春琴抄

劇場公開日:

春琴抄

解説

谷崎潤一郎の同名原作を、「青いうた のど自慢青春編」の金田敬監督が32年ぶりに映画化。主演は「いつかの君へ」「赤んぼ少女」の斎藤工と「大決戦!超ウルトラ8兄弟」の長澤奈央。明治初期、佐助は三味線奏者の春琴の姿を観音様とあがめ、弟子兼世話係として献身的に仕える。春琴は盲目で音曲の才能があったが、わがままで贅沢な暮らしのため生活は苦しかった。そんな折、名家の利太郎が春琴の美貌目立てに弟子入りし……。

2008年製作/日本
配給:ビデオプランニング
劇場公開日:2008年9月27日

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映画レビュー

3.5【耽美的且つマゾヒズムに近いまでの、若き女に、滅私奉公する若き男の姿。若き斎藤工の好演が光る作品。】

2023年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 谷崎純一郎の「春琴抄」は学生時代に読んだが、映像化作品を見ると、その耽美性、エロティシズム、マゾヒズムを感じてしまった作品。-

■明治初期、奉公人の佐助(斎藤工)は、大阪道修町の薬種商・鵙屋の次女で9歳の頃に失明した春琴(長澤奈央)の弟子兼世話役として過剰なほど献身的に奉公をしていた。
 そんなある日、春琴の美貌を目当てに弟子入りした名家の息子・利太郎が春琴を口説こうとするのだが、ある日何物かに熱湯をかけられる。

◆感想<Caution! 内容に触れています。>

・気難しく、気まぐれな春琴の呼びかけに”へえ”と言って口答え一つせずに、献身的に使える佐助の姿。
ー 春琴の湯あみの際には、身体の隅々まで黙々と洗い、寝た時に”足が冷たい”と言われれば、自身の肌に彼女の足裏を当てて、温める姿。-

・そして、春琴が火傷を顔に負った後に、観音様と慕って来た”彼女の顔を見ない!”と言う決意の元、焼いた針を両目に刺す佐助の姿。

<文章で読んでも、勿論なのだが映像で観ても、斎藤工の抑制した演技が奏功しているのだろう、その耽美性、エロティシズム、マゾヒズムを感じてしまった作品である。
 盲目の二人が老年迄、共に暮らす姿を障子越しに声で描くラストも良い。>

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NOBU

3.5衝撃だった

2023年6月26日
スマートフォンから投稿

斎藤工がまだ舞台を中心に活躍していた頃、とても衝撃的だった。これが究極の愛なのか・・・と若かった当時の私は驚きと神秘的というか何というか不思議な心持ちでした。とても丁寧に描かれた映画だと思います。

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ルカ

2.0ブレイク前の斎藤工が見れます。この頃から目立つ存在でした。

2015年3月29日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

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松井の天井直撃ホームラン

4.5鳥肌立った。

2009年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

同じ原作で8度目の映画化らしい。
原作や、他の映画は見たことがなかった。
感動した。
てか、鳥肌が立った。
不気味で、少し眉をひそめるような感じも受けるけど、そのすべての深いところに愛を感じられて、素晴らしく温かみも感じられた。
斉藤工と長沢奈央。
この2人にしか作りだせない世界があった。
てか、この2人だからこそ作れた世界かも。
2人とも役者として意識してみるのは初めてだったんだけれど、
いい意味で期待を裏切ってくれた。
2人で作り出している世界を壊さずに、侵さずに、でもちゃんと存在感を
出してた松田悟志と沢木ルカの好演も良かった。
若さと才能をビシビシ感じられる作品だった。

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komachi

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