トニー・マネロ
解説
2008年最優秀チリ映画賞受賞。1978年、チリの首都サンチアゴではピノチェト軍事政権の独裁で、反政府派の市民が駆逐されていた。ラウルは「サタデーナイトフィーバー」でジョン・トラボルタ演じるトニー・マネロに異常なまでの憧れを抱き、仲間とバーのショーで踊る中年男。社会や人間関係に背を向け、自分のアイドルに病的に傾倒してゆくラウルの姿を通じ、チリの暗黒時代の絶望とアイデンティティの喪失を描く。08年・第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭、13年・第10回ラテンビート映画祭で上映。
2008年製作/98分/チリ・ブラジル合作
原題または英題:Tony Manero
スタッフ・キャスト
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