クローバーフィールド HAKAISHAのレビュー・感想・評価
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想像を膨らませて楽しむ
公開前も「謎の映画」とされ、いざ封切りされても結局謎は謎のまま。全編POVであり、「乗り物酔い注意」の看板が特設されるなど多くの「クローバーフィールド現象」が巻き起こるセンセーショナルな作品だった。流石J.J.エイブラムスだ。さて、本編を観賞しての感想だが、臨場感が物凄く、手に汗握りっぱなしであるが、酔う。しかし面白い…こんな感じだ。本作の真の面白い所は本編ではなく「本作を取り巻く環境」だろう。それと劇中のヒントなどを組み合わせて出来上がった「憶測」がワクワクさせる。点と点が結び付く所もあれば、矛盾もあるということが更なる探求心を煽るという訳だ。
本作のキーワードは以下の通りである:
①公式サイトや関連サイトなどで分かること
・日系企業タグルアト社
油田開発などを行う企業であり、劇中の主人公が副社長として日本へ赴任する会社である。その子会社が「スラッシオ」と呼ばれる飲料水を発売し、ヒットさせている。劇中ではロブの兄、ジェイソンがそのTシャツを着ている。
タグルアト社は油田掘削施設で大規模な事故を起こしており、それが何らかの形で怪物と繋がっている。また、潜水艦による調査で、「スラッシオ」の成分となる地点を探り当てるが、その海底に怪物が劇中で背中を擦って振り落とす寄生虫(アブブと呼ばれている)と背丈や特徴の似た生物が発見されている。「スラッシオ」の成分調査や研究の過程で、そのアブブが突然変異を起こし、巨大化したとも考えられる。
②本編でのヒント
・謎の落下物
劇中のラストシーンで、ロブとベスが観覧車に乗っているシーンがあるが、画面右上から突如何かが水平線に落下する。(船が目印)恐らく怪物だが、そうすると後述の監督の発言やタグルアト社関連の話とは矛盾が生じる。
・軍の関与
劇中で「軍が関与してるかもな」という台詞がある。ヒントとしてはそれだけだが、掘り下げて調べると確かにその可能性が出てくる。(軍の実験で…とかではない)
・怪物は1体ではない説
良く観てみると、怪物の大きさや特徴などが違って見える。顔の表情も違うこともあり、様々な憶測が飛んでいる。
・怪物、主人公らの安否
最後の攻撃である、マンハッタン島まるごと吹き飛ばす作戦にて、主人公2人は恐らく亡くなった。冒頭で、合衆国国防総省がカメラを回収したことが明かされるが、激戦区だったセントラルパークの橋の瓦礫下より国防省の人間が拾い上げたということは、「もう人間が入っても大丈夫」ということを表す。よって、安全=怪物は倒されたと考えられる。もしくは国外へ追い出した、もしくは負傷した所を生け捕り(これは私の考え)にした。いずれにせよ、その場所での危機は去ったととれるため、何らかの決着はついたのだろう。
③製作陣の話で分かること
・マット・リーヴス監督より
「怪物は生まれたばかりの子供なんだ」
と発言。「彼(性別問わず)は感情があり、いなくなった母親を探している。」とのこと。あの甲高い咆哮は苦痛に耐えている声とも聞こえるが、そう言われてみるとどこか悲しい叫びにも聞こえる。
ここにサイトの情報を組み合わせて考えると、タグルアト社の油田事故の以前に
ノルウェー国籍の船が行方不明になっているのだが、その原因が登場した怪物、あるいはその親である可能性がある。その後にアメリカ海軍の軍艦の沈没事故があるのだが、これはアメリカ海軍の調査で怪物が発見され、攻撃の対象となり、そのときに母と子が離ればなれになってしまったと推測される。母は沖へ、子は陸へ(マンハッタン島)という形だ。ここで母が死亡したとも考えられるが、劇中の「手強いやつだ」という台詞から、その可能性は低いとされる。
このように、調べれば調べるほど関連が繋がってくる。マニア臭いがとてつもなく斬新な設定に脱帽だ。長文を失礼。
期待していたのとは違いました
最初の恋人達からお別れパーティーへの流れで誰が誰やらわからなくなり
ていうか、全然別の人だったのね
パーティーのシーンが約18分、長かったです
空気が読めないカメラ担当の人、なぜこの設定にしたのでしょう、緊急事態なのにカメラを手放さないという異常行動の正当化の為なのかな
とにかくおっぱいの人をもっと映せば良いのにと思いながら、怪獣の登場まで待ちました
なぜか複数の撮影者の映像を組み合わせた映画だって勘違いしていたので
いつ死ぬのだろうと思っていましたが
これがなかなか死ななくて
結局普通に映画的な行動をとっているんですよね
怪獣の寄生虫?に襲われても逃げられるし、そこで1人噛まれた結果、血を吹き出して死にますけど
自力で動けなくなった恋人を助けに行って、まさかの救出成功
ここまで普通に映画的な英雄的講堂ができるなら脱出も成功しそうな感じでしたが
最初にカメラを回収ってなっているので
死亡が予想できて、もちろんその通りに死にますけどね
全然違うイメージを勝手に作ってしまっていたので
これじゃないって思ってしまいました
おっぱいの人は脱出成功ですよね
それだけは良かったです
巻き込まれたらの臨場感を体感
回数:3回目
推薦:遊園地のアトラクション好きに
感想:定期的に見たくなるジェットコースタームービー。最初の20分は今はとばしてしまって見てます。初めて見たときはこの興奮とこれを作ろうと思った人に対してスゲーってただただ思いました。あっという間に見終わるのもいいところ。この手の物では一番お気にです。
短くてよかった。実質70分
10クローバーフィールドが楽しめたので前作も借りて見ました。
今作は完全にエイリアン?ものですね。終始逃げている所の映像なので戦闘らしいものはありません。
正直つまらなかったです。
好みが別れる
終始手持ちカメラで撮影されたPOV方式の映画です。
パラノーマル・アクティビティではPOVに新鮮さを感じましたが、それ以降POV映画が流行ったことから目新しさも無く、低予算で結末も先が読めるような作品が多くなってきました。
この映画はそのような作品の一つだと思います。
映像が不鮮明で、走ったりなんなりしてるので何が起きてるかよくわからないってところがハンディカムの善し悪しでしょうか。
私は好きじゃないんですけどね。
なんか予算かけたくないだけかなって思います。
冒頭部分でいろいろ人が出てきますがキャラが立ってなくて覚えられないし、だいたい覚えなくても平気です。関係性も理解しにくい。
不自然に感じる言動や解決しない謎だらけ、ありがち展開で先が読めるラストです。
別に謎だらけでもいいんです。謎だからこそ怖くて面白いとか、そういう作品沢山あります。
でもこの映画はモンスターが何なのかよくわからない恐怖感とかがいまいち伝わらなかった。で、なにがしたかったの?って感じです。
尺が短い&予算かけたくない ならもっと冒頭部分の無駄に時間かけた人物紹介を短くして人物の描写とか恐怖感とかにもっと力を入れて欲しかった。
ブレアウイッチと宇宙戦争を合わせた感じ
10 クローバーフィールド・レーンを観る前に見ておこうと予習。
初めはたわいないホームビデオ風で観ていてだるいなあという感じだが、その何者かがマンハッタンを襲い始めてからの緊張感はなかなか。
ブレアウイッチのように若者が撮ったビデオという体で、倒壊したビルに怪我をして逃げられずにいる友人の女性を怪物に襲われながら助けに行くという内容。あんな危険な状態でカメラを離さない根性は何なのかという疑問は常に湧きますがw、けっこう斬新だと思った。
破壊されたニューヨークの街中を逃げ惑うさまは、911の記憶をイメージしてるんだろなあと感じましたね。アメリカ人には強烈な記憶なんでしょうね。
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