クローバーフィールド HAKAISHA : 特集
昨夏の予告編登場から、今年1月に公開されるまで、全米で常に話題をさらってきた「クローバーフィールド/HAKAISHA」が、ついに日本でもベールを脱ぐ。今回は、この映画が何故これまで話題になってきたのか? 話題に乗り遅れないための“現象”のまとめと、仕掛け人でもあるプロデューサーのJ・J・エイブラムスに真意を尋ねるインタビューをお届けする。(文:編集部)
“クローバーフィールド現象”まとめ
■2007年7月2日
謎の新作映画の予告編に話題沸騰!
全米公開された「トランスフォーマー」の上映館で、謎の特報映像が公開。その特報映像では「J・J・エイブラムス製作」「08年1月18日全米公開」という情報しか明らかにされず、タイトルは不明のまま。さらにその内容が、空から落下する謎の物体とパニックで逃げまどう人々、破壊された自由の女神像などを手持ちのカメラで映した衝撃的な映像であったため、一気に口コミが広がる。
■2007年7月11日
謎の予告編がネットにも登場!
インターネットにも正式配信されたことから、話題が世界中に広まる。全米公開日を表すものと思われる「1-18ー08」の文字から、これを本作のタイトルとする説も現れる。
■2007年11月16日
新予告編でタイトルが明らかに
全米公開された「ベオウルフ/呪われし勇者」上映館で新しい予告編が登場。予告編の最後に「クローバーフィールド(Cloverfield)」というタイトルがつく。映像の中身は、ニューヨーク・マンハッタン島のセントラルパークの俯瞰映像から始まり、爆発で頭部が転げ落ちた自由の女神像が映された後、「私の名はロバート・ホーキンス。およそ7時間前、この街は“何か”に攻撃されました」と緊迫感に包まれたある男が語り出すシーンに切り替わる。その男が恐怖の体験を語り、軍の隊員と少女の会話、爆発シーンなどが続くというもの。
■2007年12月
予告編の拡大版ともいえる5分間の映像が公開
これまでの予告映像に加え、飛んできた自由の女神の頭部を携帯カメラなどで撮る若者たちの姿や、近くのビルが倒壊してスーパーマーケットに逃げ込むと、何者かの足音らしき、物凄い地響きが起きるというシーンも含まれる新しい映像が公開される。
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