ホビット 思いがけない冒険のレビュー・感想・評価
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人にはどんな役割があるかわからない
闇を祓うのは偉大な力ではなく、些細なこと。
人に親切にしたり、思いやりを持ったり、そんな普通の人たちの日々の行いが闇を祓う
ガンダルフの言葉が染みる
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット』シリーズではどこかダークで迫る闇に対する恐怖や不安が協調され、善は吹けば消えてしまいそうなほど頼りない、ように見える。けれど、このシリーズはとてもポジティブなメッセージがあるように思える
確かに光はいつもボロボロなんだけれど、色んなキャラクターの小さな善意が巡りめぐってそれを助ける。
ビルボが見逃したゴラムは最終的に一つの指輪=サウロンを滅ぼしたし、トーリンがビルボに友情の証として渡したミスリルは、ビルボからフロドに受け継がれ、何度もフロドの命を救った。ガンダルフがビルボに渡したつらぬき丸もそう。
救いようのない悪人の、悪意に基づいた行動でさえ、大いなる善のための「つなぎ」になっていく。だから、人にはどんな役割があるのかわからないし、人の生死を軽率に語ってはならない。
作者の哲学というか、メッセージというか、どこか考えさせられるような、勇気づけられるような、そんな前向きさが感動させるんだよなと思ったり
映像美もすごいけどね
ホビットの冒険‼️
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作は私が観てきた映画の中でベスト5に入る作品‼️ファンタジー映画の金字塔のみならず、アクション映画としても、スペクタクル映画としても、そして人間ドラマとしても後世に語り継がれるべき作品‼️そんな「ロード・オブ・ザ・リング」こと「指輪物語」の前日譚「ホビットの冒険」を「ホビット」三部作として、ピーター・ジャクソン監督が映画化するとのニュースを聞いたとき、私は興奮のるつぼ‼️三部作ではなく、史上最高の六部作の誕生では?との期待に胸が膨らみました‼️ドラゴンに占領されたドワーフの王国を奪還するべく、ドワーフの戦士やガンダルフらとともに旅に出るハメになったホビットの青年、ビルボ・バギンズの大冒険‼️嬉しかったのは、「ロード・オブ・ザ・リング」のキャラクターであるガンダルフ、エルロンド、ガラドリエル、フロドらがオリジナルキャストのまま登場する事‼️ホントに心躍る再会ですね‼️そして今作の主役ビルボを演じるマーティン・フリーマンが素晴らしい‼️コミカルにシリアスに愛らしくビルボを体現‼️まさしくホビットですね‼️一方、今作の主要キャラである13人のドワーフたち‼️ドワーフなだけにイマイチ区別がつかず、名前とビジュアルを覚えるのも大変‼️リーダー格で「ホビット」三部作のヒーローであるはずのトーリンも、アラゴルンの魅力には到底及ばない‼️今回、製作前から言われてたのは48fpsというフレームレートで撮影されたことで、その映像の緻密さはハンパない‼️夜のシーンの青い冷たさと闇の深さは息を飲む美しさ‼️巨大蜘蛛シェロブやゴラムなどのCGやモーションキャプチャーの革新ぶりは、ある意味「ロード・オブ・ザ・リング」を凌いでいるかも⁉️ただあまりにも映像がキレイすぎて、逆に作り物感が漂ってしまっている‼️とてもじゃないが「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の神々しい映像には遠く及ばない出来栄えでちょっと残念‼️そんな今作の中で、一番印象に残るのはビルボとゴラムの暗闇でのなぞなぞ合戦‼️そのユーモアとスリル‼️「ロード・オブ・ザ・リング」につながる重要なシーンで、このシーンだけでも今作の存在価値はかなり高い‼️
60年前のビルボ・バギンズと一緒に冒険する臨場感
3D映画として製作されている。そのため、ややカメラワークが普通ではない。
2Dでも迫力や美しい景色を楽しむことはできるが、もっと世界に入り込みたい。
前日譚の宿命。
ストーリーは『ロード・オブ・ザ・リング』に続く物語で、登場人物(ビルボバ・ギンズとガンダルフ)が死なないことがわかっているので緊張感がない。
三部作の一作目で、一本の映画として考えると半端だが満足度は高め。
今更ながら3Dで視聴したいと強く思う作品。
目的を果たすために、逃げて逃げて逃げまくれ!
「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズが大好きで、その前日譚となるこの作品も、良いですね。
何より、前作同様の広大な世界観が最高です。 世界遺産に指定されそうな美しい景色の数々。映画館で見た時には、その魅力を遺憾なく発揮させる3Dは、まさにこの映画のためにあると思いました。
ただ、内容的にはどうでしょう?
魔術師とホビット、13人のドワーフが、ある使命をもって冒険の旅に出る。
元々が子供向けの小説だったということですが、「ロード・オブ・ザ・リング」に繋げるためにちょっと対象年齢を引き上げた感じでしょうか。 面白いことは面白いですよ、大好きな世界ですから。
でも、「ロード・オブ・ザ・リング」の後ですからね、このファンタジーに新鮮味はないし、あまり魅力は感じられなかった。 まぁ、冒険の仲間がドワーフばっかりっていうのも、あるかな。
逃げて、追われての繰り返しで、免疫ができるみたいに、興奮度も減少していったような感じです。
とは言え、三部作の一作目ということでの、つかみは十分だったかな。
ビルボは地底湖まで落ちて行って、 そこでゴラムと初めて出会う。 偶然に指輪を落したゴラム。 それを拾ったビルボ。 ここからビルボの運命は大きく変ることになる。
動画配信で映画「ホビット 思いがけない冒険」を見た。
2012年製作/170分/G/アメリカ
原題:The Hobbit: An Unexpected Journey
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2012年12月14日
イアン・マッケラン
マーティン・フリーマン
ケイト・ブランシェット
イアン・ホルム
クリストファー・リー
ヒューゴ・ウィーヴィング
イライジャ・ウッド
脚本はピーター・ジャクソンやギレルモ・デル・トロらが執筆。
ドワーフの王子トーリンと12人のドワーフの旅の仲間に
ガンダルフはホビットのビルボを選んだ。
中盤でトーリンがなぜオーケンシールド(樫の木の楯)
の異名を持つのか語られる。
旅の途中でゴブリンたちに捕まってしまった一行。
ビルボは地底湖まで落ちて行って、
そこでゴラムと初めて出会う。
偶然に指輪を落したゴラム。
それを拾ったビルボ。
ここからビルボの運命は大きく変ることになる。
ゴブリンたちからよくやく逃げ出した一行だが、
すぐにオークたちが現れて、
また一行は襲われることになった。
アゾクとの一騎打ちで気を失ったトーリン。
トーリンの首をはねろと命令したアゾク。
そこでビルボは勇気を発揮し、
トーリンの首がはねられるのを阻止した。
そのおかげで、トーリンは初めてビルボを仲間だと認めた。
丘の上からはじめて離れ山が見えた。
エレボールはもうすぐだ。
一行の旅はまだまだ続く。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
主役のハマりっぷり。それにしても長すぎる
この映画ほどキャラクターの色付けを強く意識された作品も珍しいと思う。というのも、それぞれの種族ごとに特徴があり、なおかつその中でもそれぞれに個性があるのだから、当然だろう。
同じ種族でも、酒が飲めないのもいれば、大酒を喰らうのもいて、行動様式も変わってくるようだ。その描き分けが、素晴らしく際立っていて、私のようなシリーズ初心者にもわかりやすく入り込めるように作ってある。
中でも、ビルボ・バギンズと、ガンドルフ、ガラドリエルのキャラクターは誰が見てもストーリーを動かしているのがハッキリと分かるとっつきやすさ。ゴラムもやや若返っていて、『指輪物語』から時間をさかのぼっているんだな、ということを実感させてくれる。
もしも、この映画を見ないまま、あらすじを読んだとしても、何が書かれているのかさっぱりわからないこと請け合いだ。知らない登場人物が旅に誘われようが、足手まといになろうが、頭に入ってこない。
それにしても、マーティン・フリーマンのはまり役っぷりは素晴らしいと思う。彼ほど、困った顔が似合う俳優も他にいないと思う。そして、気が変わったことを観客がすんなりと理解できるのも、彼の演技の力に他ならない。
総じて楽しめる内容なのだが、いかんせん長すぎる。シリーズ化を前提に製作されたのなら、もう少しボリュームを落とせなかったのか、疑問に思う。
大好きなお話『指輪物語』前日譚。物語の舞台は、「中つ国(Middl...
大好きなお話『指輪物語』前日譚。物語の舞台は、「中つ国(Middle-earth)」と呼ばれる世界。
古代ギリシャの伝説の島「アトランティス」が崩壊した後にあたる時代だとされている。
トールキン氏は、物語の世界観を細部にわたり練り、『指輪物語』執筆後は整合性のためにも、たびたび改訂している程です。「中つ国」においても登場人物や色彩の使い分けにも非常に丁寧な設定があり民族背景などを含む完成度の高い神話体系を作り上げていて、ワクワクがとまりません。
最初のドワーフたちが、ガヤガヤと押しかけてくるところが楽しい🎵
ドアーフの闘い
『ロード・オブ・ザ・リング』の前哨戦となる『ホビットの冒険』3部作シリーズの第1作目。あのサウロンとの壮絶な闘いへの序章となる、60年前の中つ国を舞台に、ホビット族のビルボ・バギンズを主人公に、ドアーフ族と共に繰り広げる、ロールプレイング・アドベンチャー・ムービー。
莫大な金鉱脈によって、豊かで、幸せな暮らしをしていたエレボールのドアーフ王国の前に、突如として現れた恐怖のドラゴン。ドラゴンの凄まじい破壊力と火炎の前に、成すすべもなく、全てを焼き尽くされ、ドラゴンに支配されてしまう。そのドラゴンを倒すために、生き残りの13人のドアーフ戦士達と灰色のガンダルフが手を組み、バギンズを連れて、ドアーフ王国の再建の為に、冒険の旅に出るストーリー。
その度の途中には、当然のことながら小悪魔ゴブリンやアゾグ率いるオークの群れとの、命がけの闘いを繰り広げていく。CDを駆使した迫力ある戦闘シーンは、次から次へと続く、危機また危機のジェットコースター・ムービーとしても面白さもある。
そんな闘いの中で、『ロード・オブ・ザ・リング』でもキーパーソンとなった、ゴラムと出会ったバギンズ。そこで、ゴラムが持っていたあのリングを拾って、リングのパワーを手に入れてしまう。それが、その後のリング争奪のプロローグとなっていく。
キャストは、当時、イギリスで新進気鋭の俳優だったマーティン・フリーマンが、主役のバギンズに抜擢された。その他には、イアン・マッケランがガンダルフを、エルフ族としては、ケイト・ブラッシエットやヒューゴ・ウィービングが、サルマン役には、クリストファー・リーと、『ロード・オブ・ザ・リング』から馴染み深い俳優がそのまま担当している。そして、監督は、もちろんピーター・ジャクソンが務めている。
世界観と映像美に圧倒
世界観、音楽、映像は★5でその部分は満足いくものだったが、
深みに欠けるかな!
「子供向け」としては最高の映画!
設定として、敵と味方のパワーバランスが滅茶苦茶!常にピンチの状態。それでいて、
「お?この絶望的な状況をどう打開するんだ!?」って期待させといて、お仲間登場!って場面がずーっと続くから萎えちゃったよ!
魔法使いのおじいちゃんを除く味方と主人公は「平凡」な能力しかもっていない上に、能力的に
成長する場面は一切ないから飽きる!
途中、主人公が「消える指輪」を拾った場面では、ここが転換点か、と唯一興奮したけれど、その後も
何故か指輪をつけないで戦う。それに対して説明もされないから共感できずにウーン、、、って感じ!
不必要では?って思う場面が多かった印象。
「気持ち悪い小人とのなぞなぞシーン」とかは今後伏線として活かされるのかな?
「深さ」を「広さ」と雰囲気でカバーした印象。その意味で「子供向け」だと感じた!
冒頭にフロドの登場、60年前に遡りビルボの冒険が始まる。 指輪、ゴ...
冒頭にフロドの登場、60年前に遡りビルボの冒険が始まる。
指輪、ゴラムとの出会いも描かれていて、ロード・オブ・ザ・リングのストーリーにつながるのも嬉しい。
世界観はそのまま。あの壮大な景色の中、旅を進めていくシーンはやっぱり好き。ワクワク感が増します。
ガンダルフは好きなキャラだけど、サルマンと違って、人々を信じ助けるそんな人間味のある姿が魅力的なんだなぁとこの作品で気づきました。
これぞ、絶景の撮影スポットだ!思わずシャッターを切りたくなる世界観に注目!
写真撮影が好きでよく風景を撮りに行く私にとって「ホビット 思いがけない冒険」の世界観は、この上ない撮影スポットでした。
まずは、主人公ビルボが暮らすホビット庄です。緑豊かで自然に恵まれた村。緩やかな丘を利用した丸みを帯びた住まいは、その世界観に驚くほどマッチしています。丸いドアと丸い窓が特徴です。どうやらホビットはもともと穴を掘って生活をしていたらしく、その名残で斜面を利用して家を建てているそうです。ちなみに高いところが苦手なので、全て1階建ての平家です。いや丸家と言った方がいいかもしれません。
こんなロケーションで写真を撮ったらさぞ映えるでしょうね。インフルエンサーが鼻息荒くしてやってくるに違いありません。
そして打って変わって、竜のスマウグに占拠されてしまった離れ山の下の国・エレボールは勇しくてかっこいい被写体です。強固な守りで固められ圧倒的な力強さを感じます。しかしただ無骨なだけではなく、装飾をまとい同時に美しさも兼ね備えているのです。城塞的な視点でも、美術的な視点でも素晴らしい建物です。
夕日をバックに城を気持ちシルエット気味にして撮影するとかどうでしょうか。力強さと美しさの両面が切り取れるような気がします。
その他にも、エルフの国である裂け谷、ゴブリンが住む地底湖、茶の魔法使いの住む森の中の家など、種族やキャラクターにあった住まいがたくさん出てきます。ストーリーが最高に面白いことは知っています。しかしこの映画に限っては、物語を楽しむのではなく、映画を絵として楽しんでみるのもありなのではないでしょうか。
これが幕開け
次から次へと迫る危機。
映像だからこそできる原作にはない切迫感。
と同時に個性的なキャラがビジュアルで見れることで、より親近感が増す。
ロードオブザリングを知っているなかで見るからこその気付きもあって楽しめる。
原作の時から感じていた、ガンダルフの能力発揮具合の斑は改善されてない。
なぜあのときそれをやらない?
といった疑問。
そこがこのシリーズの欠点。
でもビルボの個性は好きだ。
ゴラム!
あんまり興味がないシリーズだったけど、ゴラムで一気に引き込まれた。
迫真の演技と言うのか、
キャラ造形や仕草、口調全てが不気味で怖いけど、
どこか可愛げがあって、案外このシリーズの鍵を握ってる
んじゃないのかなと思いました。
ストーリー自体も、単純に故郷を取り戻すだとか、
ドラゴンを倒す、の中にオークとの因縁や復讐、
仲間との絆なんかもしっかり描かれててワクワクしました。
色んなキャラも出て来るし、背景もコロコロ変わるし
楽しいシリーズになりそうです。
指輪物語の世界再び
わー幸せだ。ロードオブザリングの世界再び!前作からの世界は全く変わっておらず、幻想的で最高でした。
今度はドワーフが主役のお話。わくわくの三部作のはじまりはじまり〜
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