子猫の涙

劇場公開日:

子猫の涙

解説

1968年、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得したボクサー、森岡栄治は、華々しい戦績でプロボクシングの世界に入るも、右目網膜剥離のため25歳で早々に引退を余儀なくされる。ボクシング界から去った栄治は……。日本ボクシング史上3人目の五輪メダリスト・森岡栄治の父、夫としての姿を娘の視点から描いた家族ドラマ。監督は栄治の甥で脚本家・舞台演出家の森岡利行。第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で特別賞を受賞。

2007年製作/97分/日本
配給:トルネード・フィルム
劇場公開日:2008年1月26日

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(C)2007「子猫の涙」製作委員会

映画レビュー

4.0そうだよ、武田真治って良い役者なんだよ。

2016年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

笑える

楽しい

明るく破天荒でヅボラでスケベでいい加減。
だが、天才立だったボクサーを上手く演じている。
大阪を舞台に人情溢れるストーリー。
一人のオリンピック銅メダリストのその後。
娘を演じる七海ちゃんの愛くるしさが
じわじわと溢れていきます。
他の共演者も地味だけど実直な演技を見せてくれる。
よくある大阪の人情ドラマとは一線を画した作品です。
武田真治良いなあ。
ボクサーの引き締まった体と女にだらしない主人公。
ぴったりじゃないか。
改めて彼は役者立ったんだなあ。
最近コミカルな部分しかみてないからわからなかった。
もっと活躍して欲しいです。

最後にやさぐれた広末涼子も可愛い。

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としぱぱ

3.0● 森岡栄治を知っているか。

2016年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

幸せ

エンドロールでようやく実話であると気付く。ただのフィクションにしか見えないのが惜しい。ロンドンで清水や村田がメダルを取るまで、実に44年もの長きにわたり、日本人最後のメダリストでボクサーだったその人。そうしてノンフィクションと知って観ると、重みが違ってくるから不思議だ。娘役の藤本七海の好演も光る。
「人生の勝ち負けは、他人が決めるのではない。自分が決めるのだ」ステキなセリフだ。
エンドロールで流れるRie fuの “Home”が心地よい。

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うり坊033

4.5見所:名演の藤本七海さんと、イメチェン開始時期の広末涼子さん

2010年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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septaka

3.5生きると言う事

2009年3月30日
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

この作品、一昨年観たいと思いながら、見逃してしまった。
そんな作品が、もうCSで放送。
TVで観る時は、どうしてもごろごろ観てしまうので、
最後まで観る事が出来ない作品が多い中、
この作品は、テンポ良く、最後まで観させてくれた。

この作品の主人公、森岡栄治(武田真治)さんは
オリンピックで銅メダルを取り、
プロに転向し華々しいスタートを切ったというのに
網膜剥離で引退を余儀なくされ
その後の人生は、全然思い通りにならなくなってしまう。
歯がゆい人生を、更に後押しするように兄役の山崎邦正が
悪さしてくる。

その後の人生に山など無く、谷の連続である。
普通の人なら、心が折れてしまう、そんな連続である。
でも、この主人公には明るさが有る。
底抜けの、明るさだ。
この生命力は一体どこからくるのだろうか。
彼を支える、ふてぶてしい女を広末が演じる。
森岡の生命力と、
彼女の生に対する迫力がスイングする、
そして明日がひらけていく。

劇場で観れば良かった、そう感じさせるだけの力の有る
子猫の涙だった。

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カサキショー

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