ハプニングのレビュー・感想・評価
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いい食材を上手く調理できなかった感じ
M・ナイト・シャマラン監督、マーク・ウォールバーグ主演のサスペンス映画です。
ニューヨークのセントラルパークを発端といて突然起こった【異変】。普通に生活している人々が、突然、何の理由もなく自ら死んでいくという現象が、あっという間に広がっていきます。
原因が全くわからないまま、主人公達は当てもなく逃げるのですが・・・。
「原因不明の恐ろしい事態」が急速に広がっていくというのは、確かに怖いですけど、最初から最後まで、原因は結局、判らずじまいでエンディングを迎えるので(仮説は出てきますけど)、大半の人は映画が終わった後、『それで?』って感じになると思います。
恐らく監督の狙いは『原因不明の恐ろしい出来事に巻き込まれた時の人間の感情の動きとドラマ』を描きたかったんだと思うんですけど、何だかそれも中途半端であまり伝わってこなかったです。
やり方によっては、凄く面白くなりそうな題材だけに残念な作品でした。
やはり裏切られた
2009年に入って初めて観る映画がこのハプニング。
Mナイトシャラマンの作品は裏切り作品が多く、この作品は悪い意味での裏切り作品です。
無駄なシーンやセリフがやたら多く、嫌悪感&眠気が出てきます。ラストもスッキリしなく???になり、やはり裏切られたが第一声。どうせならシックスセンスみたく誰もが分かるオチでもいいからスッキリさせてほしかった。
しかしこの監督作品は何故か観たくなる要素があり、多分次の作品も観てしまい裏切られたって言うかも知れない。
次は良い意味での裏切りを期待したい。
消化不良な部分が…
パニック映画、セントラルパーク、正体が意味不明…
つい、クローバーフィールドと比較してしまう。
この映画に今一つのめり込めなかったのは、攻撃者が
目に見えない(風?)ところ。その目に見えない攻撃を受けたら
何故、人は自殺へ向かうのかも納得できなかった。
極端に言えば、楽しくなって踊りだすでもいいのでは…。
結局、無駄に人が死んでいくという印象が残り、
一番怖かったのは途中のお祖母ちゃんの発狂でした。
ただ、これに近いハプニングが実際に襲ってきたとき
エリオットの様に強い意志で立ち向かえるか、家族を率先できるのか。
最後に風を受けても助かったのは、
お互い死ぬ時は一緒という夫婦の強い絆が勝ったんでしょうねぇ。
宇宙戦争を見た後もそうでしたが、
パニック映画は広げた風呂敷をどのように畳むかが難しいと
改めて考えさせられました。
てかホラーっすかこれ?
普通の人が思いついてもバカみたいな笑い話で終わっちゃうところ、それを全力で映画にしちゃった感じですね。
撮り方一つ間違えたら、きっととんでもなく笑える映画になってたと思いますよ。
笑い話で済まずリアルな重みに引き込まれてしまったのは、一重にシャマランの見せ方の上手さにあるんだろうな~。
オチに関しては、まぁこんなもんですよね。
上映時間が1時間31分しかないと聴いて、それほど期待もしていませんでしたしw
ダントツで怖いのは婆ちゃん。
この出たがりインド人監督の作品は、いつも何だかんだと
あとでいろいろ言うくせに^^;なぜか欠かさず観ています。
で、今回もやっぱり「なんじゃこりゃ~?」モンでしたが、
目の付けどころは悪くなかったですね。有り得そうだし…。
あ、ちなみに今回は彼は出ていない(姿は)そうです。
声だけ出てる…そうですが、さて?どの声だったでしょう^^;
あとで聞いて、どうでもいい事ですが(爆)今回は許せました。
そんなことよりも、なんであんな死に方をさせるのか…?
私にはとっても悪趣味極まりない感じで…目を背けました。
原因不明の(テロだ攻撃だといいますけど)ハプニングで
次々と人間が倒れていくんだけど(普通に倒れるなら分かる)
なぜあんな風に自殺させなきゃいけないのか…でしたねぇ。
昨今の若者が意味もなく自分の命を捨てるのはコレが原因?
なんて思いたくもなるけれど(だから思わせぶりは上手いのよ)
にしたって悪趣味だよなぁ~あの光景は。やはりホラーですか。
それを主人公のM・ウォールバーグがすごい形相で口を開けて
見ているんだけど、バカか?サッサと逃げればいいだろが!と
思い、あの気味の悪い奥さん(Z・デジャネル)の奇妙な性格も
合わせて、なんだかイライラ…(だから眠くなどなりません!)
まったくこの映画そのものが、ハプニング~という感じでした。
(あ、いいのか、それで^^;)
結局はなんの解決策もないままに、嵐が過ぎ…そしてまた。
主人公夫婦は一時のハプニング危機から立ち直り?えぇ!?
というくらいの幸せモードに浸っていたりしますが、なんか
あれでは亡くなった親友(J・レグイザモ)が可哀想だよなぁ。。
ってか、彼の奥さんて結局最後まで出てこないんですねぇ^^;
インド人、たまにはオチをつけてくれ。
(でも、まったくもって彼らしい作品なので変りなく観れます。)
おもしろい!
酷評されるのもわかるけど、我が家はシャマラン映画大好き!CGばっかの大味大作映画の対極にあって、そして遥かにおもしろい。ただサインやヴィレッジに比べもうひとつ盛り上がりに欠けたかな。でも昔のすばらしい映画や小説をうまく現代で表現している感じだね。次作も期待します。
う~ん^^;テンポはいいが・・・
ダラダラ感はなくテンポは良し♪観客を惹きつける演出は、シャマラン監督ならでは!!!興奮度はバリバリにあります^^
・・・が、私の中では納得がいかない???結末なんだなぁ~(泣)
あそこまで盛り上げてくれたんだから、そのテンションのままラストに持ってって欲しかったっす。
頷けるよ~なラストなら、私的には評価がA+までいったかも^^
それにしても、「ミニミニ大作戦」でマークを知った私!あの頃はまだ青臭いイメージがあったけど、随分と貫禄が出てきましたなぁ~♪彼の今後の活躍が楽しみです^^
8月5日109シネマズ高崎にて観賞
映画の話じゃなくて、映画の観方の話。
久々にめちゃくちゃ面白い映画観たぞ。
『ハプニング』。監督M・ナイト・シャマラン。
あ、お勧めはしません!!!ww
たぶん「普通の人」、「普通の映画ファン」、及び「映画通(笑)の人」が観たら「ポカーン」か「金返せ!」な映画だから。
自分のアンテナを自慢するわけじゃないけど、作品から作り手の気概を感じ取れる人間が観たら間違いなく面白いと思うはず。
(いや、気概を感じ取った上で「ひとりよがりなんだよザケンナ」って思う人もいるか、やっぱり。)
芸術っていうのは、だいたい目に見えるもの、耳に聞こえるもので評価される。
音楽だったら歌声や演奏やメロディや歌詞で。映画だったら脚本や編集や色遣いや音楽で。
確かに、そのレベルで既に、数値化できない抽象的なものだけど。違うんだよ!
さらにその向こうにあるもの(作り手のスピリット・気概)を感じ取ることができるか、正当に評価できるかが、我々芸術を享受する側の本当の問題であり楽しみなんですよ。
でも、大概の作品は「その奥」を感じさせない、音楽なら「音楽」、映画なら「映画」の良し悪しでしか判断しようがないものばかり。
もちろん映画観に来てるんだから「映画」が楽しけりゃそれで十分及第点なわけですが。
そういう表層的なものは、本来ただの「ツール」だと思うんですよ。
作者の心意気に自分の心がリンクしやすくなるための「ツール」。
本質ではく「ツール」だけが評価されるっていうのは、実はおかしいと思うのです。
そんなわけで、たまにこういう、作者の「オレはこれをやりたいんじゃー!!オレは今こんな気持ちなんじゃー!!」というスピリットを感じまくれる作品に出合うと、受け取る側としても、すげえボーナス貰っちゃった、みたいな気持ちになって最高にハイってやつになれるのです。
だから僕は超面白かった。『ハプニング』。
今までのシャマラン映画は「オレ、こういう映画好きだけどどう思う?」っていう、我々に対する配慮が多少は感じられたけど、今回はそんな「どう思う?」な部分は全然なし。
「オレは!こんな映画が!好きだッッ!!」「あぁ~!マジオレのセンスって最高!オレ天才!気持ちいいーッ!!」っていう清々しいまでの超オレサマ感。 さ い こ う 。
シャマラン師匠はとうとう映画作家としての悟りをお開きになった。
賛否でいえば間違いなく「否」が多い映画でしょうが、わたくしは熱烈に「賛」。
ここのところ音楽を聴いても映画を観ても心が飽和状態みたいな感じで、「僕って芸術に対するアンテナ、錆びついてきてるのかな?」って自分を疑うことが多かったのですが・・・『ハプニング』観て、久々に「間違っているのは俺じゃない、世界の方だ!」って思い直せた(笑)。
ありがとうシャマラン!!これからも付いて行きます!!!ww
映画の限界
シャラマン映画に期待しすぎでは?と思う。
シックスセンスは素晴らしい作品だと思うが、それ以降の映画はイマイチ。
映画って発想の世界だから、そろそろネタが尽きてきたのではないかとも
感じてしまう。
最近の映画の予告も、
何者かが・・、隠された秘密・・・、誰の仕業か・・、見たこともないラスト・・。
結局、「なんだよー」ってのが最近多い。
上記のような予告映画は危険です。
新しい発想待ちましょう。
もうだめシャマラン
主人公が見つけだす無茶苦茶なロジックが真理になるのは前作『レディ・イン・ザ・ウォーター』と同じだが、こっちの映画は狭い世界に留まらず絶えず移動している分、閉塞感は少ない。まだマシ。
でも、自殺する人間の死に方やパニック描写のあり得なさや、主人公とその親友の陳腐な台詞など、この監督はやはりもうダメだな~と思うところは多々あった。
うううぅ・・・・。
最初5分ぐらいみて、あぁ・・・と思ったよりは最後よかったかな?気になる箇所おおかった。
ネタバレ
なぜ助かってるの?外でたのに・・。よくわからない。少年もあんなちょっとのことで殺されるし。ちょっと脚本に無理が。。。。でも、メッセージ性は強い映画でした。ズーイーデシャネルなんか不思議オーラ全開でした。
独特な世界ではあるね
事件の始まりから主人公、友人にじわじわと迫りくるところまではワクワクさせるし、アメリカ東部の都市部から郊外へという映像もよかった。
世間から隔絶して生活する老婦人が登場してからが、ちょっとがっかり。せっかく魅力的な設定なのに、生かしきれていないような気がする。
ミステリー小説と同じで、どう決着するかにかかっているのだけれど、説得力がいまひとつモノ足りない。
シャマラン今回は極端に出演シーンが少ない!!これ事態がハプニング
前作「レディ・イン・ザ・ウォーター」では準主役クラスの役で出演していたシャマランも今回は極端に出演シーンが少ない!!これ事態がハプニングにも思えるのだが真正面からマジメに一般人目線で何かわからない恐怖を描いた作品で少しクラシックなホラー風にも仕上がっている(._.)
自分の出演もそうなんだけど今回はホアキン・フェニックスやブライス・ダラス・ハワードみたく自分の映画の出演経験者をほとんど出演させていないということの意図が知りたい(>_<)パンフレット買わないとね☆
パニック映画やゾンビ映画なんかによくある事件により狂った人が登場するんだけどごく自然な表現にするために過剰演出は控えているんだけど個人的にはそこはありえないくらいにやってほしかった(>_<)
事件や災害ってのは起きてから次第に判明してくるもので実際にそのど真ん中に立たされたときの不安でならない心情がどんなものなのかということをじっくりと描いているところはリアリティーをすごく感じる(._.)
起きた怪奇現象が何だったかが不明のままだが地球温暖化やら環境問題を意識した作りとなっていてフィクションと決定付けをしずに人類への警告にもとれるメッセージ性の高い作品とても言えるだろう(>_<)
主人公たちがなんだかちょっと世間的にはズレてて”職場の人とケーキを食べた”とか”薬局にいた女性が美人だった”とかで許す許さないの駆け引きがいまいち理解しがたい部分があるんだけどこれは何の狙いだったのかな??
尻切れ
ハプニングの発生から逃げ惑って、「どうするんだ?この結末??ドキドキドキドキ」としていたら、あっさりはい終わりぃ
って、そんな落ちあり?
ラストの複線も、インタビュアーの「この地域だけで起こっていただけなので、その仮設は信じられませんね。ヘン!!」みたいな発言で、
「あーあ、全世界に広がるって話で終わりかい!!」
前半、ものすごくドキドキできた分、終盤がっかりな感じっでした。
イマサラですかね
観終わって、「んで?」って感じ。
ネタバレだけど、結局人々が死んでいくのは
植物が原因(ぼかしてるけど)
環境破壊を続けていると大変なことになるよって内容。
でもさー、今更環境問題の啓蒙の時期でもないでしょ。
もう既に環境問題を身近に考えて具体的に
活動している人がたくさんいるこの世の中で
今更、啓蒙活動ですか?
10年前にでも作れば少しは話題になったかもね。
本当に「イマサラ感」満載。
えぇーーーー
これだけ環境問題が深刻化しているなか、作品を通してそう言うメッセージを投げかけるのはいいと思うけど、やや作り手の自己満足に終わってしまってるのではないかな~と思います。
はっきり言ってこれくらいの話なら、私でも考えられそうな・・・。
それにあれだけ回りの人間がバタバタ死んで自分達は逃げ回ってる最中なのに、主人公の嫁とかは子供をブランコに乗せたりとかして余裕だし、あんまり悲壮感や恐怖感が無い。
普通だったらまともな精神状態ではいられないと思うんだけどー。
内容もさることながら、嫁の態度にもイラっとするしエンディングはあんなだし、ほんまかいなー、って感じ。
観客に感じ取ってもらう難しさ
シャマラン監督と言えばどんでん返しってイメージだけど今回は最後にドーンとは来ない
そして僕の苦手な「サイン」や「レディインザウォータ」等の神様、運命系でもない
「アンブレイカブル」と内容は違うけど自分で答えを見つける系なのかなと
出演者のセリフを鵜呑みにすると間違った解釈をしてしまう
劇中色々と答えを見せてくれてはいるけど言葉として明確な答えを言う訳では無いので見る人によっては理解出来ないかも?
後半 子供2人が射殺されるシーンなんかドキドキするよね 理解してないと家の中の人物がそんな事くらいで殺す事ないのにと思っちゃうかも
ついにやってしまった
スティーブン・キングの近作「セル」なんかにしてもそうだけど、
原因は暗喩するのみって、作家の傲慢な部分だと思う。
シャマラン監督は伏線回収が見事(というかオチから脚本錬るタイプ)なので
見続けてきたんだけど、ついにやっちゃいましたね…。
結局何だったんだよ??という声が続出しそう。
最後の説明もちょっと弱いし…
でも、今後のシャマラン作品にとっては、ターニングポイントになるかな?
これで、いろんなタイプのストーリー展開ができそうだし…
さすがシャマラン!
ある意味期待に応えてくれますね~。
分かってるのに映画館に行ってしまう。
どんだけ予告編作るのうまいねんっちゅう話ですよ。
いつも通り1人で観に行ったんですが、途中途中の音響にビクッてなってもうてこっ恥ずかしかったです。
ただ、ビクってなってる僕のよこで寝てたおばちゃん。
序盤でいびきかいてもうてるやん。
ニューヨーク以外の地域の話見れたんかな?
ただそのおばちゃんと、最後まで見切った他のお客さんの感想は一緒でしょうね。
「で、結局なんやったの?」
見て感じてください
ハプニングは、シャマラン流のサスペンスの中に、環境問題を取り入れたタイプの作品で、ヒッチコックの鳥が意外に作品として近いのかもしれません。人間が環境に及ぼす影響を止めたいために警告する植物と、それに巻き込まれる主人公たちを追った作品です。
映画会社はショッキングな映像を売り物にしていますから、見る方もそれを期待するのでしょうが、それならばあまり満足度は高くならないと思います。確かに映像は刺激的な部分もありますが、それよりは静かな死体の方が私には怖かった。
植物を含めての自然環境があって人が生きていられるのに、その人が植物に重大な影響を与えている現在、植物が人間に反乱を起こすことはあり得ないことではありません。この映画のようになるとは限りませんが、その時どうなるかを考えさせられる映画でした。
全88件中、61~80件目を表示