ホビット 思いがけない冒険のレビュー・感想・評価
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もはや究極の映像体験
1985年に筑波未来博の東芝館で上映された”ショウスキャン”のことを覚えている人はどれ位いるのでしょうか?
鬼才ダグラス・トランブルが提唱したワンフレーム50コマの映像を当時観て驚き、これが実際の映画に応用される日はいつ来るのだろうかと思い続けて27年が過ぎました。
DLPが普及することで24フレーム以上のレイトで上映することが可能になり、いつか登場してくると思いましたが、遂にその日がやってきました。
今日IMAX3DHFRで観賞した本作の50フレームの映像を見る前は、テレビの4倍速のテレビゲームのCGのような違和感の残る物なのではと危惧していました。しかし実際に上映された物は最初こそ違和感がありますが、10分もするとその映像に慣れてしまいました。
デジタル処理で無理矢理作った高フレームレートの映像と違い、製作段階から50フレームで作られた物は違和感もなく、驚くほど緻密な映像で、これを見てしまうと従来の映画は物足りなくなってしまいそうです。まさに究極の映像体験といっても過言ではありません。
この映像は超高精細なテレビを見ているようで、今後のテレビメーカーはこの映像を完璧に再現することを目標に製品開発が進むと思います。
アバターが3D映像のベンチマークとなり、3Dテレビの映像は確実にそれを超えていました。本作は新時代の4Kテレビのベンチマーク映像となることでしょう。
技術的なことから書いてしまいましたが、本作はご存じのようにロード・オブ・ザ・リングの60年前の物語です。これも3部作になる予定ですからスター・ウォーズ6部作と同様な構成になります。その為ロード・オブ・ザ・リングとリンクするシーンが随所に出てきます。将来的に年代順に観賞しても違和感がないと思います。
そういった点でもとても計算された脚本です。ただロード・オブ・ザ・リングのように分かり易い問題を解決する話ではないので、最初は物語が良く理解出来ません。次第に分かってくると、もう次回へ続くとなり、3時間があっという間です。
特殊効果はロード・オブ・ザ・リングを超える程素晴らしいし、画面を固定せずに絶えず微妙に動かす、ピータージャクソンならではの演出も健在です。また今回はロード・オブ・ザ・リングでは残忍さの描写が弱かったオーク族の残虐さが際だっていて、それが物語の核になっています。
次作、最終作では他のキャラクターも細かく描き込んでいくでしょうから、全作が完成した時のロード・オブ・ザ・リングシリーズ全体の印象も変わるかも知れません。
ロード・オブ・ザ・リングのファンの方も、これからこのシリーズを見る方にもとてもお勧めの作品です。間違いなく観賞料金はペイ出来ます。もし近くにIMAXで上映している劇場がある方は、絶対にそちらでご覧になられた方が良いです。究極の映像体験が出来ますよ。
ピージャクに期待はずれなし!
いや〜、面白かったです!
3時間弱のロングタイム上映ですがほとんどのシーンが見せ場ばかり。
旅の仲間が集まる出だしから、旅がスタートしてから立ちはだかる怪物、魔物の数々。
トロールとのやりとりや巨大岩の戦いやゴブリンとの戦いなどなど…コレだけ見せ所詰め込んだら3時間にはなるわな〜。
後残り2部作どんだけ見せ所詰め込むんでしょうか?楽しみ!
リングを手に入れた理由もクッキリ描かれていてロードオブザリングとしっかりつながっていました、当然か…。
3Dで観ることをお勧め!やっぱりこれだけ壮大な景色と迫力ある映像観るには3Dで見るのが一番です!
安定したクオリティ!期待を裏切りません
指輪ファンなので楽しみにしてました!
全体的には、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の、そのままのテイストで、アクションもすごかったし、CGもすごくて、期待通りの出来だと思います。ロードが好きな方であれば、間違いなく楽しめるでしょう。普通にSFアクション映画としても、すごくレベルの高い作品なので、上映時間が3時間近くと長いことを除けば、十分に楽しめると思います。
一点だけちょっと無理があるとすれば、前作の70年前のお話なのに、ガンダルフが前より老けてることかなー(笑)。さすが長寿の種族が生きている世界だけあって、前作に登場する数名のキーパーソンが再び登場しているのも、ファンにとっては「キター!」てな感じで感動ものです。
でも、また3部作なんですよねー。ああ、来年が待ち遠しい・・。
暗雲
キャラクターは個性的ですがあんまり立ってなくて、前シリーズに比べ、魅力をかんじませんでした。
なので一緒に冒険してる様なワクワク感がうすい。
旅の一行がちっとも戦わないで、逃げてばっかりな印象で燃えません
幻想的な映像はほんとにすごくて、大自然とか動物か、これだけの迫力のある映像はなかなか見られないので、それだけでも見る価値はあります。
ただ迫力のあるシーンでもずっとやられると緊張感がなくなって、眠くなるし、地味なやり取りにもかなりの時間を費やします。
長いのに次回への区切りもわるくて、さっぱりしませんでした。
それから映像が鮮明すぎて、テレビシリーズのファンタジーを見てるようで覚めてしまいました
必要な説明がなくていらんシーンに時間を使ってるきがします。
原作がよほど好きでなければ少し長くて辛いと思いました。
自分は原作すきだし映画で寝るなんてことはまずないですが、うとうとしました
長くてあくびが出ました
LOTRの前日譚なので原作はこちらの方が先に出版されているし、子供に語るためのおとぎ話的な内容なので、LOTRに比べれば明らかに内容が薄っぺらい。
まず、主人公のビルボが冒険に出ることに絶対的な必然性が無い。
「冒険だ!」と元気に走り出す彼の姿に「なんで?」と違和感を抱く人は多いはずだ。
ドワーフ13人に魔法使い一人にホビット一人というパーティーはなんともバランスが悪い。原作通りでどうにもならんことだろうが、イケメンエルフも情緒不安定な人間もいたLOTRの方がやっぱりバランスがいい。
もう少し個々のドワーフたちの個性を強調していれば良かったと思う。
さらに贅沢を言えば綺麗な女性キャラクターもいてほしかったが・・・そういえばガラドリエルだけだね、今回。
ハラハラドキドキの展開におもしろさもあったが、全体的には間延びしている感じ。途中からあくびが止まらなかった。上手くまとめれば170分の長尺にはならなかったと思うが。
突っ込みどころも多いが、まぁ児童書だと思えば許せる範囲か。
原作は2部作だが、ピーター・ジャクソン監督はその熱意からかLOTR同様3部作とすることを決めたことはご存じの通り。
だがこのノリで3部作はちょっと・・・と不安がつのる。
次回作に期待せざるをえない。
やらねばならないときがある
なんだろう、この世界観。
とても落ち着く場所。
帰ってきた!
ロードからのファンですが、広大な舞台に、オークとの迫力ある戦い、仲間たちとの友情、そして圧倒的な映像美、やはり 凄かった!
ロードもそうだったが、正義、勇気、希望、友情のテーマがとてもわかりやすく、主役のビルボにいたっては、まだ色濃くは出ていないが、やらなくてはいけないという使命感に感情移入しました。
感動の作品。次作が気になってしょうがない!
私の見方が悪いのか・・・。
3D吹き替え版にて鑑賞。
初めに感じたのが、“ガンダルフの声が違う!!!”
他の吹き替えキャストは前シリーズと同じなので、
“今年の新たなる吹き替え問題勃発か!?”と思ったら、
担当されていた有川博氏がお亡くなりになっていたんですね。
あの柔らかい声のガンダルフが良かったのに・・・。
非常に残念でした。
次に内容についてですが、
正直微妙でした。
最初から懸念していたんですが、
ドワーフ12人のキャラクターが区別がつかなくて
どこに感情移入すればよいのか・・・。
さらに核となるトーリンの態度も友好的ではなく、
アラゴルンほど好きになれない。
ビルボの行動もいまいち理解できないところもあるし・・・。
一応「旅の仲間」の時のように
目的地があるんですが、
何か話運びがモタモタしているような・・・。
ビルボとゴラムのやりとりも正直長い。
風邪薬を飲んでいたせいもあったのか途中寝てしまいました。
まさか、本作で寝てしまうとは・・・本当にショックでした。
もう少し刈り込んでエクステンデットエディションにしても良かったのではと
個人的には思います。
この内容ならば2時間半くらいに収められましたよ。
緊張感・切迫感が途中で何度も息切れしている感が見えたのは
私の観方が悪かったのかなぁ・・・。
更に残念だったのは、エンドロールの後。
ずっと終わるまで待ってたのに・・・、待ってたのに・・・(泣)
楽しい!
良い作品というか楽しい作品でした。
終盤のアクションは、アトラクションに乗っている感覚もありました。
スケールの大きさ、映像美は圧巻でした。
剣や盾の話しもあり、ホビット族、エルフ族などの話しもあり、ファンタジー感満載でした。
トロルなどの悪キャラも魅力的。
ファンタジーの原点の映画化と聴くだけで、映画ファンとしてワクワクしています。
あとの二本が早く見たい。
期待通りの映画
期待通りの映画だった。
このシリーズは毎度の事だが映像が凄い。
内容も期待通りで
ロードオブザリングが好きで興味がある人は安心して観れると思う。
ロードオブザリングを知らない人が観ても
わかると思うが事前に観ていた方がより楽しめる。
凄い面白い訳ではないが、
娯楽映画としては満足できる映画だと思う。
胸が躍る。
アクションパートの躍動感。
前3部作の面影の数々。
哀愁を纏った13人の流浪ドワーフ。
思いがけず大冒険に踏み出したホビットのビルボ。
賢者のごとき存在感で脇を締める魔法使いガンダルフ。
闇の接近と、
故郷を取り戻す旅路が絡み合い、
困難と希望のアドベンチャーとなってワクワクさせる。
感涙と興奮。
上映時間は長いが満足度は大きい。
人間の根源である探求心を刺激するドラゴンクエスト。
"指環を葬り去る"
という大きな目的の前3部作に匹敵する冒険が待ち受けている予感。
3年がかりの3部作、大いに期待する!!!
LOTRは大好きでした・・。
ファンタジーブームを牽引したLOTR三部作の前章の映画化
撮る方が二転三転して結局ピーター・ジャクソン撮。
トルーキンの児童文学を映画化した事と
LOTR監督が撮った事が合わさって
私的には萌所が薄いLOTR感否めす。
懐かしい顔ぶれに久々再会なるも
長尺もあいまって、この長旅暗雲立ち込めてしまった気が・・・
全ての序章。圧巻です。
『圧巻だ!なんだこれは!!』
これが見終わってすぐ思った感想です。
10年前、中学2年生の頃に「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」を初めて観て衝撃を受け、それからこの作品の映画化を切望し、海外の映画サイトを追いかけたりしていました。そしてまさかの今回の試写会当選。それも4枚。奇跡としか言いようがありませんでした。
ここではネタバレはしませんが、作品全体の概要とイメージを書きます。
まず、オープニングから圧倒されると思います。トーリンが旅に出る理由。そしてトーリンとある闇の勢力の確執の意味付けがまず分かります。
全体のテイストとしては、LOTRシリーズを踏襲しつつも、ベースが児童文学だけあって、シリアスというよりも明るいトーンで進行していきます。ゴブリンのデザインもLOTRと比較すると、ファンタジーで溢れ、監督をする予定だったギレルモ・デル・トロのデザインがしっかりと残っています。また、ガンダルフの描き方もLOTRの『不完全な部分があまりない聡明な魔法使い』のイメージから、今作では『白の会議の中ではまだ若く、無茶をする。そして機智に富んでいる』となっています。前作から10年経っているのに、より若く不完全なガンダルフを演じたサー・イアン・マッケランはすごいです。
LOTRに比べると、シリアスさが押さえられ、難解な心理描写が少なめかもしれませんが、そのかわり迫力や圧巻度は増しています。
そもそも、旅に出た意義も異なります。以下にまとめてみました。
【旅の目的】
LOTR:世界を救うために指輪を捨てに行く。
ホビット:失われたドワーフの宝と故郷を取り戻しに行く。
【主人公の旅への参加】
LOTR(フロド):エルロンドの会議で自分から立候補。
ホビット(ビルボ):ガンダルフにそそのかされて参加。しかし後に主体的に参加。
意義が多少違います。それに守るものの規模も。
ここで気づかれた方もいると思いますが、LOTRもホビットも物語の構成って実は似てるんですね。その意味でホビットが当初の二部作から三部作になったのは意義があると感じます。
最後に、この作品は三部作の序章です。「旅の仲間」もそうだったように、序章をベースにこれからさらにすごい旅が始まります。
LOTRシリーズの崇拝者であれば、作品の中でLOTRとの類似点をいくつも発見できて、とても嬉しいことでしょう。
本当に素晴らしい作品に仕上がっています。
ピーター・ジャクソンをはじめ、映画のクルー全員に敬意を感じています。
全てはここから始まります。
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