ディファイアンス

劇場公開日:

ディファイアンス

解説

「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック監督が、6代目007のダニエル・クレイグを主演に迎え、第2次世界大戦中に実在した1200人ものユダヤ人を救ったビエルスキ兄弟の物語を映画化。ナチス・ドイツに両親を殺されたユダヤ人のビエルスキ3兄弟は、復讐を胸にベラルーシの森へと逃げ込む。やがて森にはナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人が続々と集まり始め……。共演にリーブ・シュライバー、ジェイミー・ベル。

2008年製作/136分/アメリカ
原題または英題:Defiance
配給:東宝東和
劇場公開日:2009年2月14日

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映画レビュー

3.5組織の運営と、人間の知性

2024年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 パルチザンに参加する者が増えれば増えるほど、規律を乱す者がいたり意見の対立が起こったりする。そして組織の長は、下の人間からの無理解で無責任な批判にさらされる。それでも言うことを聞かせ、決断を下さねばならない。そんな組織運営の難しさが描かれている。  また、人間は一人では大したことはできないが、協力してこそ「知性」という最大の強みを発揮できる生き物だと思わされる。銃を修理できる者、ユダヤ教の戒律に詳しい者、医療に関する知識を持つ者。各々にできることがある。そういった知識や技術を活用し協力しあうことで、組織として大きなことができる。その結果が、ラストシーンで言及されていたように、コミュニティの中での学校や病院の運営だろう。  このように「組織」について考えさせられる映画だった。

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根岸 圭一

5.0生きて抗え

2024年2月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

去年観た映画で「生きて抗え」という宣伝コピーがあったか、この映画もまさに「生きて抗え」だ。 脚色もたくさんあるとは思うが、これ実話なんだよなぁ~。 映像もキャストの演技もリアリティがあって素晴らしかったです。

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光陽

3.5復讐の為に略奪と抵抗を続けたユダヤ人パルチザンの追い詰められても生き残った記録

2024年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

難しい

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Gustav

3.0監督の想いにも、このタイミングでのテレビ放映にも…

2024年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「ラストサムライ」では渡辺謙の役を真田広之 がやってくれていたらとの想いがあり 少し残念だったとか、 また、「グローリー」での主人公が己の決断を 神に確かめるような仕草が印象的だった 記憶が残る中、 エドワード・ズウィック監督作品として、 また、ナチスに抵抗する場所が、 今回のロシアによるウクライナ侵攻の 片棒を担いでいるベラルーシが舞台という 設定に興味をそそられ鑑賞した。 ストーリー自体は、困難の中、 お互いに成長して、また相互理解を遂げる 友情(ここでは兄弟)物という ありがちな話で目新しさはなかったが、 600~700万人が虐殺されたと言われる中、 森の中にコミュニティを作って生き延びた ユダヤ人がいたことや、 ソ連の正規軍とは異なる赤軍パルチザン部隊 が各地に展開していたことを 初めて知ることが出来た。 解説を読むと、映画冒頭の “これは真実の物語”との表示にも関わらず、 何かと史実との相違はありそうだが、 エンターテインメントに仕上げる手法と理解 出来て鑑賞の妨げにはならなかった。 それにしても、戦争は酷い。 ドイツ側だけに留まらず、 ユダヤ人側の虐殺シーンも酷く、 これらの殺戮の応酬が、まさに 監督が描きたかった戦争の実態・悲劇 なのだろうと思うと共に、 このタイミングでNHKがこの作品を放映 したことにも同じような想いが あったのではないだろうか。 ウクライナやガザ地区で、 これ映画と同じようなことが行われている と想像すると、現代への警鐘としても、 こうした過去に行われた負の歴史を 映画の世界でなぞる行為が 今更ながら貴重に思えた。

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