マン・オブ・スティールのレビュー・感想・評価
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あぁ、クリプトン星
中盤までは成人して職を転々としているクラーク・ケント(カヴィル)のエピソードと、幼少期のエピソードを織り交ぜて進む。養父がケヴィン・コスナーで養母がダイアン・レインという豪華な布陣に加え、新聞社の編集長がローレンス・フィッシュバーンだ!デイリー・プラネット社のロイス・レイン(アダムス)は北極で巨大な物体が発見されたことの取材に向かったが、そこでクラークが巨大な宇宙船に入るのを目撃し、特異な彼を追うこととなった。
クライマックスはニューヨークの街が戦場となり、ゾッドの宇宙船は地球をクリプトン化するために重力攻撃をかけてきたのだ。南インド洋にも対極の重力攻撃をかけたり、斬新な攻撃は見どころはいっぱいあるが、街の破壊シーンがあまりにも凄い!どれだけ金をかけてんのかわからん。
そんなアクションよりも、幼少時に父が竜巻に巻き込まれて助けようとするクラークを制止するシーンが泣けるので好きだ。それにイジメっ子かと思いきや、スクールバス転落から同級生たちを救ったことで心を入れ替えクローズアップしたピート君が好きだ。
シリアスすぎる、DCユニバース出身かよ。 辛気臭いスーパーマンなんて誰が見たがるんだ…?
DCコミックスのスーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」の第1作にして、最強のヒーロー“スーパーマン“の活躍を描く『マン・オブ・スティール』シリーズの第1作。
地球育ちのクリプトン人、クラーク・ケント/カル=エルは、自身のルーツを探す為に放浪の旅を続けていた。
そんな中、宇宙空間に幽閉されていたクリプトン人のゾッド将軍が地球へと降り立つ。彼は母星を再興するために地球を犠牲にしようと考えていた。それを知ったクラークは…。
監督は『300 〈スリーハンドレッド〉』『ウォッチメン』のザック・スナイダー。
主人公クラーク・ケント/カル=エル/スーパーマンを演じるのは『人生万歳!』『インモータルズ -神々の戦い-』のヘンリー・カヴィル。
デイリー・プラネット新聞社の記者、ロイス・レインを演じるのは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『魔法にかけられて』の、名優エイミー・アダムス。
クラークの育ての父、ジョナサン・ケントを演じるのは『アンタッチャブル』『パーフェクト ワールド』の、レジェンド俳優ケビン・コスナー。
デイリー・プラネットの編集長、ペリー・ホワイトを演じるのは『マトリックス』シリーズや『ミッション:インポッシブル3』の、名優ローレンス・フィッシュバーン。
クラークの実父、ジョー=エルを演じるのは『ビューティフル・マインド』『レ・ミゼラブル』の、オスカー俳優ラッセル・クロウ。
製作/原案は『ダークナイト』トリロジーや『インセプション』の、後のオスカー監督サー・クリストファー・ノーラン,CBE。
音楽は『ダークナイト』トリロジーや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの、巨匠ハンス・ジマー。
皆さんご存知、「鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンだっ!」でお馴染みのスーパーマン。アメコミ業界の老舗DCコミックスが1938年に生み出した(おそらく)最古のスーパーヒーローです。
何度も映像化されていますが、本作は新たなスーパーマンを描くというリブート作品なので、過去作を観ていなくても何の問題もありません。
スーパーマンといえば、やはりあのクソださいスーツ!
本作では現代風にアレンジされていますが、やはり青いスーツに赤いマントという星条旗カラーのコスチュームは変わらないので、正直カッコ良くはない。
このコスチュームを着て、コスプレ感を出さないというのはなかなかにハードルが高いと思うのですが、主演のヘンリー・カヴィルはこのハードルを楽々クリアーしています。ここは素晴らしい。
あの驚くべき胸筋と甘いマスクは、まさにスーパーマンといった感じ。
クリプトン星人同士の、ドラゴンボール感溢れるバトルも迫力があって良かった。
アクションシーンはアトラクションのような映像で、劇場の大スクリーンで観ればさぞ興奮したことだろう。
迫力のある映像と再現度の高いスーパーマンを観れたので、まぁ最低限の課題はクリアーしているとは思うが、個人的にはあまり好きになれなかった。
とにかく暗いんだよっ!
ウジウジするんじゃないよ、あんたスーパーマンだろがっ!
そのくせ長いんだよ!絶対120分以内に纏められた内容だろうこれは!
ダークな世界観のアメコミヒーロー映画にも傑作は存在します。『ダークナイト』(2008)とか『LOGAN ローガン』がその良い例。
しかし、それをスーパーマンでやる必要あるのか?
この映画公開時にはすでに「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」は存在しており、観客は明るく楽しいアメコミ映画を謳歌しているわけです。
そんな中、数あるアメコミの中でも最も“アメコミ的“なスーパーマンで、あえて王道を外してダークにした意味がわからない。
DC映画なら、ダークな物語はバットマンで展開すれば良いじゃない。そうすれば光のスーパーマン、闇のバットマンみたいな感じで対比的に作品を作り出すことが出来て「DCエクステンデッド・ユニバース」に深みと広がりが出るというのに…。
映画の冒頭から謎の用語がバンバン出てきて全然頭に入らなかったのもハマらなかったポイントの一つ。
無駄に複雑にしないと気が済まないのか?
納得できない点として、クリプトン星人は星と心中するが、その他の惑星をテラフォーミングできるほどの科学力があるなら、さっさと他の星に移住すれば良いのでは?
そうしないのは何故?宗教上の問題?
ケビン・コスナーが死ぬところとかなんか釈然としないし、最後のゾッド将軍殺してウワッーてところとか、いやいやあんたらの戦いでめちゃくちゃ人死んでるから今更やでとか思ったし、なんかダークにしようとしすぎているせいで逆にアホッぽくなっている。
ただ、クライマックスでクラーク・ケントがお馴染みのメガネ姿になったのは結構好きです。こういうお約束をやるのは大事でしょう。
まぁ退屈はしないが好きな映画ではない。
エンドロールでジョン・ウィリアムズのテーマ曲が鳴り響きけば評価爆上がりだったのになー。
ヒーロー映画だけれどブラックなテイスト
MCUなどのヒーロー映画が好きで、この映画も楽しめました。
自分的には少し展開が早すぎるなと感じました。
またなぜ敵は地球の女性を連れていく必要があったのか、クリプトンの星がすぐに消滅すると分かった上で星の外に罪人を幽閉させれ必要があったのかなど細かい点ですが腑に落ちないポイントがありました。あと細かいですが、地球人を助けることを選択した上で地球上で戦うときにはたくさんの死者出ていることをあんまり気にしてないんだってことは思ってしまいました笑笑
ただ、個人的には飛行シーンなどをズームなどで臨場感を増すような演出にはとても見入ってしまいましたし、他のヒーロー映画とは違い敵から地球を救うだけでなく人とはかけ離れた力すぎるために畏怖される存在でもあるという面も描かれているのは新鮮に思いました。
スーパーマンのビジュアルは本作が一番好き
スーパーマンのオリジン映画。なのでスーパーマンが人々を助けるシーンは少なめ。自分に与えられた特別な力に葛藤するクラーク・ケントの話がメインです。
序盤からスーパーマンそっちのけでスーパーマンの母星であるクリプトン星の滅亡が描かれます。長さにして20分。さっさとヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンが観たい方は飛ばしてオッケーです。観なくても本編に支障は出ません。
特別な力に苦しめられる幼少時代。力に慣れて驕りを覚える青年時代。その葛藤の最中にはいつも両親がそばにおり、人間とクリプトン人の間で揺れ動くクラーク・ケントの中にスーパーマンの礎を築いていく。そしてスーパーマンは人々を救う…のですが人々を救っている感がめちゃくちゃ薄い。どちらかと言えばスーツを着る前の方が人助けらしいことをしていたように思えます。中盤以降クラーク・ケントを狙うクリプトン星の生き残りが地球を襲撃しにくるのですが、この戦闘の間人間そっちのけで建物をぶち壊しまくる。もっと人々を直接的に助ける描写があればヒーローしてる感があったのですが…
本作の個人的な良いところはヘンリー・カヴィルのスタイリッシュなスーパーマンのビジュアル、戦闘時のCG。逆に悪いところは丁寧に見せかけた冗長な脚本。クリプトン星の部分を掘り下げすぎ。
過去の
その「インド洋」ってどこですか?
北米大陸の対蹠地は確かにインド洋ですけど...
漁師が小舟に乗って投網が出来る様な場所じゃ無いってw
自粛生活中に「エンジェル・ウォーズ(Suker Punch)」なんか見ちゃったんです。正直に言いますれば、エミリー・ブラウニング(のフトモモ)目当てです。他に何か、この映画を見る理由、ある?で、コロナ明けでマン・オブ・スティールがあると知り。ザック・スナイダーやんか、見に行こ。今回はフトモモ目当てじゃありません。
劇場二回目。一回目はクリストファー・ノーランの世界観をそれなりに堪能したつもりだったけど、エンジェル・ウォーズやスリーハンドレッドを見て再鑑賞すると、ザック・スナイダーの映像表現嗜好の支配性の方が、強烈な印象になってるって感じました。これでフトモモがあれば最高なんだけどw
クリプトンの再生だけを目的とした戦士を作るのなら。クリプトン星人の再興が第一優先であるならば。道徳は不要であり、地球人への情けは無用。ナチス第三帝国思想です。これを否定するなら、ゾッドは排除するしかない訳で。クリプトン星人の純血復興の道を自らの手でつぶしたカル=エルは、原罪と悲哀をまとって地球で生活して行くのでした、って言うEpisode0はザックらしいって思います。好き。
いやぁ、この映画にゃ関係無いんだけど、個人的にはSucker Punch的なヤツ、見たいんですけど。セーラー・ブラックのアクションもの。もう、ストリーなんかハチャメチャで良いからw
ワンダー・ウーマン 1984、期待してますからw
いやいやいや、建物壊し過ぎでしょう!
【”クラーク・ケントはアメリカ版かぐや姫(男の子だけど)。”クリストファー・ノーラン製作としては凡庸だったが、豪華俳優陣たちがやや盛り返した作品でもある。】
ジョナサン・ケント(ケビン・コスナー)とマーサ(ダイアン・レイン)の一人息子は、彼らの本当の息子ではなかった・・。
(ケントの幼き頃のあるシーンは、近作の”ブライト・バーン”がパクッている・・・。(けれど、正悪は真逆ね))
カル=エル(クラーク・ケント:スーパーマン)の誕生の背景を描いた件はふむふむと思いながら鑑賞。
ジョー・エル(ラッセル・クロウ:甲冑を着せたらNo1男と勝手に命名している。)とララ・ロー=ヴァン(アイェレット・ゾラー:最近見ないなあ)のクリプトン星での遣り取りとゾッド将軍(マイケル・シャノン:はまり役である)との対決のシーンは引き込まれた。
が、カル=エルがスーパーマンとして活躍していく部分がロイス・レイン(エイミー・アダムス)との関係性も含めて、希薄だったことが少し残念であった。
<”ダークナイト3部作”と比べてはいけないのは、充分分かってはいたのだが、公開時期的に期待してしまった作品。
ヘンリー・カビルも007役を逃した残念さをまだ引きずっているのかなあ、と勝手に邪推してしまった作品でもある。>
<2013年10月8日 劇場にて鑑賞>
絶大な力を持つ者の葛藤
さすがは、クリストファー・ノーラン監督!世界的な完全無欠のヒーロー:スーパーマンも、彼にかかると、単純なヒーローものではない深みのある物語になりますね。
絶大な力を持っているからこそそれを考えなしに使うことが生み出す負の感情にテーマをあてる発想が素晴らしい。他の作品でそういう力を思うままに使うヒーロー、ヒロインにうんざりしていたので、その力の行使に悩み、堪えるクラークは偉大です。そして、クラークの生い立ちや考えを聞いて、真相の追求をやめたロイスにも好感持てました。
そして、後半のこれぞスーパーマンという展開。ゾット将軍との超人vs超人の戦いは、トレーラーや高層ビルが簡単に吹っ飛ぶド迫力な映像!さながら、ドラゴンボールの戦いを実写で見てるような感じでした!
よく練ったストーリーとド迫力の映像とメリハリの効いたいい作品でした。
この全体的に暗く重苦しい雰囲気に高評価
期待しすぎた
Cノーラン脚本ならもっとシリアスかと思ったが、意外とライト。
ロマンスは要らない。
人類の運命を背負った割には、街とか壊しまくり。
今そこの家族より、あのビルの方が何百人といるぞ、と突っ込み多数。
クラークケントも職をフラフラしすぎ。
素性を知られたくないのは分かるけど、
あれほどの能力有れば学力優秀じゃねえか?
きっといいとこ就職できるぞ。
あとはクリプトン星の前振りが長いなと。
で、ゾッド将軍のその後の逸話も時系列順に流せばいいのに、
いちいち振り返る格好になってたり、
クラークケントもいちいち昔の父とかを振り返ったり、
時系列を意味無くいじりすぎじゃないか?
極めつけは、死んだ実の父が何度も出てくること。あんたナレーターか。
いくら技術の進歩した星だからって、死んでるのに出すぎだろ!
あと、スーパーマンのスーツ着る様になってから、
クラークが身綺麗にしてるのは、ちょっと偏見じゃないか?
ラスト前。ゾッド将軍の「残酷」云々の台詞にも違和感。
無精ひげあったほうが格好良くないか?
地球にあった調査船に、子孫が載っていたことも説得力不足。
色々文句はありますが、まあ及第点かな。
ノーランは肉弾戦が好きなのは、
「ダークナイト・ライジング」で証明した通り。
殴り合いがてんこ盛り。で、地球上の最新兵器が無意味。
スーパーマンが飛び道具持ってないからしょうがないか。
その殴り合いはかなりの迫力です。
スーパーマンにはもっと過酷な運命を背負って欲しいのに、
おい、普通にディープなキスしてんなよ!
まあでも、Kコスナーの父との話は良かったな。
生まれの話の筋も納得したし。(自然分娩の理由とか)
全身タイツにマント
まさにオーソドックスなヒーロースタイルだが、原色系は避けて黒い(笑)
過去の「スーパーマン」は観てきたが、アメコミヒーローの映画化が雨の日の竹の子のように出てくる昨今に昔のカタルシスを感じる作品は少ない。
当たり前のように超能力をもった人間のドラマとして作り、現代社会でもし居るとどうなるか?と検証しながら作った感じになる。
単純な人助けから、まともに現実的思考を含むとこういった作風になる。
悪くはないし、スーパーマンらしい悩みもシビアに描き、ちゃんと敵も出てきて苦戦させられる。
だが、そこに新しい感動が生まれると言うほどではない
「あースーパーマン凄かったな、もはや神様レベルだろ」と言うどーでもよい感想を言ってしま う。
スーパーヒーローにリアリティー持たすと、社会のパワーバランス狂い、人間の欲や傲慢さ、嫉妬が解決不能レベルで作品に演出される事が多く、他の作品もそうだが、この作品にも同じ事が起こるので、食傷気味になった。
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