崖の上のポニョ

ALLTIME BEST

劇場公開日:2008年7月19日

解説・あらすじ

宮崎駿監督が「ハウルの動く城」以来4年ぶりに手がけた長編アニメーション。アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフに、人間になりたいと願うさかなの女の子・ポニョと、心優しい5歳の少年・宗介の交流と冒険を描いたファンタジー。

海辺の町の崖の上の一軒家に暮らす5歳の少年・宗介は、クラゲに乗って家出した真っ赤なさかなの女の子・ポニョと出会う。老人ホームで働く母・リサとともに、船乗りの父・耕一の留守を守る宗介は、明るく優しい少年で、ポニョはすぐに彼のことが好きになる。しかし、人間の悪い面を知る、かつて人間だった父・フジモトによってポニョは海へ連れ戻されてしまう。宗介に会いたいと願うポニョは、フジモトが開発した魔法の液体を海にまき散らしながら、ふたたび地上を目指す。しかしそのせいで、原始の力を取り戻した海は大きなうねりとなり、宗介たちの町を飲み込んでしまい……。

ポニョ役に子役の奈良(神月)柚莉愛、宗介役に土井洋輝。周囲の大人たちを山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージらが演じた。音楽ユニット「藤岡藤巻」と子役の大橋のぞみが「藤岡藤巻と大橋のぞみ」名義で歌った主題歌「崖の上のポニョ」は大ヒットし、年末のNHK紅白歌合戦にも出場した。

2008年製作/101分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2008年7月19日

スタッフ・声優・キャスト

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受賞歴

第32回 日本アカデミー賞(2009年)

受賞

アニメーション作品賞  
音楽賞 久石譲
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映画評論

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映画レビュー

4.0 やっぱり波の描写すごい

2025年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

快活なファンタジー映画ではあるが、「なんか怖い」という感想もよく聞く本作。それもよくわかるのだけど、個人的には一周回って素直に楽しむのもいいのではないかと思っている。
作中では明言されていないが、都市伝説的に、津波の後の、水没した町は死後の世界ではないかと言われることがある。そう解釈してもいいんだろうけど、ファンタジーなので何が起きてもおかしくないものなので、水の生物と人の共存できる世界塗り替わった、みたいに思っている。死後の世界かもしれないが、少なくともそこは悲壮的な世界じゃない、海の世界の生命力への素直な驚きみたいなものがあって楽しい。
なにより、圧巻なのが津波のシーンの作画表現。津波の上を走るポニョの走りの作画もすごいし、生き物のようにうねる津波もすごい。宮崎アニメの魅力は常に、生命力にあふれるアニメーションの魔法にあるが、本作でそれを一番実感できるのが津波のシーン。あのシーンだけでもお金を払う価値がある。

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杉本穂高

5.0 心動かされる手描き作画、無軌道なのに目が離せないピーキーな物語

個人的に宮崎駿監督作品のなかでもっとも好きな作品です。シンプルな線のキャラクターを手描きの作画にこだわって描くことで心動かされるシーンがたくさんあって、宗介とリサが乗る車に向かってポニョが海の向こうから駆けてくるシーンなど、見るたびなぜかウルッとしてしまいます。
「もののけ姫」以降、顕著になった一般的なストーリーテリングにしばられない無軌道にすら見える物語展開も極まっていて、ポニョと宗介のシンプルなボーイ・ミーツ・ガールの裏にはドロドロとしたダークファンタジーの要素も色濃くあるように感じます。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

3.5 中毒性のある主題歌が強烈なインパクト残す

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、試写会、映画館、TV地上波

宮崎駿監督が「ハウルの動く城」以来4年ぶりに手掛けた新作。

海辺の町で暮らす宗介は、クラゲに乗って家出した魚の子ども・ポニョに出会う。すぐに仲良くなる彼らだったが、ポニョはかつて人間だった父・フジモトによって海に連れ戻されてしまう。ポニョは父の魔法を盗み、再び宗介のもとを目指す……。

アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフに、人間になりたい魚と少年の交流を描いたファンタジーだが、「ポーニョポニョポニョ~」の主題歌が強烈なインパクトを残し、劇場を出ていた観客が一様に口ずさむさまは圧巻ですらあった(笑)

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大塚史貴

0.5 何だ、これ

2025年8月29日
スマートフォンから投稿

この人は自分が子どもの時に見た、あの楽しかった映画、テレビの一場面を覚えているのだろうか?自分のテクに溺れ、自己中を撒き散らかして、トップに君臨している自分を省みる心はあるのだろうか?この世は資本主義だから仕方ないが、何もないスカスカな実験動画。身内で術を競い合う鑑賞会レベル。

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indiana