アリス・イン・ワンダーランドのレビュー・感想・評価
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アン・ハサウェイがいい感じ
ティム・バートンは私が好きな監督の一人であるが、彼の映画にはいくつかのタイプがあって、これは「マーズ・アタック」と同様、俗な言葉で言えば"ふざけたタイプの映画"にあたる。もちろん私は好きである。
アン・ハサウェイのわざとらしい演技がいい味を出している。他にも、もちろんジョニー・デップもヘレナ・ボナム・カーターらベテランの演技もいい。おとぎ話はティム・バートンの得意分野だ。ただ、残念なことにイマイチ物語自体に入り込めなかった。
何気に異形差別 不愉快
子どもには見せたくない。
赤の女王って親に捨てられたんだ。だからあんな性格になったのかな?だってアリスの思い出の中の彼女って一緒に遊べてたし。
白の女王は無責任だし、思いやりもない。
マッドハッタ―もおかしい自分を否定しているし。って、そしたらマッドハッターじゃないよ。既成概念ぶち壊して真実を観る目を開かせるのが彼の役目なんじゃないの?
原作の面白さが台無し。
無理な、ディズニーらしい教訓話になっていてなんじゃこりゃ。
この映画に出てくる人々の対人関係って怖い。
世間体ばかりを取り繕うとする人々。
嘘をついてまで、うわべでとりいって身の安全を図ろうとする人々。
自分達の身の安全を図るために”予言の書にある英雄”任せの解決を望む人々。
「自分のことは自分で決めて」と自己責任を押し付けてくる人。一緒に泥はかぶってくれない。
「アリスは僕たちの仲間だから僕達を助けてくれる」と言えるほどの人間関係は構築される様は描きだされない。過去の訪問でそういう関係を築いたというのが暗黙の前提なのかもしれないが、この映画のベースになっている物語ってそういう話だっけ?仮にそういうことにするにしても過去の回想に出てくるのはアリスと赤の女王が一緒に遊んでいる姿だし…。
何気に社会の縮図。
人はその人の都合のいい方についてくるって。
おべっかつかってくる人に取り囲まれても危ないよって。
赤の女王が言う。「愛される方がいいのかしら」即座に否定するハ―トのジャック。でも彼の本心は…。
そんな中で自分が何を決定し何をするか。これが、この映画の本当のテーマ?
そういう社会の闇を描いた映画。それを子ども向けなんだか大人向けなんだか中途半端な描き方でファンタジーとしてみせられるから後味が悪い。
そんな中ですぐに人の言葉を信じて真っ正直すぎるほど真っ正直に生きる赤の女王だけが切なくも可愛く思えてくる。
原作は、はるか遠い昔に読んだだけなので間違って記憶しているかもしれないけど、そういう”世間で良いとされている振る舞いや常識”をウィットにとんだユーモアで軽く(時に難解に)蹴飛ばすところが最大の魅力。
けれど、この映画は変な英雄譚・教訓を持ってきてしまったからそのあたりのユーモアが全部台無しになってしまった。
残念。
芋虫の声って、アラン・リックマンさんなんですね。
それとやっぱりヘレナさんの演技。あのキャラがどこか憐れみを持ったおかしみのあるキャラに仕上がってる。ジャイ子だな。
それだけがすごい。
本当はマイナス評価にしたいのだけれど、リックマン氏とヘレナさんに☆を進呈。
お二人の演技だけなら☆10個なのだけれど、上記の脚本やテーマがひどすぎる。
あと、監督の世界観の象徴でもある映像もありきたり(CGはすごいけれど)なので、☆0.5か。
いや、原作の主人公アリスを脇役にして、マッドハッターが主役と見せかけて、世間の怖さを描いて実は赤の女王が真の主役だとしたら…。でもラストの展開見るとそうでもない。
やっぱり世界観が不愉快だから、リックマンさん・ヘレナさんが素晴らしくても☆1つ。
期待しすぎたかな…
衣装は素敵。
ジョニー・デップ×ヘレナ・ボナム・カータ×ティム・バートンの相性の良さもいつも通り。
でも、ちょっとストーリーラインをはしょりすぎたような。
3Dだと、手前の映像(飛び出てくるところ)がぼやけるのも難点かな。
久しぶりに見てやっと理解できた
子供が小さいころ一緒に見て、わけがわからんかった思い出しかない映画です。
「不思議の国のアリス」の実写化かと思いきや、13年後の話だったんですよね。
で、下の子供と再び観て、やっと理解できました。
理解できると「不思議の国のアリス」と違って意外とちゃんとストーリーのある内容で、現実世界で不思議ちゃんで周りから浮いていたアリスが、ワンダーランドでの冒険を通して成長するという話でした。
面白いのは、「不思議の国のアリス」ではふつうの女の子だったアリスが、「不思議の国のアリス」の出来事を通して不思議ちゃんになってしまったこと。
アリスは不思議ちゃんになったため再び訪れたワンダーランド(のことを忘れていたの)に特に驚くこともなく、この状況を受け入れて柔軟に対応し、一つ一つ解決していきます。
「不思議の国のアリス」の時のように困り果てて泣き出すようなこともありません。
アリスは妄想好きな不思議ちゃんになっていたため、アリス自身がワンダーランドのおかしな住人たちのようになっていたのです。
次回作の「時間の旅」では、アリスは強い意志を持った大人の女性に成長しているため、三部作としてアリスの成長の物語としてみればより楽しめるかと思います。
面白い!
まず序盤にアリスの境遇を聞かされ、その後にうさぎに出会う。笑う猫も双子も赤の女王も白の女王も全部のキャラが濃くて大好きだ。バトルシーンももえた
序盤から引き込まれる映画
ジョニーデップ見たさ
私ずっと勘違いしとったんやけど
アリスがやけにでかいなと思ってて
これ子ども設定じゃないのね!2回目なのね!
それが分かった瞬間しっくりきたw
なんせ映像がとってもきれい。
赤の女王のビジュアル怖い。
一番はやっぱりジョニーデップ演じるマッドハッターの
存在感がよかった。いかれた役にあうなあ。。
不思議の国のアリス(アニメ)より
ずいぶんと男前になったアリスが
戦うシーンがいまひとつ馴染めなかったけど
ストーリーというより映像美だけで楽しめるほどの世界感だった。
アリスカッコイイね
自由な発想で、誰にも支配されず、自分らしく、常識を疑い、固定観念に縛られない。憧れるな〜。赤の女王の頭の中は何で詰まってるのか。ワンダーランドから戻ったアリスが、全員バッサバッサと切って行くのはカッコ良かった。
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