劇場公開日 2009年11月20日

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イングロリアス・バスターズのレビュー・感想・評価

全119件中、101~119件目を表示

5.0タランティーノ最高!

2009年12月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

これぞ映画好きによる、映画好きのための映画!
今年観た中で一番楽しい作品
漫画的であり、紙芝居的であり、古き良きアメリカ映画っぽくもあり、活劇みたいでもある
重苦しくなりがちな歴史的題材を『これが映画じゃ!』とばかりに史実も曲げてしまうタランティーノはスゴイし、俳優陣の演技も見所、とくにランダ大佐の演技はスゴイのひと言!
映画館で観て感じて欲しい映画です

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harukita

4.5タラの映画愛

2009年12月3日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

「キル・ビル」も見てないし、僕はタランティーノという監督にあまり、
興味がなかったのです。人をバッタバッタ切りまくる映画って
好きじゃないなと思ってたから・・・。
でも、この映画に興味をもったのは、2つのストーリーが最後に重なる
って記事を見たから。それは今読んでる村上春樹の「1Q84」の手法
に、とても惹かれているからです。

全部で5章から成り立っているんだけど、冒頭のシーンといい、全体を
貫く過剰な表現といい、それらのシーンを盛り上げる音楽にしても、
どっかで見た感じだなと思ったのです。
そうです。あのマカロニウエスタンなのです。
映画の3要素だと僕が考えてる①映像のつくり方、②ストーリー性、
そして、③キャスティングどれも完成度は高いものがありました。

まず、映像は、こってりとした濃い目のトーン。
マカロニ・ウエスタンをベースにフランスのかおりもって感じで、
なかなか構図なんかも洒落ていた。

次はキャスティング。
ブラピのレイン中佐はいつも眉毛をハの字にして、声も一段階
ハイトーン。骨太で頼りがいのあるリーダー役になりきっていた。
ブラピがはじめてブラピがカッコいいなと思いました。
ヒロインのメラニー・ロランはちょっとカトリーヌ・ドヌーブに
似ている。フランス人らしいアンニュイ名雰囲気で、プライド高い
復習のおんなをを演じていました(肩のほくろは気になったけど)。
そして、共通の敵であるナチスの軍人役クリストファ・ワルツ
の陰湿さは、際立っていた。小賢しく、陰湿な敵役としては、最高の
役者だと思った。

ストーリー性は、クライマックスにふたつの物語が最後に
結びついて、カタストロフィをもたらすという映画そのものの意図。
大好きな映画のなかに、ナチスを追い込んで叩き潰すという作戦。
タランティーノ監督の映画愛がこんな作戦を立てさせたといえるの
ではないか。
ちょっと過剰でドギツイ描写では、顔をしかめるところもあるには
あったが、全体に格調が高い作品になっていると思った。

タランティーノ監督は、ビディオショップの勤めていた。
(おそらくタダで)ありとあらゆる映画を見まくったのだろう。
そして、自分はその風貌からしてもメジャーな映画という
よりも、B級映画にその愛をみたような気がする。

でも、そのB級的視点は、いまや普遍性を持ち始めているの
ではないかと思う。

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xtc4241

1.0至上最悪。

2009年11月30日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

至上最高につまらない映画でした。
そもそも、意味がわからない。
気持ち悪いし、笑えないし、くだらないし。
最悪な映画です。
途中で、出ました。
たくさん、出ている人がいました。
しかも、返金キャンペーンって、公開から数日間だけです。
さらには、30分以上見たら、返ってこないとか、結構厳しいようですね。
(わたしは、公開の翌日に行ったので、返してもらえましたが。)

そもそも、何を考えて、こんなつまらない映画を作ったのだろうと思います。
意図がわからない。
一緒に行った人も、同じ感想でした。

お金が勿体ないので、
返金キャンペーンが終わったら、見に行かないほうがいいですよ。
でも、ここまでつまらない映画なら、
ある意味、ネタにはなるかもしれませんね。

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mio-chan

4.0違う監督の演出で見てみたい。

2009年11月29日
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鑑賞方法:映画館

公開初日から4日間限定ですが、「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」と言う名前で、上映開始後1時間以内に退席した観客には鑑賞料金を返却すると言う前代未聞のキャンペーンをして話題も振りまきました。元々は「地獄のバスターズ」と言うタイトルのイタリア映画のリメイクらしいです。

う~ん、欧米人、って言うか、クエンティン・タランティーノ本人と言うべきなのかもしれませんが、“面白い”と言う基準が違うんでしょうか? この人の作品って、どうして素直に“面白い”とは言い難い、こう一捻りした内容なんですかね? この作品もその例に漏れず、上記の様に“面白い”とは言えないんですよね。第二次大戦時のフランス戦線レジスタンス活動を描いたと言う観点では、“面白い”とは思いましたが。

基本、アメリカ人監督が撮っている映画なのですが、第二次大戦時のフランスを描いた映画と言う事で、ドイツ語・フランス語・英語、そして最後に少しだけイタリア語と、4ヶ国語が飛び交う、国際色豊かな映画になっています。トム・クルーズが主演した、『ワルキューレ』は、ドイツ人が主人公なので基本ドイツ語で描かれるべきなのですが、主演がアメリカ人俳優なので、ドイツ語のセリフが徐々に英語に切り替わると言う手法で、英語の作品にしていました。まぁ、旧ソ連の映画なのに無理やり全て英語で演じたハリソン・フォード主演の『K-19』よりは良いですが、『ワルキューレ』もちょっと変です。その意味では、フランス人とドイツ人の共通の言語として英語を使う設定にするなど、言葉周りの扱いは巧妙に扱われていて、そう言う所は非常に良かったと思います。

うーん、個々の俳優の演技は語り難いです。敢えて言えば、ハンス・ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツは、良かったと思います。ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語のセリフを使い分け、狡猾なSS将校を上手く演じていました。この映画の主演は、一応ブラッド・ピットですが、クリストフ・ヴァルツが居なければ映画として成立したか微妙ですね。それ以外の俳優陣と言うと、数多くの俳優が出ているので、何とも評価し難いです。

結局のところ、やっぱりクエンティン・タランティーノ作品だと思います。一捻りも、二捻りもされています。そう言うところを心して見に行った方が良いかもしれません。

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勝手な評論家

4.5極悪版刑事コロンボ対残虐無比の偽イタリア人

2009年11月28日
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笑える

悲しい

知的

タラ監督初の戦争ものだが、相変わらず音楽センスもキャラ造形もキャスティングも絶妙!

復讐に燃えるメラニー・ロランは、華奢な身体にエネルギーが充満してる感じがカッコいい。あのきりっとした眼がいいですね。
彼女に恋するナチの英雄ダニエル・ブリュールも、哀れな純朴青年のまま終わるのかと思いきや……。
ブラッド・ピットの配役もドンピシャ! ナチ狩り以外何にも考えてないような明朗快活な残虐野郎っぷりやイタリア語に戦慄&爆笑。

だが、一番強烈なのは何と言ってもクリストフ・ヴァルツ!
彼が演じるナチ将校ランダ大佐は今まで観たことが無いタイプの悪党だ。低い背丈、柔らかい物腰、人懐っこい笑顔……。ナチの制服を着ている以外は危険な男には見えないが、不気味なほど鋭い洞察力と明晰な知能、そしてその狡猾さは、言うなれば極悪版刑事コロンボ。
登場するだけで映画の流れを変える抜群の存在感が素ン晴らしい。

娯楽アクション大作みたいに見える予告編は忘れるべきだろう。本作の最大の魅力は、ウィットに富んだ長い長い会話によって徐々に高まってゆく緊張感と、先読み不能&伏線だらけの上質な脚本にあると考える。あの見事なオチにゃ思わず唸りました。

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浮遊きびなご

4.0あの人まで死んでしまう、タランティーノの騙し討ち

2009年11月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

しゃがれた音の「アラモ」のテーマと、往年の西部劇が使いそうな字体を使ったオープニングだが、騙されてはいけない。哀愁のかけらもなく、マカロニ・ウエスタンのごとき第1章が始まる。そもそも、予告篇からして騙し討ちである。予告篇からはグロいカットが除去され、いかにも脳天気なコメディーを装っていたではないか。
ではリアルな戦争映画かといえば、そうではない。まったくといっていいほど、前線の撃ち合いなど出てこない。むしろ戦争の裏舞台で行われる、米軍、ナチ、ユダヤ人三者による追いつ追われつの狩を、ドタバタに描いてみせた作品だ。史実を逸脱しながらも、静々(意外におとなしい展開なのだ)と盛り上がる復讐劇は、一点の終結へと向かう。残虐なナチも戦争が終わって軍服を脱いでしまえば、一般民衆に紛れてただの人。それを許さない確固たる意志が存在する。だから、「お金を返す」と言われたからって第3章で出てはならない。
クリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐は、非情な悪人だが、どこか憎めない魅力があり、彼こそこの作品の本当の主役だ。ショシャナを演じたメラニー・ロランも魅力的だ。

見終わった直後:★2つ、一晩たって★3つ、もう一晩すぎたら★4つ・・・てな作品。

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マスター@だんだん

3.5タマにはこんなのも

2009年11月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

マカロニ育ちの私にもちょっとグロかった。
モロに見せなくても分かるのに。
歳をとると、また最近あまりグロいのないので。
妻にはやばいと思い、一人で行って正解です。
血湧き肉躍ると言うより、ねちこさがこの監督の身上ですね。
正体がばれたり、ばれそうになるシーンが各章にあり
スリル満点。
すべての過去の映画を知っている訳ではないけど、
大脱走と荒野の1ドル銀貨を思い出しました。
最後のオチは面白かったので合格です。

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harry

5.0タランティーノ節!

2009年11月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

いゃぁー
監督の映画への愛がひしひしと伝わるこの映画。おそらく今年一番の予感がします😚

まず冒頭から繰り広げられる
意味のない(しかし深い、そして痛快な、まぁこれこそタランティーノであるー笑)会話劇
まぁこれがファンにはたまりませんね。

いつ 事件が起こるのかハラハラしながら
居ても立っても居られないそんな感じ💦

一つ一つのシーンが
後になって連想される
そして、
単純かつ明解なストーリーではあるものの、
何か深みを感じさせる映像は
タランティーノ独特です。

パルプフィクションには少し劣るが、
後10年もすれば
同じ評価に値する作品になるはず?!ワラ

俳優陣は
まずブラピ
レイン中尉を熱演してます。(今までの作品以上に一般向けを意識してのキャスティングかなぁ??)

そして
何といっても
ハンス ランダ大佐役の俳優(名前忘れた。)
が最高😜😜
完全にこの映画で全ての俳優を 食ってしまう程の存在感、抜群の演技力でした💦

あと
メラニーローレンが
ムチャ美人 !
ラストの赤いドレスで壁にもたれかかっているシーンは おそらく
名シーンになるはず
と言ってもいい程💦

そして今回も
挿入歌のチョイスが抜群(パルプには劣るが、、)💦

まぁ全編を通して
興奮しっぱなし👊
次回作が楽しみ👆

見る価値あり!

グロさはタランティーノにとって、ただのお飾りであるので
ただグロいとは思わないで欲しい。

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katsuhiro

3.5これもアリ

2009年11月22日
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鑑賞方法:映画館

なんとも、挑戦的な映画です
映画監督自ら挑戦状を叩きつけてきました

面白くなかったら全額返金?

監督、なんともちょっと変わった作品をつくる
クエンティン・タランティーノ

主演も、本年度、洋画部門ではダントツ最下位級のバーンアフター・・・と同じ
ブラッドビッド

この挑戦を受けないわけにはいきません。

ルールを確認すると
「この映画は5章で構成されている
そのうち3章終了した時点(一時間程度)で
外に出て係員にいえば全額返金、その際アンケートに答える」
ということです。

おじさん途中退出する気満々でいきました

結果は・・・・・

退出しませんでした。

だって、3章終了時点って、起承転結の 「起」 くらいまでしかいってないんだもん

ずるいよ

ということで最後までいました(途中で出て行く人は誰もいなかった)

肝心の内容ですが
R15指定なだけにグロ感じのシーンが沢山あります

バットで殴り殺したり・・・
頭の皮剥いだり・・・

しかし、ストーリーと言いたい事は、しっかりとわかりました。
こんな作品も あり だと思います。

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赤いおじさん

4.0復讐のカタルシス

2009年11月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

クエンティン・タランティーノの初戦争映画です。
ブラッド・ピット主演です。

うぅ~ん…今作で敷居を下げたのか上げたのか……
この映画…タランティーノ初体験の人には、少々ドギツイかもしれません。
エグさグロさがタラ映画史上№1です(実際、そのシーンでは客席から女性の悲鳴が聞こえましたw)
まあ、グロあってのタランティーノなんですがw
ブラピ目当ての女性客には災難だったかも…

それでも、面白さタラんことはありませんでしたよw
勿論、全額返金は求めませんでしたw

今回のタラは、オフザケ度が多少ナリを潜めた印象です(飽くまで多少)。
んで、率直に思ったのが、タラは円熟期に入ったのかなあと…静から動へのスイッチの切り替えがかなり絶妙なんです。
タラお得意のなっがい洒脱トークから、突如始まるジェノサイド。
とにかくこれの繰り返し…前作『デス・プルーフ』あたりで味占めたのか、それとも最初から持っていたのか…
だから和気藹々のバーのシークエンスにさえ、こっちは気が抜けない訳です。
堪りませんw

そこから紡がれていく女性の復讐…バスターズ達の殺戮…ナチス掃討作戦…
自分は、戦争映画のカタチを借りた“復讐劇”として、この映画を受け取りました。
当然、観客は復讐を誓うメラニー・ロラン扮するショシャナに感情移入していく訳ですけど(ブラピへの感情移入はちょっとw)、この復讐のテンションが終始貫かれてるもんですから、クライマックスに訪れる彼女の悲しい結末より、彼女が願っていた復讐が達成されていくシーンで、悲劇性よりむしろ奇妙なカタルシスを感じてしまうんです。
それで鑑賞後は何故か気分が爽快に……今迄、戦争映画で爽快になれただろうか??

タラの映画ってプロット自体はそんなにヒネったり、ドンデン返し的要素ってないんですけど、観せ方が他の監督と違うんですよね。逸脱してる。そこに魅了されるし、病み付きになる。
またまた次回作が楽しみです。

頭皮剥ぎシーンはトラウマになりましたがw

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ロロ・トマシ

2.5戦争アクションがなくて、史実もねじ曲げているところで、好みが分かれる作品ですね。

2009年11月22日
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鑑賞方法:映画館

 戦争映画なのに、戦闘シーンが殆どなく、ヒットラー暗殺計画を実行しようとするのに、その工作の過程で描かれるべきハラハラドキドキするようなバスターズとナチスの駆け引きもなく、余りにたやすく作戦を遂行してしまうところに白けてしまいました。
 本作では、全編に渡って大胆に途中のシークエンスを省略する手法になっていて、スピード感はあるものの、都合良過ぎるように見えてしまうのです。
 家族を虐殺されたションシャナが再登場するのは3年後の3章に入ってから。その時彼女はパリで映画館の館主として登場するのです。放浪のユダヤ人がナチスの占領下のフランスでいったいどのようなプロセスで館主となったのかは明かされませんでした。
 またバスターズの戦闘的な活躍も紹介されず、2章の終わりには、すでに噂の部隊としてナチスから恐れられる存在となっていたのです。

 『ワルキューレ』のような展開を期待していった人には、ガッカリするでしょう。もちろん数あるヒトラー暗殺もののなかで、唯一予想を裏切る本作ならではの面白さはあります。どれもこれも、暗殺ものが結末に近づくとつまらなくなるのは、観客がヒトラーの結末を知りすぎているからです。
 だからといって歴史を勝手にねじ曲げていいものでしょうか。いえいえ、いいんですよ、創作であったとしても。でも創作ならば真実以上に、ホントらしく描かなくてはいけません。
 常に暗殺の危険をはらんでいたヒトラーが、レジスタンスがうようよしているパリの小劇場に足を運ぶまでの過程とラストの展開は、余りに都合良すぎます。
 まぁ、バスターズによって処刑され、最後に虐殺されるのがナチスになっているのが史実と逆になって、痛快ではあれます。

 普通の映画ファンのの感覚では、評価は辛くなってしまいます。でも、映画通を自認されているような方にとって、タランティーノが本作に仕掛けたプライドやオマージュが読み取れるだけに、独りほくそ笑むような作品でしょう。
 残忍だけどイカしているバスターズ軍団の描き方なんて、マカロニウェスタンそっくり。冒頭からして西部劇『アラモ』の主題歌だし、殺したナチスの頭を皮を剥ぐスプラッターな行為は、西部劇の世界だぁ!

 B級映画の雄として、アンチハリウッドの心意気も健在。ブラビを主演させて、あたかもハリウッド戦争アクションに見せかけているものの、その他のキャストにはヨーロッバで活躍する無名な俳優を多数起用。セリフの多くも英語だけのシーンは少なく、4カ国語が入り乱れています。
 実質的にはヨーロッパ映画としてしまうことで、ハリウッドだけが映画じゃないぞというタランティーノの叫びが聞こえてきそうです。

 さらにラストシーンの劇場で流されるショシャナがナチスに復讐を語りかける映像には、映画が武器となる展開を通じて、映画が持つ力をアピールしているのだと感じました。
 ところで本作のブラビの誇張気味の演技は、シリアスを越えた可笑しさを感じさせてくれます。『バーン・アフター・リーディング』など、同様なキャラでブラビが引っ張りだこなのも、単なる二枚目俳優で良しとしない彼の探求心のなさる業ではないでしょうか。
 あと国際的には無名だけれど、ドイツのお茶の間では、ドラマ俳優として親しまれているクリストフ・ヴァルツのランダ大佐役はなかなかの怪演ですね。シャーロック・ホームズばりに、巨大なパイプをゆらゆらさせて、名探偵を気取っているところや、条件によっては敵方に内通してしまいそうな身の軽さをよく演じていました。
 彼が裏の主役といってもいいくらいです。

 ということで好みが分かれる作品。23日までは、全額返金もやっているので、とりあえず3章まで見てみてはいかがでしょう。今日試してみたら本当に返金されました。

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流山の小地蔵

4.0プロパガンダ?

2009年11月21日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

ドイツ人将校ランダ大佐が怖い。
醸し出す雰囲気冷たく,狡猾なキレ者。

演じるクリストフ・ヴァルツが,
みごとな存在感を醸し出し,
それはブラピを喰っていた。

タランティーノお得意の,まわりくどい会話が秀逸。

多国籍の言語がスリリングを味付けし,
ユルさとシャープのさじ加減も絶妙で,
最後まで,おもしろい。

反面,
ショシャナの復讐劇があっさりで,やや残念。

戦争を背景にした「ならず者」の話は,
「アメリカンNo.1」と謳う戦時下高揚作品のよう。

 後味はあまり良く無い・・・。

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AKIRA

4.0エキセントリック

2009年11月21日
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笑える

興奮

何と言ってもキャラクターが強烈です。
にこやかな笑顔と非道なほどの行動力を併せ持ち、殺しの仕事を忠実にこなしていく
“ユダヤ・ハンター”の異名を持つSSのハンス・ランダ大佐。
祖先にインディアンがいると豪語し、部下たちに“頭の皮を100枚集めて来い!”と命令する
アメリカ軍のアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)。
そしてレイン中尉の部下にはバットで殴り殺すのを得意とする男や
ナチス将校を何人も暗殺した元ナチスなど、相手を殺すのに容赦しない男たちが揃っています。
そんな彼らの繰り広げるシーンはあまりにもブラックで怖かったです
今までのタランティーノ監督お得意の直接的な暴力描写は影を潜め、
抑制された会話によるサスペンスです。。タランティーノのデビュー作「レザボア・ドッグス」や
「パルプ・フィクション」の頃を思い出させてくれる会話は、彼のファンとして大満足!
ストーリーもこれぞ劇画風・コミックタッチで、「キル・ビル」を遙かに超えたエキセントリックな
キャラクターのオンパレード。歴史を完全に無視した展開。理屈ではない楽しさがはじけてます。
でも、タランティーノ監督作品ですから、楽しさだけじゃなく、頭ははじける、皮は剥がされる、
血は飛び散る。なんでもありの、タランティーノの独創的な世界観が光ってます。
彼らしい瞬発的なバイオレンスやシニカルなユーモアももちろんあります。
エンドロールの頃には、この映画は笑ってよいのか?泣けるのか?と思ってしまいましたが、
独特な世界を是非自分の目で確かめてください!

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kokko

4.0面白くなかったら返金・・・ちょっと無理してるかも

2009年11月11日
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笑える

難しい

クエンティン・タランティーノ監督とブラッド・ピットとくれば、やっぱり期待度増してしまいます。エグさ残忍さを表現したシーンもどこかユーモアに思えたりして・・・もう一度見直さないと、ちょっとわかりずらかったのは私だけかしらと公開したら、早く観ないとスッキリしない感じ。ブラピは、相変わずイケテました。

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neoko

4.5寝ちゃダメ

2009年11月10日
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鑑賞方法:試写会、映画館

笑える

難しい

ジャパンプレミアで見てきました。
一回見たときはつまんねーと思い寝ちゃってやっぱりイマイチだなと思いましたが、これじゃタランティーノ監督に直々に映画を宣伝しろと言われてたのに怒られると思い劇場で見てきましたが!

二回目は寝ないで見ました!
そしたら普通に面白かったです

ただ、みんなに言いたいのは映画本編全て見てお金を払い戻ししたいとかはしないでね!てか一時間以内だし!
普通に面白いからちゃんと見て

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anton.y

4.5ブラボー!

2009年11月7日
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鑑賞方法:試写会

興奮

タランティーノ・ワールド全開。
心地良いケレン味と小気味良いカリカチュア&グロさ満載の
153分は、チャプターに分かれているのもご愛嬌でしょうか?

凛々しくも切ないヒロイン、ショシャナ役のメラニー・ロランが
とにかく素敵で魅了され、本作品でカンヌ国際映画祭男優賞に
輝いた、ナチス親衛隊ランダ大佐役のクリストフ・ヴァルツの
計算され尽くした演技には釘付けになりました。

あ、そういえば、ブラッド・ピットが、派手な狂言回しとして
出演していましたっけ・・・(笑)

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キキョウ

4.5公開されたら?

2009年11月7日
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鑑賞方法:試写会

興奮

公開4日間、つまらなくて、1時間以内に席を退出したら、全額返金キャンペーンの結果が知りたい!
ジャパンプレミアでは、私を含めて、周りの評判はよかったみたいだけど、タランティーノとか、ナチものに興味がない人はどうだろう?
キル・ビルとは、また作風が違うけど、キル・ビルの時は、都市部と地方では温度差があったって言う記事を読んだ記憶が・・。
今回は、どうだろう?私の感想は、こんな、ナチもの初めて!シュールです!

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ぷらねっと

3.0長かった…

2009年11月5日
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鑑賞方法:試写会

知的

難しい

正直、退屈しました。ジャパンプレミアで、舞台あいさつ付だったのですが
見どころは、血がドバドバ?とコメントしていましたが、それに関しては
後半だけかな?ちょっと、グロイシーンも有りましたが。
下調べしてあると、もう少し楽しめたかもしれません。

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おたま

5.0いともたやすく行われるえげつない行為

2009年11月5日
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鑑賞方法:試写会

興奮

ジャパンプレミアにて。

さすがのタランティーノ作品。
今回もぶっ飛んだお話だ。
153分という長編で少し長目の映画だけれど、そこはさすがの脚本力、“見応えがある”の一言に尽きる。

前半に幾重にも張り巡らされる伏線が、
後半の怒濤の展開で一気に暴かれていく爽快感。
お馴染みのエログロ要素も忘れちゃいない。
そして皮肉な科白回しも健在。

秀逸すぎるキャラクターたちの一挙一動と、シニカルな嗤い、スタイリッシュな画に包まれるタランティーノワールド。
もう完全に呑み込まれた!
さすがとしか言いようがない。

メラニー・ロラン、んー、美人さん!

是非!

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TOKUSHI