レッドクリフ Part Iのレビュー・感想・評価
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武闘アクション好きの方にはおすすめです。
なにかと話題な本作シリーズ。
わたくし個人はあまり興味がなかったのですが、GWに帰省し、歴史大河ものが好きな母親の為にと借り、一緒に観賞しました。
わたくしが観るのを避けていた唯一の理由は、監督がジョン・ウーだということ。過激なアクション出身の監督だから、さぞかしドラマはお粗末なのだろうなと思いこんでいたのです。
そしてその予感は的中してしまいました。
歴史ものには必須な人間ドラマがあまりにも浅いのです。監督ご本人がそれに腐心した跡はうかがえますが、それでも結局は戦闘シーンに多数のエキストラを使い、CGを駆使し、リアルさを出すための血の量と(この監督さんの18番の)スローモーションなアクションに結局「逃げ」たという印象が否めませんでした。
救いは、やはりトニー・レオンの深みのある演技。
これで作品が、浮き足だたなかったと思います。
新鮮な諸葛孔明像
どう描かれるか楽しみだった諸葛孔明を、
金城武が、冷徹な軍師としてではなく、
音曲やユーモアを解する青年として現代に蘇らせ、
絶世の美女=小喬を、
新人女優の林志玲が、ごく自然な、
滲み出るような美しさで表現してくれました。
しかし、この二人に負けず劣らず印象的だったのが、
呉の君主孫権の妹である尚香(ヴィッキー・チャオ)でした。
いやぁ、あのじゃじゃ馬。良いな~♪
レッドクリフpart1
三国志ファンには、たまらない一品。
壮大な三国志の中の、長坂の戦いから赤壁の戦いに至るまでのごく一部でしかないが、関羽や張飛、趙雲といった愛すべき豪傑が三国志演義のイメージそのままの戦いぶりを見せられると、思わず興奮してしまいます!うぉー出たーー!!て感じでしょうか♪(笑)
しかもジョン・ウーでっせ!!
タダ、難を言えば、関羽や張飛などはもっと大男のキャストをしてほしかったなぁ。如何せんトニーレオンと同じ身長じゃぁねぇ・・・。
それに、三国志演義では、トニーレオン扮する周瑜は金城武扮する孔明を恐れて殺そうとするのに、結構仲いいじゃん、て感じのストーリーは平和だなぁ・・・。
大迫力!!
多くの中国人が出演する中、金城武が諸葛亮孔明役だっただけに非常に嬉しかったです。
内容的には三国志を読んだことがある人は結末を知っているので特に目新しいことはありませんが、映像的なところでジョンウー監督の天才的なシーンが多々見られます。
とにかく迫力がすごいです。
内容を知っていても十二分に楽しめると思います。
早く第二部作が見たいです。
観ておかないと、次困る!
「三国志」の“赤壁の戦い”を、あのジョン・ウー監督が、完全映画化。“Part Ⅰ”なんですよね。事前の宣材(チラシ、ポスター)には、そんなこと一切書かれてないんですが、オープニング・タイトルにはしっかりと記されておりました(^^;。
吾輩、歴史物は好きな方なんですが、実は「三国志」にはこれまでまったく手を付けておりませんでした。理由はね~、『名前がみんな漢字だから(^^;』ええ、これですわ。だって、なかなか憶えられないでしょう?登場人物もムチャクチャ多そうですし…(まあ、我ながら何と軟弱な理由でしょう。あ~情けない!)。で、この映画も実は観に行こうかどうしようか迷ってたんですが、これだけ話題になっている以上、観ておかないわけにはイカンってことで、少々ビビリながら映画館へ向かいました。そこで、驚いた!何とこの映画、冒頭に短い「三国志」の解説が付いているのです。しかも日本語で(吾輩、“字幕版”を観に行きましたので、一瞬うろたえましたよ『あれ?“日本語吹替え版”と間違えたかな?』って(^^;)!いやあ、これは良かった。とってもわかり易い!配給会社さん、グッジョブ!ですよ。これで歴史が苦手なカップルや女の子でも、何の抵抗も無く「三国志」の世界に入っていくことが出来ます。
映画自体は、非常によく出来ています。全編からジョン・ウーのこの映画に懸ける執念(怨念(^^;?)が、スクリーン越しにビンビンと伝わってきます。VFXを駆使した、合戦での派手なアクション・シーン。CGを駆使した、膨大な数の船団の圧倒的な存在感。そしてお馴染み飛びまくる鳩…(^^;。全編『これで、どうだ!』と言わんばかりに、観てる我々にグイグイ迫ってきます。2時間25分は、あっと言う間でございます。そりゃ、1本では納まらないでしょう。「Part Ⅱ」が出来るのも、仕方ないでしょう。ただ、終わり方があまりにも唐突に切れてしまっておりますので、その辺り戸惑われませんように。この「Part Ⅰ」だけ観て、「Part Ⅱ」を観ないのも辛いし、その逆で「Part Ⅰ」観てないと「Part Ⅱ」はシンドいと思われます。ですから是非、「Part Ⅰ」をご覧になって、来春公開の「Part Ⅱ」に備えていただきたいと思います。
ところで周瑜の妻、小喬を演じたリン・チーリン嬢。とてつもなく美しい方ですね。男性陣は彼女の美しさを是非、観に行ってください!映画初出演だそうですが、この先、ブレイク間違いなし!ハリウッド・デビューも、そう遠くないんじゃないでしょうか?まあ、とにかく必見の美しさです。彼女とスクリーン上で再会できることが、実は吾輩にとって「Part Ⅱ」の一番のお楽しみだったりしちゃいます…(^^;。
続編が楽しみです。
三国志がここまでエンターテイメントとして映像化されたことに驚きました。時間的な制約があるのでやむを得ないかとは思いますが、ストーリーがやや急ぎすぎなのが残念でした。ただCG効果も十分で楽しめました。続編が楽しみです。
男魂!
三つの国の志
語り継がれていく武士伝説
魏
蜀 呉
三角関係
トライアングルゾーンは
シンプルなのに深遠
昔も今も
何かが起こるプレリュード
「三国志」
中国の伝説?
史実は知らない
予習もしていかなかった。
まったく知らない方が
「何か」「誰か」の色に染まらず
先入観もなく
ただ、ジョン・ウーが描いた
ストーリーに入れると思ったから。
はじめは次々と出てくる登場人物の
名前を読むことだけでも大変!
漢字のわが国、日本人なのに
あらためて、近年、漢字の羅列に縁遠くなった気がして
自分自身が軽いショック状態。
繰り返し登場する人物名に慣れると
俄然面白くなりストーリーにグングン引き込まれていく。
映画宣伝に「製作費○○億円」とメディアは取りあげるけど、
製作費をかければ確かに見た目は絢爛豪華。
華やかさが映画の水準とみなす感性の人は満足するだろう。
お金が幾らかかっていようと、いまいと
人の心を動かし感動することって「その人となり」が
身近に感じられた時なんだと思う。
ジョン・ウー監督は「三国志」を映画化するまでに
18年構想していたと話していた。
そして、史実を忠実に再現するのみではなく
その時代に生きた曹操、周楡、孫権、劉備、孔明の
年齢に近い俳優陣をキャスティングして
個々の人物描写に力を入れたともいっていた。
だからジョン・ウーは既存の「三国志」を映画化したのではなく
「レッドクリフ」を完成させたのである。
「三国志」をWebで検索すると
登場人物の誰が好きだとか賛否両論。
私は「レッドクリフ」に登場する
全ての男たちが魅力的で輝かしく思えました。
誰かのために命をささげ、
目に見えない未来に光を見出し
一致団結して隣の人と手を取り合っての
生活や戦なんて現在では
考えられないでしょうし。。
赤壁の戦いがあったのは1800年前。
その時代に生きていたなら。。
私はどんな位置づけにいたのでしょう?
女ではなく男に生まれて馬にまたがり
大地を駆け巡り、剣を振り翳し
人間臭さにドップリ浸かって
人生の終焉を迎えるのも悪くないかな。。と
エンドロールが終わり
「レッドクリフⅡ」の予告を見終わった後
妄想・・にふけりながら家路に向かいました。
「三国志」は
三つの国=人の志なんです。
初心者でもなんとなくわかるようになる三国志!
三国志のことをまったく知らない状態で見たのですが、名前が難しくて最初は顔と名前を一致させるのが難しかったです。
とにかく「この名前の人誰だったっけ?」とついていくのが大変でした。
でも、とにかく人物名をスーパーで何度もだしてくれたので、徐々にそれぞれのキャラクターが明確になっていって、結果的にはけっこう楽しめました。
でもこれが、三国志の中でも「赤壁の戦い」にしか焦点を当てていないということに驚きですね。
なんせこのPart1ですら、その「赤壁の戦い」が始まる直前で終わってしまうのですから!
じゃあ一体三国志全体を映画化したら、どんなことになるのか・・・。
ただちょっと感じたのが、金城武演じる諸葛孔明があまり天才軍司っぽく見えなかったのと、劉備の影が薄いところが残念でしたね。
でも、劉備の影が薄い分、彼に仕える趙雲を始めとする三人の武将がかなりかっこいい!
忠誠心に厚く、たった一人敵に囲まれ、敵のボスを目の前にしても、まったくひるまないその勇猛さにしびれました!
そして、ラストの「八卦の陣」。
映像的にも迫力がありましたが、その陣形の動きといったらすごいこと!
圧巻の一言で、「おぉ~!」と食い入るように見てしまいました。
クライマックスの「赤壁の戦い」はPart2ですが、Part1だけで終わっても、それはそれでいいかなと思いました。
武将たちのガチンコ勝負は圧巻
キャスティングがよかったですね。
金城武の孔明が意外に良かったです。
孫権はイケメンだったので友人が騒いでおりました(笑)
大好きな関羽はイメージ通り!
役者さんがチンギス・ハーンの末裔ってのにも興奮。
あとは、趙雲役の俳優さんのアクションシーンが一番光って見えました。
岩代太郎氏の音楽がとても良かったです。
サントラ買いました。
聴く度に映画館にまた行きたくなります。
初心者には分かりにくいということですが、事細かに人物紹介などしていると二部作では収まらないから仕方ないかなと。
巨額の制作費を投じてあの素晴らしい映像を見せてくれているのだから、三部作以上になるとクオリティーが落ちてしまうのではないでしょうか。
また、各武将の紹介をするためか、時系列が合ってないところがあります。
なのでこの映画をそのまま鵜呑みしないで少し三国志を勉強してから観てみることをオススメします。
すみません。話が見えません・・・
「三国志演義」は読んだことがないので、よく知らない。よくご存知の方やファンの方には、有名なエピソードがてんこ盛りでサイコーなのかもしれないが、こちとらさっぱり、ちんぷんかんぷん。それでも最初に説明の部分を付け加えたりして、配給会社の努力は感じるのだが、何だか「スター・ウォーズ」の1作目を観ているみたいで、しっくりこないのだ。「スター・ウォーズ」は毎回最初に字幕でその作品の背景が説明されるのだが、割り切って観るしかない感じだった。「三国志」は描いている時間が長いし、時代背景も複雑だし、登場人物も多い。だから、義兄弟の契りとか、三顧の礼だとかそういうエピソードはすっ飛ばし、一番スカッとするエピソードを映画化したのだと思うが、そういう背景が描かれていないので共感しがたい。もちろん、中国で制作されたテレビシリーズなどと比べれば、断然血沸き肉踊る感じだと思うし、画面に緊張感がある。ちゃんと女性を引き立てようとする配慮も感じられる。二丁拳銃は、残念ながら出てこないけど、おなじみ白い鳩も舞ってくれる。いいところで終わっちゃうのは、噂で聞いていたので覚悟していたが、登場人物が多い中(途中でたびたび字幕で名前が紹介されるのはありがたかった・・・)もう少し初心者にもわかるような作りにしてほしかった。
圧巻!
とにかく迫力満点、!
映画館の大スクリーンで見ていると、こちらもその場にいるような臨場感を
味わえる!
そして、男の色気もムンムン!
目の保養をしたければ、是非どうぞ。
アジアンもアングロサクソン人に負けず劣らずかっこいい!
カッコイイ☆
見終わって一言・・・
「金城武ってあんなにかっこよかったっけ!?」
「トニーレオンは勿論、最高」
素のがいい人こそ似合う髪形・・・
ストリーはともかく、女性は見て癒される作品だと思う。
三国志・・・って思うと、どうかな?
一緒に見た男性は「・・・」
私は、4月のパート2も見ます!
三国のシンフォニーが聞こえない。
公開されて賛否両論の『レッドクリフ』。
三国志ファンとしては残念ながら私は「否」に評価せざるを得ない結果になってしまった。
好意的なところを見つけるとこらからして難しい。
ジョン・ウー的に全体的にエンターテインメントに徹したと言えば聞こえはいいし、唯一の好意的な点なのだろうが、これが、ずっとやりたかった『三国志映画化』と言うのであれば、ジョン・ウーも終わりだ。
否定的な見解を挙げればキリがない。
冒頭のシークエンスからして、兵士に気迫が感じられず(これが観てて本当にツライ)、槍をパシパシ叩く戦闘で、観てて萎える・・・。
武将はカリスマ性を出す演出なのだろうが、キモは武将に丸投げでは、兵団や陣形を説く意味が無い・・・。
そして、本作で最も致命的なのは、三国志の魅力ある武将たちがまったく輝いていないことだ。
特に、呉・蜀を『善』とみなすこの作品の構図からして『悪』である魏の棟梁である曹操の魅力がまったく無い。これは本当に致命傷だ。
ただのイメクラ好きのエロオヤジと化しており、こんなやつに身を賭して戦う必要があるのか、周りの武将もアホか!と言いたくもなる。曹操を魅力ある悪役にしてこその三国志演義だろう。近年では「蒼天航路」などで曹操の魅力は再認識されているが、ここまで美しく書かなくとも、曹操は、三国志においては「スターウォーズ」における『ダース・ヴェイダー』なのだ!!ヴェイダー卿のいない『スターウォーズ』なんて・・・。
魏軍も総じて魅力ある武将に恵まれているはずなのに字幕で軽くあしらわれる始末・・・(特に張遼。)
少なくとも、世界で多くのファンを持つ三国志の映画化として考えるには相当お粗末な結果になってしまったことだけは断言できる。
パート2でどこまで巻き返せるかだが、予告編を見る限りでは曹操に変化はみられそうも無く、展望は暗い。
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