「赤壁の戦いプロローグ」レッドクリフ Part I バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
赤壁の戦いプロローグ
劇場公開では見逃し、レンタルDVDで観た。ジョン・ウーが赤壁の戦いの映画を撮って、しかも主人公の1人が周瑜と聞いて興味はあったんだけど、その一方でウーの映画は確かに面白いことは面白いんだけど自他共に認める女性を描くのが苦手というところが個人的な好みからするとちょっとなあと。女優陣もいまいち興味がわかない面子だし、う~ん、どうしようかなぁと迷ってるうちに上映が終わってしまった。しかしDVDで観たら面白かった。やっぱり映画館で観るべきでした。
演義・正史・オリジナル設定をミックスして非常に面白い物語に仕立てており、筋肉バカにしか描かれない張飛を書の達人に設定するあたりも面白い。なんと言っても周瑜がかっこよく描かれてるのが周瑜好きとしてはうれしいですね。キャスティングも抜群で、トニー・レオンの周瑜、金城武の孔明、チャン・フォンイーの曹操、チャン・チェンの孫権など、いずれもハマり役。PartⅠでは赤壁の戦いにまで話が至らずPartⅡへ続くとなるんだが、そんなこと気にならないほど十分に面白く、むしろPartⅡへの期待が大いに高まる1作だった。
それにしても最初に邦題が『レッドクリフ』と聞いた時は、「決定した邦題じゃないよね? あくまで仮題だよね?」と一縷の望みを抱いたんだが、結局それがそのまま邦題になって心底ガックリ来た。ひどい邦題だ。
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