レッドクリフ Part Iのレビュー・感想・評価
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ミーハーなオールスターキャスト映画
自ブログより抜粋で。
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 筆者は理系少年だったので歴史にほとんど興味がなく、三国志についても孔明や劉備の名前は知ってるってぐらいの知識しかない。
 当然のように「赤壁の戦い」と言われてもピンとこなくて、あらすじを見てはじめて「ああ、昔テレビで観たアニメの『三国志』にそんなエピソードがあったっけ」というありさま。
 そんなわけで、三国志に思い入れもこだわりもないんだけれど、それにしてもこの映画は、なげーよ!
 こんな薄味長尺で、さらに2部構成って、製作費の無駄遣いだろ。
 序盤の、孔明が呉の国へ交渉に出向くあたりまでは、戦闘アクションものとしてまあまあ楽しめてたんだけど、周瑜が登場したあたりからどんどん話が散漫になって、天才軍師・孔明の“キレ”はほとんど伝わってこないし、アクションも単調で飽きてきた。
 Part1でのクライマックス、“九官八卦の陣”の戦いも、生死を分ける戦闘というより、華麗な演舞を観させられるってだけの見え透いた段取り芝居。
 このクライマックスの頃になると、八割方埋まっていた客席のあちこちで“飽きてますオーラ”が発せられているのが感じ取れたほど。ひとつ離れた席にいた女性はとうとうこのクライマックスのさなかで出て行ったし。
 こんな無闇に疲れる劇場体験、久しぶりだわ。
 金がかかってるのは充分に伝わってくる超大作だが、いいかげん「CGすごいでしょ」演出はやめようよ。
 2000隻の曹操軍の船団も、『トロイ』(2004年 ウォルフガング・ペーターゼン監督)からなんら進歩してない。
 『トロイ』当時ですら、あり得ない超俯瞰でのあからさまなコピペCGに失笑してたのに、まだ同じ轍を踏んでる。
 半年後に後編が待ちかまえているから結論を急ぐ必要もないが、少なくともこの前編は話のネタにしかならない愚作。
 昔三国志にはまって一家言あるおじさんが、飲み屋のねーちゃん相手に「かなーり、映画用にアレンジしちゃってるよね。獅童がやってた甘興ってのは甘寧って武将をモデルにした架空の役なんだな、うん。あとこれ大事なことだけどさ(キリッ)、金城なんとか君がやってた諸葛亮が孔明ってなってたけど、 “孔明”は字(あざな)で、彼を孔明って呼ぶんなら、劉備は玄徳って言わなきゃおかしいんだよぉ(ハート)」てな感じで知識自慢をしてる姿が目に浮かぶ。
 唯一褒めてあげたいのは、オープニングに日本版オリジナルの三国志解説を入れたり、何度も同じ登場人物に人名テロップを出してたこと。
 わかってる人にとってはくどかったかもしれないけど、ミーハーなオールスターキャスト映画でしかない本作で、筋金入りの三国志ファンより三国志初心者に気遣ったのは、関係者がこの作品の立ち位置をよく理解している証。
 Part2では女性キャストが活躍するみたいだし、実はこの映画、男っぽい内容だけど、かなり女性向けじゃないかと思う次第。
普通に
昔話ですか
人人人!
ジョン・ウー三国志、完全に良い意味で裏切られました。今まで中国の映画はテンポや思想が合わず好きになれなかったのですが、この作品は本当に楽しかったです☆ 三国志初心者のための分かりやすい説明から始まり、有名武将知将の大活躍(趙雲、大好きになりました♪)、中国軍の部隊を使用しての大迫力の戦闘シーン、広大で美しい景色、信念、信愛、友情・・・。とっても贅沢な時間でした。観終わった後、興奮しっぱなしだったので心地よい疲れが。まさに映画館で楽しむに」ふさわしい映画だっ!と思いました。
三国志に興味はなかったんだけど
武闘アクション好きの方にはおすすめです。
なにかと話題な本作シリーズ。
わたくし個人はあまり興味がなかったのですが、GWに帰省し、歴史大河ものが好きな母親の為にと借り、一緒に観賞しました。
わたくしが観るのを避けていた唯一の理由は、監督がジョン・ウーだということ。過激なアクション出身の監督だから、さぞかしドラマはお粗末なのだろうなと思いこんでいたのです。
そしてその予感は的中してしまいました。
歴史ものには必須な人間ドラマがあまりにも浅いのです。監督ご本人がそれに腐心した跡はうかがえますが、それでも結局は戦闘シーンに多数のエキストラを使い、CGを駆使し、リアルさを出すための血の量と(この監督さんの18番の)スローモーションなアクションに結局「逃げ」たという印象が否めませんでした。
救いは、やはりトニー・レオンの深みのある演技。
これで作品が、浮き足だたなかったと思います。
新鮮な諸葛孔明像
レッドクリフpart1
三国志ファンには、たまらない一品。
壮大な三国志の中の、長坂の戦いから赤壁の戦いに至るまでのごく一部でしかないが、関羽や張飛、趙雲といった愛すべき豪傑が三国志演義のイメージそのままの戦いぶりを見せられると、思わず興奮してしまいます!うぉー出たーー!!て感じでしょうか♪(笑)
しかもジョン・ウーでっせ!!
タダ、難を言えば、関羽や張飛などはもっと大男のキャストをしてほしかったなぁ。如何せんトニーレオンと同じ身長じゃぁねぇ・・・。
それに、三国志演義では、トニーレオン扮する周瑜は金城武扮する孔明を恐れて殺そうとするのに、結構仲いいじゃん、て感じのストーリーは平和だなぁ・・・。
大迫力!!
観ておかないと、次困る!
「三国志」の“赤壁の戦い”を、あのジョン・ウー監督が、完全映画化。“Part Ⅰ”なんですよね。事前の宣材(チラシ、ポスター)には、そんなこと一切書かれてないんですが、オープニング・タイトルにはしっかりと記されておりました(^^;。
 吾輩、歴史物は好きな方なんですが、実は「三国志」にはこれまでまったく手を付けておりませんでした。理由はね~、『名前がみんな漢字だから(^^;』ええ、これですわ。だって、なかなか憶えられないでしょう?登場人物もムチャクチャ多そうですし…(まあ、我ながら何と軟弱な理由でしょう。あ~情けない!)。で、この映画も実は観に行こうかどうしようか迷ってたんですが、これだけ話題になっている以上、観ておかないわけにはイカンってことで、少々ビビリながら映画館へ向かいました。そこで、驚いた!何とこの映画、冒頭に短い「三国志」の解説が付いているのです。しかも日本語で(吾輩、“字幕版”を観に行きましたので、一瞬うろたえましたよ『あれ?“日本語吹替え版”と間違えたかな?』って(^^;)!いやあ、これは良かった。とってもわかり易い!配給会社さん、グッジョブ!ですよ。これで歴史が苦手なカップルや女の子でも、何の抵抗も無く「三国志」の世界に入っていくことが出来ます。
 映画自体は、非常によく出来ています。全編からジョン・ウーのこの映画に懸ける執念(怨念(^^;?)が、スクリーン越しにビンビンと伝わってきます。VFXを駆使した、合戦での派手なアクション・シーン。CGを駆使した、膨大な数の船団の圧倒的な存在感。そしてお馴染み飛びまくる鳩…(^^;。全編『これで、どうだ!』と言わんばかりに、観てる我々にグイグイ迫ってきます。2時間25分は、あっと言う間でございます。そりゃ、1本では納まらないでしょう。「Part Ⅱ」が出来るのも、仕方ないでしょう。ただ、終わり方があまりにも唐突に切れてしまっておりますので、その辺り戸惑われませんように。この「Part Ⅰ」だけ観て、「Part Ⅱ」を観ないのも辛いし、その逆で「Part Ⅰ」観てないと「Part Ⅱ」はシンドいと思われます。ですから是非、「Part Ⅰ」をご覧になって、来春公開の「Part Ⅱ」に備えていただきたいと思います。
 ところで周瑜の妻、小喬を演じたリン・チーリン嬢。とてつもなく美しい方ですね。男性陣は彼女の美しさを是非、観に行ってください!映画初出演だそうですが、この先、ブレイク間違いなし!ハリウッド・デビューも、そう遠くないんじゃないでしょうか?まあ、とにかく必見の美しさです。彼女とスクリーン上で再会できることが、実は吾輩にとって「Part Ⅱ」の一番のお楽しみだったりしちゃいます…(^^;。
続編が楽しみです。
男魂!
三つの国の志
語り継がれていく武士伝説
  魏
蜀  呉
三角関係
トライアングルゾーンは
シンプルなのに深遠
昔も今も
何かが起こるプレリュード
「三国志」
中国の伝説?
史実は知らない
予習もしていかなかった。
まったく知らない方が
「何か」「誰か」の色に染まらず
先入観もなく
ただ、ジョン・ウーが描いた
ストーリーに入れると思ったから。
はじめは次々と出てくる登場人物の
名前を読むことだけでも大変!
漢字のわが国、日本人なのに
あらためて、近年、漢字の羅列に縁遠くなった気がして
自分自身が軽いショック状態。
繰り返し登場する人物名に慣れると
俄然面白くなりストーリーにグングン引き込まれていく。
映画宣伝に「製作費○○億円」とメディアは取りあげるけど、
製作費をかければ確かに見た目は絢爛豪華。
華やかさが映画の水準とみなす感性の人は満足するだろう。
お金が幾らかかっていようと、いまいと
人の心を動かし感動することって「その人となり」が
身近に感じられた時なんだと思う。
ジョン・ウー監督は「三国志」を映画化するまでに
18年構想していたと話していた。
そして、史実を忠実に再現するのみではなく
その時代に生きた曹操、周楡、孫権、劉備、孔明の
年齢に近い俳優陣をキャスティングして
個々の人物描写に力を入れたともいっていた。
だからジョン・ウーは既存の「三国志」を映画化したのではなく
「レッドクリフ」を完成させたのである。
「三国志」をWebで検索すると
登場人物の誰が好きだとか賛否両論。
私は「レッドクリフ」に登場する
全ての男たちが魅力的で輝かしく思えました。
誰かのために命をささげ、
目に見えない未来に光を見出し
一致団結して隣の人と手を取り合っての
生活や戦なんて現在では
考えられないでしょうし。。
赤壁の戦いがあったのは1800年前。
その時代に生きていたなら。。
私はどんな位置づけにいたのでしょう?
女ではなく男に生まれて馬にまたがり
大地を駆け巡り、剣を振り翳し
人間臭さにドップリ浸かって
人生の終焉を迎えるのも悪くないかな。。と
エンドロールが終わり
「レッドクリフⅡ」の予告を見終わった後
妄想・・にふけりながら家路に向かいました。
「三国志」は
三つの国=人の志なんです。
初心者でもなんとなくわかるようになる三国志!
三国志のことをまったく知らない状態で見たのですが、名前が難しくて最初は顔と名前を一致させるのが難しかったです。
とにかく「この名前の人誰だったっけ?」とついていくのが大変でした。
でも、とにかく人物名をスーパーで何度もだしてくれたので、徐々にそれぞれのキャラクターが明確になっていって、結果的にはけっこう楽しめました。
でもこれが、三国志の中でも「赤壁の戦い」にしか焦点を当てていないということに驚きですね。
なんせこのPart1ですら、その「赤壁の戦い」が始まる直前で終わってしまうのですから!
じゃあ一体三国志全体を映画化したら、どんなことになるのか・・・。
ただちょっと感じたのが、金城武演じる諸葛孔明があまり天才軍司っぽく見えなかったのと、劉備の影が薄いところが残念でしたね。
でも、劉備の影が薄い分、彼に仕える趙雲を始めとする三人の武将がかなりかっこいい!
忠誠心に厚く、たった一人敵に囲まれ、敵のボスを目の前にしても、まったくひるまないその勇猛さにしびれました!
そして、ラストの「八卦の陣」。
映像的にも迫力がありましたが、その陣形の動きといったらすごいこと!
圧巻の一言で、「おぉ~!」と食い入るように見てしまいました。
クライマックスの「赤壁の戦い」はPart2ですが、Part1だけで終わっても、それはそれでいいかなと思いました。
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