アメリカを売った男
劇場公開日 2008年3月8日
解説
20年以上に渡り祖国アメリカを裏切り続けた実在のFBI捜査官が逮捕されるまでの2カ月間を描いたサスペンス。FBIの若手捜査官オニールは、上司から新たな任務を言い渡される。それは、トップ捜査官ハンセンの行動を逐一報告することだった……。「アダプテーション」のオスカー俳優クリス・クーパーと「父親たちの星条旗」のライアン・フィリップがハンセンとオニールに扮し、激しい心理戦を繰り広げる。監督は「ニュースの天才」のビリー・レイ。
2007年製作/110分/アメリカ
原題:Breach
配給:プレシディオ
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2021年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ライアン・フィリップが出演という事で観ましたが掘り出し物でした
実話だけに淡々と進んでいくようで、でも後半はバレるかバレないかの緊張感て楽しめました
野心ある若い捜査官のライアン・フィリップも良かったですが、やはりクリス・クーパーの存在感がすごかったです
これぞ俳優さんという感じでした
見応えある作品で観て良かったです
2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
何だか一匹狼というかマイペースな上司で、聞いててライアン・フィリップの表情と同じく自分もつまらなかった前半。
「いい待遇を受けるようになる(出世する)のは、駆け引きに長けた奴らさ」--- こんな愚痴を聞いてるうちに少しずつ馴染んできた様子だが、実は何十年も国を裏切ってる悪者で、あくまで表の顔だと女上司から聞く。私もそう聞いてやっと真剣に観れそうな展開になってきた(苦笑)
少しずつ上司と部下らしい会話になり、家に遊びに行くまで良好な関係性になるとはね。皮肉にも心を開いたのが災いする。唯一の友になれると思ったのか何度となくバレるピンチがあったが、彼も人間てことでしょうか。職場での浮いた存在、仕事ができる人なのにね・・そんな苦悩の日々も若者が来たことで少し気楽になった、悪く言えば自分の方が遥かに優れているので余裕があったのかもしれません。話せる相手ができたことによる、僅かな心の隙。逮捕された際に「そうか、やっぱり・・・」
全体的にはバレそうでバレない、危ういところを危機一髪といったハラハラドキドキする場面がわかりにくく、二人の目線や顔の表情とか注意深く観てないと淡々と過ぎていく感じでしたね。私なんか無知で観たので、極秘文書を売ってる場面とか映像がないからピンと来なかったので、二人のコミュニケーションばかり気が行きましたね。
最高の仕事を成し遂げたからこそ今が辞め時。美人な上司にも惜しまれつつ、愛する妻のため弁護士に転身したそう。
格好いいねえ~!
ロバートハンセンに売られたスパイは50人以上。実際にあった米国史上最悪の機密漏えい事件を映画化した作品。既に幾つかの証拠は掴んでるものの現行犯逮捕しないと刑が軽くなってしまうので、FBI捜査官になりたがっている新人訓練生オニール(ライアン・フィリップ)に特務を与えてロバートを捜査。2人だけのダミー部署「情報管理部」をFBI内に新設し監視する。
はじめは本当の捜査目的を教えてもらえず、ロバートは変態だから性的倒錯者の証拠を掴めと指令を受ける。善い人だからと女上司にぶちキレるんだけど、真の捜査本部に連れていかれ、米国スパイがKGBに何人も殺されてることを知らされ奮起する。
捜査官同士、嘘をつくプロ嘘を見破るプロで、緊張感がありハラハラする。ドロドロした話や裏切りはなく展開はストレート。新人ながら機転の効いたファインプレイを見せて期待以上の仕事をしてみせた。ハッキリしていて曖昧なところが無くてみやすかった。
2015年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
実話なのでどんでん返しはないけど、重みはある。
考えてみると、日本は情報ダダ漏れだから「日本を売った男」じゃ映画にならなさそう。
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