がお互い素直になれるのかなぁ…。
見た後 自分の大切な人を抱きしめたくなる映画です。
ネタバレ後が長すぎる!中盤以降の組み立て方には、興ざめしました。
妻を失った男の今度こそは、という万感を綴ったドラマでした。
タイトルの『今度』には、深い意味が込められています。その深いところはネタバレになるので明かせません。
人は、大切な人を失ってみなければ、どんなにその人を自分が必要としていたか。そしてその存在の大きさに気づけないものだと本作で思い知らされました。
アラフォーを迎えたカップルで、近頃倦怠気味で子作りにも興味が萎えてきたような方には、いい意味で反面教師となる作品です。
北見俊介を演じるトヨエツは、ダメダメ男ぶりを発揮。『犯人に告ぐ!』で見せたいぶし銀のような男臭さを封印して、どこにでもいそうな感じを役作りしているところが素晴らしいと感じました。
またさくら役の薬師丸ひろ子も、どんなに年を取っても変わらない愛嬌のある妻ぶりを好演。さくらを失った俊介の喪失感の深さを引き出していました。
すっかりマカネリ化した夫婦間では、争いは絶えませんでした。でもファンイダー越しに俊介が撮影するさくらの映像には、互いの愛情がしっかり見て取れるところが、なかなかいい演出です。
また冒頭の俊介と妻さくらの沖縄旅行のシーンでは、セリフなし・駒落しの活動写真風にコミカルに描かれているところも素敵でした。
そして俊介とさくらのやりとりもまるで夫婦漫才のようにウイットに富んで笑わせてくれました。
但し、さくらが箱根旅行に出かけたまま失踪してしまう中盤以降の組み立て方には、興ざめしました。
さくらの存在を俊介の妄想として描くところが長すぎると思うのです。やっぱりネタバレは、手際よくぱっと、ホントはこうなんだよと明かすべきでしょう。それとさくらの存在については前半のシーンと後半の展開に明かに辻褄が合わないところが出てしまいました。
それでも後半は、ある事故が明らかにされて、さくらの失踪の本当の理由が明らかになります。その後の嗚咽する俊介の後悔の想いにすすり泣く観客は結構いました。コミカルのようで実は泣ける作品だったのです。
行定勲作品には、構成面であとちょっとという感じをいつも感じてしまいます。本作もきっとも見てきた人の受け止め方で、大きく評価が上下しそうな作品です。
ところで俊介に行きつけのオカマバーのオーナー役(実はもっと縁深かっただが)を、石橋蓮司が熱演していました。俊介との珍妙なやりとりもぜひご注目を。
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