クローバーフィールド HAKAISHAのレビュー・感想・評価
全146件中、1~20件目を表示
Destroyer‼️
この作品は一応モンスター映画なんですけど、映像はたまたまモンスター出現に遭遇した若者が、ビデオカメラで撮影した映像が映画の映像となってます‼️われわれ観客が観るのはグラグラ揺れまくりの画面と、怪獣とそのカタストロフ描写の断片のみ‼️登場人物たちも状況を理解せず、観る者も状況を理解出来ないまま、壮絶なスペクタクルとビジュアルに圧倒されるだけの作品‼️私は優れた映画というのはキャラクターに共感し、物語に感動し、喜怒哀楽の感情を爆発させてくれるモノだと思います‼️ビジュアル性や視覚性を突き詰めただけの今作は、芸術でもあり、娯楽でもある "シネマ" には程遠い気がする‼️ただ、怪獣映画の大ファンである私は85分という上映時間の間、ハラハラドキドキ、相当楽しめたのも事実‼️
怪獣映画で、「人間目線」が当たり前になった今
【鑑賞のきっかけ】
J・J エイブラムスの代表作でもある本作品は、以前にも鑑賞したことがありましたが、動画配信にラインナップされているのを発見して、懐かしくなり、再鑑賞してみました、
【率直な感想】
<「人間目線」による描写は、以後の巨大モンスターものの予兆か?>
本作品は、一般市民が未知の巨大モンスターをビデオカメラで撮影したものの一部始終が本編として流されていく。
このドキュメンタリー的な手法は、もし、巨大生物が都市を襲ったら、そこに遭遇した人はどんな光景を目の当たりにするだろう?という点で、リアリティを感じさせ、当時の大ヒットにつながったのでしょう。
今回、本作品を鑑賞するにあたり、制作年が2008年と確認して、思い当たったことがあります。
巨大モンスターものと言えば、「ゴジラ」だと思いますが、昭和から東宝が制作し続けてきた「ゴジラシリーズ」は、本作品の制作の少し前、2004年に「ゴジラFINAL WARS」という作品で、継続的な制作に終止符が打たれているのです。
つまり、本作品の制作時には、「ゴジラ」の新作は作られていなかった。
その後、2014年の「GODZZILLA ゴジラ」(ギャレス・エドワーズ監督)、2016年の「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)で「ゴジラ」は復活していきました。
2004年以前の「ゴジラ」と2014年以降の「ゴジラ」には、その撮影手法に大きな違いがあります。
つまり、2004年以前は、「人間目線」でゴジラを捉えるというシーンは限定的でした。それに対し、2014年以降は、「人間目線」でゴジラを捉えるシーンが多用されています。
ゴジラの巨大さを表現するなら、やはり「人間目線」が効果的です。
だから、初代「ゴジラ」(1954年)もゴジラの初登場シーンは、人間目線でゴジラを捉えています。
でも、当時は、合成の技術が未発達であり、長らく、怪獣パートと人間パートは別々に撮影され、別々に描写される時代が続いてきました。
でも、今は技術の向上の結果、「人間目線」での描写が多用されています。
最近話題になった「ゴジラ-1.0」では、人間目線の描写が多いです。
実は、ゴジラの体長は、90年代の作品では100メートルくらい。これに対し、「ゴジラ-1.0」は、50メートルくらいですが、人間目線描写のお陰で、半分の体長になったと感じた観客はほとんどいなかったのではないでしょうか。
この「人間目線」という点に着目したとき、本作品は、その後の巨大モンスター映画を予兆していたようにも感じられるのです。
<最後のシーンは、意味深>
本作品を改めて鑑賞して、印象深かったのが、最後の1分くらいのシーンです。
着目点の1つ目は、背景に映る「動く物体」。
着目点の2つ目は、登場人物の最後の一言。
この2点が、本作品の本編のラストを、きりりと引き締めてくれていると感じました。
【全体評価】
「人間目線」で見た巨大モンスター。
現在制作されている諸作品は、プロが撮影したもの。
でも、現実に、一般の人が撮影するとやはりこんな感じ。
と、改めてリアリティを感じてしまう、秀作でした。
映像のリアリティエグい
久しぶりにとてつもなく面白いパニック映画はを観たな、って感じでした。しかもモキュメンタリーの方式なので、まるでゲームをプレイしているような感覚にもなりました。
それもただ化け物から逃げるスリルだけじゃなくて、ロブたちのドラマも魅力的で、とても惹き込まれました。
それにしてもロブもベスも生き残れなかったのは悲しすぎます……仲間があっさりと残酷にやられていく様も衝撃的でした。
あっという間に80分過ぎます。
POV(一人称視点)の臨場感は断トツ。期待のし過ぎは禁物。
突如、得体の知れない"何か"に襲われるマンハッタン。避難しながら不自然過ぎる程に頑なにカメラを回し続けるが、この映画の醍醐味なので、『カメラを止めるな!』と言われなくても止めない。電池長持ち。
導入部分のパーティーがだいぶ冗長だと感じてしまったが、登場人物達を深掘りしていたと考えると納得。その深掘りは後半の感情移入にも響いてくるので、あまり仲良くない人の送別会に付き合いで参加しているつもりで鑑賞。
何て事のない日常、幸せな1日、明るい未来。そんな時間を一瞬で奪い去り、絶望に変えてしまった"何か"。本当に最後の最後、ラストシーンまで正体を教えてくれないのは良い。
自由の女神の首が無いジャケット写真がメインビジュアルになっているが、その首を凄い良いタイミングで使っており、効果抜群な演出。監督の満足気な顔が見えそう。このとてつもない一撃で本作の印象を鑑賞者に突き付けた監督の勝ち。
ただ、誰もが予想しなかったラストに評価が分かれた感。私も思わず『えっ!?』と声が出てしまった。85分と珍しく短めの映画なので、しっかりエピローグは入れられたと思う。
20年近く昔の映画と考えるとかなり攻めた内容と手法。個人的にはオススメ。ラストの2人のシーン、画面真ん中よりちょっと右側を注視すると"何か"がわかる。
ホームビデオ風の怪獣映画というのも斬新だが、「強いアメリカ」ではなくなった点も新しかった。
アイデアがいい。
舞台はニューヨーク。日本に転勤が決まった青年を祝うパーティ会場を撮影していたが、突如物凄い音が響き渡る。様子を見にいくと、なにかが街を破壊している。身の危険を感じた人々はとにかく逃げることにする。
いわゆる怪獣映画だ。ただし、ブレアウィッチプロジェクトのようにホームビデオ風に撮影されているところが新しい。ただし、予算がなかったブレウィッチプロジェクトと違い、本作は製作費27億円。映像も計算されたものになっている。
登場人物がホームビデオを持って逃げ惑う人々を撮影しているスタイルなので、怪獣も人間の目線だけになる。人間の目線だけ、というのはリアルな感じがする。「シン・ゴジラ」はホームビデオ風の映画ではなかったが、目線に関しては本作を踏襲しているのだと思う。
そんな斬新さもあって、興行収入240億円を稼いだ。
ニューヨークがなんだかよくわからないものに襲われる、という状況は911を想起させるし、実際にそういうセリフもある。
日本のゴジラは原爆のモチーフで、アメリカの「なにか」は911、すなわち外国から来るテロリストがモチーフなのか。
wikiの解説を読むと、最後のショットがかなり重要なヒントとなる。
敵はどこからかやってきて、潜入し、突然攻撃してくる。
善良な市民はただ逃げ惑うばかり。
興味深いのは、ハリウッド映画は外部からやってきた敵を英雄的な人々が命がけで倒すのがセオリーだった。「インデペンデンス・デイ」や「アルマゲドン」がいい例だ。
しかし、本作は普通の人々がただ逃げ惑うばかり。撮影方法や、怪獣の姿がよくわからない、といった部分も新しいが、主人公がずっと逃げているというのも本作の斬新なところかもしれない。
おそらく先述の911によって「強いアメリカ」が揺らいだのではないか。
怪獣映画とはいえ、よくよく考えるといろいろなことが見えてくる。
50点
映画評価:50点
リアリティーを出したい気持ちは伝わる。
ただ………
①終始カメラ越しブレブレ状態なので気持ち悪い。
(車酔いとかする方は厳しいかも)
②未確認生物のルールが謎
(他の怪獣作品にもいえるけど、目から血とか何事)
③注釈すると20分でまとまる
(リアルさを出すための要らないシーンをあえて入れているので無駄に長い)
これらの不満点が、
私にとっての減点でした。
監督のやりたい事が出来てそうなのが良かったです。ラストなんかも人の無力さを表現しているのかなぁ?なんて勝手に思ったり。
それでもエンターテイメントなので、
「カメラを止めるな」みたいに
オチとか、考察の隙間がもう少し工夫してあると
もっと面白くなかったかなぁと感じました。
色々言いましたが、
映像に引き込まれたのは事実なので
面白かったんだと思います。
【2024.7.26観賞】
つまらないとは言わない
映像とか凝ってたし、迫力もあったと思う
でも手ブレカメラの件はともかく、シナリオも展開もほぼほぼ、ブレアウィッチプロジェクト
敵が心霊現象か怪獣かっていう違いのみ
2回目はないかなー、、、
映像が全編主観映像というかビデオカメラ目線なのは聞いてなかった💦
別にそれが悪いということではないですが🤣
怪獣?が出てくるまではとてもつまらなくて観るのやめようかと思った笑
てか始まりから終わりまで小学生が休み時間に考えそうなストーリーって感じ笑
新たなる怪獣映画は、今でも面白い!
公開当時、賛否両論の嵐が吹き荒れた作品。それと共に、考察なんかも飛び交って、話題になってましたよね。DVDが発売されると、即、購入して検証した覚えがあります。
その後、2作目、3作目も製作され、見た覚えもあるんだけど内容は???
ただ、この1作目については大好きな一本で、時々見直したくなるほどの想いがあります。
POVとかモニュメンタリーなんて言われて、結構、流行りましたよね。確かに安っぽいビデオ撮影の演出(斜めの画面や焦点の合わない映像、動きが速すぎて何が映っているのかわからない)は、きれいな画を見慣れた人には不快でしかないと思います。
でも自分は好きです。リアルの追求としてはすごく効果的だったんじゃないでしょうか。いかにも重ね撮りしましたという感じで入ってくる昔の映像も良いですね。特に、最後のシーンは切なくなります。今回、新たに見直しても見劣りはなく、むしろ、以前より楽しませてもらった感もあります。
エンディングの音楽も往年の東宝怪獣映画を髣髴させるものでとても満足しました。
ただ、あの"何か"のデザインだけは今でも好きになれません。そこが自分の中での減点要素です。
DVDについていたメイキングの中で、現在まで人気を誇るゴジラに感銘を受けたみたいなコメントがありました。
映画事態はインパクトもあって、残る作品だと思われますが、あの"何か"が人気者になるのはどうだろう?
それなりに楽しめたが…
POV映画としてはよく出来てるなぁとは思った。
ただ最初のパーティーシーンは長いなぁと。
ストーリーに関わる何かしらの伏線とか、謎の生物に関わる情報みたいな物があれば意味のあるシーンになったのかなとは思うが、只々パーティーと男女のいざこざの話だけで、ここそんなに尺いるかな?と思った。
俯瞰で観るシーンがほぼ皆無であるため、ずっとハンディカメラの視点はしんどいと感じた。
最初から最後まで一般人の視点である事にこだわって作ってあるのはいいと思った。
ただ、謎の生物の正体について何も判明している事がほぼないので、そういう要素が欲しい自分にとっては残念だった。
あと後日談も欲しかったな…。
POV、しかもモンスターパニック!的なものを求めている人にとってはオススメできるのでは。
軍の安心感がハンパない。
結局どうなったのかはさておき...
謎の怪物が襲来してすぐに出動、戦車でドカドカ攻撃しつつ一般市民を避難誘導するU.S.Armyの頼もしさときたら。
手ブレ風の揺れる映像なので、スマホやタブレットなんかの小さい画面で観たほうが酔いにくいかも。
その時、何が起きたのか?
原題
Cloverfield
感想
全米興行歴代新記録樹立!
巨大な都市ニューヨークを空前絶後の大惨事が見舞う…。全米公開時に展開されたミステリアスな宣伝の数々も話題を呼んだ、J•J•エイブラムス製作のモンスターパニック映画!
映画上映してた頃のCMがインパクト大でしたよね、自由の女神が頭が転がってくるって…笑
上映時間も85分と観やすく、割と好きです。
いつも通りの日常な一瞬で崩れ去るという…
POVなので臨場感はあると思うが酔う人は酔うと思います。
モンスターとでかい虫の造形も好みでした。
助かったのはリリーだけですかね。
※このテープを見る人の方がその正体に詳しいだろう
企業内のコンプライアンスビデオや保安基準の教則VTRによくある。
オーソン・ウェルズのラジオ番組をリスペクトしている。同じ女神さんなら『ゴーストバスターズ』の方が♥
こう言った映画はフェイク系で演技している役者は何を考えて演じているのか?って見ると可哀想になる。
企業内のコンプライアンスビデオや保安基準の教則VTRによくある。
No. 1 POV作品
大好き。POV(?)映画好きにオススメ。濃い1時間でした。最初のパーティ部分を楽しめない私は子供だと思う。久しぶりに見たがこんなに怪物はっきり映ってたっけ?というくらい人型できもかった。触ったらヌメヌメしてそう。なんか蜘蛛が表面から湧き出てたキモイ。続編が出たら見たい映画。もし続いてもRECのように宗教染みた話にはならないでほしい。14.3.16
足し算感は否めないが…
ゴジラと宇宙人が合わさったようなモンスターパニックに加え、それを個人がカメラを使って記録し続ける、どこかで見たような組み合わせとなっている。
しかしながら、その映像の迫力は本物であり、生き延び、なおかつ記録するという人間の性のようなものを感じる。
ただ、取り残された恋人を決死の覚悟で助け出そうとするのが、果たして現実的なのか、そしてこれこそがアメリカ人が考える「人間性」なんだなと思った。彼らの美徳感が表現されている。
当時けっこう話題になった気がするが、 たぶん、 ハンディカメラの映...
当時けっこう話題になった気がするが、
たぶん、
ハンディカメラの映像をつなげて映画にする
手法が話題になったのかな。
ブレアウィッチとどっちが先だろう。
特に感想という感想もない。
謎のウルトラマン怪獣みたいなのから逃げるけど、
ストーリー、オチはなんとも。
主人公が日本に転勤になるので、
「日本」という言葉がたくさん出てきたのは
なんとなくうれしかった。
あとは、自由の女神の首が飛んできたところが
一番の見どころかな。
それ以外は特に何も。
自分視点の斬新な撮影手法
プライベートカメラで撮影した内容が映画になったような手法で撮影されてます。そのため、没入感があって自分視点でパニック映画が楽しめます。
自分は結構好きな部類なので他にも出てきて欲しいです。
全146件中、1~20件目を表示