マン・オブ・スティールのレビュー・感想・評価
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アクションの進化形は「見せない」っていう
そもそもスーパーヒーローモノは人を救いすぎ。
そこがキモ、って人はいうかもしれないが、MJばかり危機が訪れ、ロイスばかりが事故に巻き込まれること自体にご都合主義って思わないことが、もう脳みそを焼かれている。
ノーランの「ダークナイト」は決して名作とは思わないけど、助けられない存在がいることをはっきりした形で示している。
本作のゾッド将軍との能力的なスケールを考えると、街は破壊過ぎ、で当たり前。場所を変えよう、っ提案、てどんな昭和のヤンキーよ?
街がぶっ壊れることにアクション的な面白味が出るのだし、ほんとはそれを見たいくせに(笑)
「アルマゲドン」では隕石落っこちてきて、国レベルで壊滅してキャッキャ大喜びしてるくせにね。
ましてはたくさん人を死なせるかもしれない、たくさん巻き添えを食わせるかもしれない、クラークのそういう心情を2時間かけて映画は描いているのに、どうしたんでしょう。
恥ずかしい、くだらないスローを多投してきたザック・スナイダーが今作では、高速アクションに徹している。今回は大正解。
「トランスフォーマー ダークサイドムーン」のスローで魅せるアクションの最終形から、真逆の、「見せない」超高速アクションは、アクションの進化形といえる。
旧作第1作をこよなく愛する者として、1作目でゾッド将軍のバトルにしたことは、ボリューム感としては、十分だが、2作目でゾッド、でもよかった気がする。
まあ、そのボリューム感のおかげで次が見たい1作目ではあったね。
(確か旧作は2作目は1作目と同時制作だったけど)
追記
これを見てドラゴンボールを想像する人が多いのにびっくり。でもDBも「マトリックス」もモトネタがス・・・・(ピー)
みなさん、再評価ですよ!
ジェームズ・ガンのスーパーマンを観たあとで
あらためて本作の価値、面白さに気づいたので
今更のレビューです。
公開当時、映画館で観賞しました。
監督はザック・スナイダー。
最近作のレベルムーンは残念な映画でしたが
ドーン・オブ・ザ・デッドは自分的には傑作だし
ウォッチメンも大好きなので期待値は上がっていましたが
期待を上回る内容でした。
リチャード・ドナーのスーパーマンも本公開当時としては
相当のクオリティで、そのテーマ曲は未だに
スーパーマン全体のブランドを担っているほど。
そのドナー版の1作めと傑作の2作目をベースに
1本の映画にまとめた内容です。
当時は2作目のゾット将軍戦まで描かれるとは思っていなかったので
かなりテンションが上がりました。
また、全体の落ち着いたフィルムトーンでダークな雰囲気。
コスチュームなどもスーパーマンらしさはあれど、
あのダサいコスチュームをうまくリデザインしています。
制作にクリストファー・ノーラン大先生が参加されているからなのかな。
先生の意向がどこまで反映されているのかは不明ですが
なんとなくノーラン臭は感じます。
クライマックスの超人プロレスもかなり派手で
観賞中に実写版ドラゴンボールかよ!って心の中で叫んだっけ。
粗雑なアクションが人間ドラマをぶち壊した感が強かった
ManOfSteel-ダンヒルフレグランスのイメージモデルも務めたハリウッド期待のイケメン若手俳優『ヘンリー・カヴィル』、若すぎるという理由で生憎落選した007の新ボンド役では最も好きな俳優ダニエル・クレイグと最終まで争ったという。確かに彼はほんとにカッコよかった。
が・・・前半のヒューマニズム溢れたストーリーが中途からはあまりの脈絡のない粗雑さに少し落胆。「破壊シーンCGをこれでもかって見せたいだけじゃないの?」って思ってしまうしつこい!とまで思わせるシーンには早く終わって欲しいと思うほど。
恐らく続編含みだが、同じようなお粗末なアクションならばもうご馳走様。主役のビジュアルといいラッセル・クロウ・ケビン・コスナー等骨太俳優の演技の卓越からすれば非常にもったいない。粗雑なアクションが人間ドラマをぶち壊した感が強かった。
評価が低いの納得
クリプトン系アメリカ人なんだ
「地球の人は、お前を憧れ理想の存在として後を追うだろう。つまづき転びながらもいつかきっと共に光に包まれる事になる。その時彼等を助け共に奇跡を起こせ。」
つまり、キリスト教のピューリタン的選民思想に繋がる。信ずる者は救われるって奴。一見素晴らしく感じるが、これが度をこすと、「なんとか将軍」の様になる。つまり、ナチズム。
知り合いのお嬢さんは気持ち悪くなったそうである。(確認 この映画ではないよあだ)
「神は自らを模して人間を作られた」としてて、その姿がコーカソイド系だったとは、白豪主義に繋がらないのか?
しかし、化学的に考えれば、鉄は大変に脆い物質なんだけどね。今、アメリカ社会はそう成りつつあると言うことなのだろう。
こうでなくちゃ!
アベンジャーたちもそうだが、カー/ロボット軍団=トランスフォーマーも、ハンコックも家を壊すどころか建物を壊しまくるは、あれだとたぶんインフラもダメにするし、もー迷惑極まりない!どこかヤソでやってくれ!だれが補償してくれるんだよ。というばかりに壊しまくりますね。しまいには衛星も一個ぶっ潰してたし。まあ、地球を取り巻く宇宙にはゴロゴロ廃棄衛星があるんだろうけどさ。と、壊されて迷惑だけど、それ以上によその星から侵略され始めてるんだから、しょうがないよね。
さて、最初は文字通り人並外れたチカラをもてあましながらも仲間はずれだったり、寂しがり屋だったり。しかしやがてそのチカラの意味を教えるケビンコスナー父さんは偉いです。涙が出ます。シワシワになっても母であり続けるダイアンレイン母さんも魅力的!
そして飛び始めは、ぎこちなかったこっちのケントも良い! すごく好き。もっと早く見てればよかった。
新たな進化の展開
ストーリー雑じゃない?
新作スーパーマンの映画を見に行く前に、と思い視聴。
全体的に急すぎて感情移入しづらい…。
クリプトン星での出来事も知らないワードに知らない要素が大量で、DC初心者向きの映画ではないなと思った。
初手からうわぁ地球人ってカス!みたいなエピソードが大量なのに「誰にでも善の力が~」「地球人はお前に憧れ後に続くだろう」みたいな父の語りがあって流石にパパ親バカすぎかも…と笑った。力があるクリプトン人特有の傲慢なんだろうか。
元老院も処刑じゃなく追放したのが無能すぎてモヤモヤする。。。
(自分はDCは詳しくないので原作コミックスに理由があったら申し訳ないが)ストーリー都合の展開すぎないか?
全体的にシリアスな展開で現代っぽさ?があるヒーロースーツなのにあくまでも拳を前に突き出す飛行法なのも少し気になった。
スーパーマンの飛び方といえばこれなのは分かるが、この映画には合わないんじゃないだろうか。
クラークが地球上での能力の暴走に苦しむ将軍に集中しろってアドバイス与えてるのも意味わからなくて笑った。なぜ敵に塩送ってるんだ。
あと敵と一緒に建物に突っ込む必要なかったよね?()
飛行シーンのスピード感とマントのたなびき方はとてもカッコいいと思った。
クリストファーノーラン
監督では無いが製作原案にクリストファーノーランが。
知らなかった。
スーパーマン誕生前の物語りで前半はケビンコスナーとダイアンレインの育ての親役がいい感じを出していた。
最後のガチャガチャ戦うところは飽きたが、まあまあ見てしまったという感じ。
このケント夫妻のキャスティングがすごくいいなあ。 ケヴィン・コスナーとダイアン・レインがとても魅力的。
動画配信で映画「マン・オブ・スティール」を見た。
2013年製作/143分/G/アメリカ
原題または英題:Man of Steel
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2013年8月30日
ヘンリー・カヴィル(スーパーマン)
エイミー・アダムス(ロイス・レイン)
マイケル・シャノン(ゾッド将軍)
ケヴィン・コスナー(ジョナサン・ケント)
ダイアン・レイン(マーサ・ケント)
ローレンス・フィッシュバーン(ペリー・ホワイト)
アンチュ・トラウェ(ファオラ=ウル)
アイェレット・ゾラー(ララ・ロー=ヴァン)
ラッセル・クロウ(ジョー=エル)
ザック・スナイダーが監督。
クリストファー・ノーランが製作・原案。
クリプトン星はエネルギーが枯渇し、そこに住む人々は絶滅寸前だという。
ジョー=エルは生まれたばかりの息子、カル=エルを地球に送り、
地球でクリプトン人を再生させようとしていた。
ジョー=エルはゾッド将軍に殺されてしまう。
宇宙空間に幽閉されたゾッド将軍らはクリプトンが滅んだことで解放される。
地球に到達したカル=エルはカンザス州で
ジョナサン・ケントとマーサ・ケント夫妻に拾われる。
クラークと名付けられたカル=エルは、
自分の超能力を制御できず、変な奴だと同級生にいじめられていた。
やがてケントはマーサの教えで超能力をコントロール出来るようになる。
ジョナサンは「力を見せればお前の力を恐れる人々も出てくる」
「むやみに力を見せるな」と諭した。
このケント夫妻のキャスティングがすごくいいなあ。
ケヴィン・コスナーとダイアン・レインがとても魅力的。
カンザス州を竜巻が襲ったときクラークは
父親を救えなかった。
「むやみに力を見せるな」と父に言われていたからだ。、
クラークは後にそのことを悔やんだ。
地球に巨大な宇宙船が飛来した。
ゾッド将軍たちがカル=エルを見つけるために地球を襲ったのだ。
クラークは地球を第二のクリプトンにするべくゾッド将軍が人類を滅亡させるためにやってきたことを知り、地球を守るため立ち上がった。
ゾッド将軍たちがやたらと強い。
地球ではほとんどの無敵のスーパーマンだが、
クリプトン星人たちには相当苦戦してしまう。
彼は強すぎるゾッド将軍たちから地球を救うことができるのか?
終盤にはクラークとロイスのロマンスも描かれる。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
圧倒的なビジュアルと臨場感で信頼を描く
Amazonプライムビデオで吹き替え版を視聴しました。
『スーパーマン』(1978年)はラヴ・ストーリーの要素が強めでしたが、今作はロマンスよりも、人を信じることの大事さがメッセージとして伝わってくる内容が素晴らしく、今作の成功を感じます。
生みの親がラッセル・クロウで、育ての親がケビン・コスナーで豪華です。
アクションシーンも見ごたえがあるのですが、なんでもないような場面の会話が面白く、ヒロインのロイス(エイミー・アダムス)が“S”のようなマークについて会話をして「あなたはスーパ...」まで言いかけたりします。
迫力だけでなく臨場感があります。ファンタジーなのにリアルに感じる秘訣はカメラワークにありそうです。終始カメラがちょっとグラついていて、被写体を撮ろうと一生懸命な感じを上手く表現しているためリアルさが生み出されているのだと思います。
主人公のクラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)が普段、何をどのくらい食べるのか少しくらい情報がほしかったのですが、「世界一有名なヒーローがあんなの食べてるなんて、信じられない。嫌いになった」などイメージダウンのリスク回避のためか、まったく飲食に触れないのは良し悪しです。
やっぱヘリコプター落下と同時にアノテーマ曲が流れてくる展開を期待し...
ファンタジーを手放したスーパーマン
個人的に記憶にあるのは
クリストファー・リーブが演じていた
スーパーマンシリーズだ。
彼の演じるスーパーマンは、
浮世離れしていて、
いわゆる白馬の王子様タイプで、
どこかしら、おとぎ話の登場人物のようだった。
クリプトン星のテクノロジーも
クリスタルと白を基調にした、
これも、やはり、おとぎ話の世界のようだった。
敵役のレックス・ルーサーもどこか憎めない
人間臭さと、その部下の微妙なマヌケぶりに、
寓話のような笑いがあった。
しかし、今回の映画
「マン・オブ・スティール」は
良くも悪くも別物になっていた。
クリプトン星は
クリプトン星人は、
独自のテクノロジーを発達させ、
居住可能な惑星を植民地化する、
生き物としての異星人で、
おとぎの世界の住人ではなくなった。
フィクションとして実在する、
生物になった。
(言いようとしては矛盾をはらんでいる)
敵役に人間臭さはなくなり、
敵側の正義が生まれた。
そこにファンタジーはない。
そして笑いもない。
地球人として苦悩するクラークケントと
クリプトン星人の義を通そうとする、
生き残った者たちとのぶつかり合い。
観ていて、原作の方の風の谷のナウシカを
彷彿とさせる場面もあった。
中盤から後半にかけての戦闘シーンは、
本当に戦闘シーンであり、
特に、クリプトン星人同士の戦いは、
MATRIXの3作目のラストの戦闘を思い起こさせる。
(=ドラゴンボールの戦闘シーン)
ここに、地球人の介在する余地はない。
人間では無理でも、スーパーマンなら、
余裕で手助けしてもらえる的なシーンは
ほぼ無い。
それらしいシーンもあったが、
スーパーマンは自分のことで手一杯で、
助けには来ない。
それでも、これはスーパーマンの映画だ。
未知のものに対する態度、
正義のあり方、
力を持てる者の振る舞いとは、
正義を貫く時、得るもの失うものとは。
2013年のスーパーマンの映画だ。
スーパーマンじゃないよ!鋼鉄の男!
いきなりクライマックスから話すのもなんですが、後半の戦闘シーンがスゴい。ジャンプアニメのバトルシーン、そのまんまって感じ。今回、我が家の小さなテレビでの鑑賞でしたが、それでも大迫力でした。
さて、ストーリーですが・・・
やっぱりスナイダー節って感じかな。とにかく暗い、重い・・・。
そんな感じで、映画館で見た時には、それほど良い印象はなかったんだけど、今回、見直したら、結構はまっちゃいました。メチャ面白かった。
クリプトン星の崩壊、カル=エルの誕生から始まって、地球に着いてからの少年時代の話。これがまた、切ない話でした。助けられても、助けてはいけない・・・みたいな。
大人になってからは、自分探しの放浪生活。
精神的に大人になりきれてないというか、カッとしてトラックを破壊するところはちょっと笑えます。
そして、後半。クリプトン星の宿敵、ゾット将軍との迫力満点の闘い。破壊、爆発の連続。画面狭しとあっちへ飛ばされ、こっちへ飛ばされ・・・ホンッとスゴいです。ただし、犠牲者もハンパない。
そして、本作品は、やっぱり今までとは違う。
今まで、スーパーマンといえば、赤パンツに胸のSマークがついたコスチュームの勧善懲悪な優等生ヒーロー。 アメリカのシンボルであるヒーロー像の象徴って感じだと思うんだけど・・・。
先ず渋いコスチューム。そして、思い悩むヒーロー像が、印象深い。
そして、一番の違いは、ロイスがスーパーマンの正体を知っていること。
今までのスーパーマンは、ケントとロイスとの三角関係みたいな面白さもあったかと思うんだけど、この軽さはもうないかな。何しろ、スナイダーですから・・・
これは明らかに今までのスーパーマンとは、全く別物です。まさに「マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)」の新たな伝説の始まりといったところでしょうか。
鋼鉄の男‼️
今は亡きDCEUの第一作‼️悲運の末路だったDCEUのスタートとしては良く出来てると思います‼️ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノンらキャスト陣も適役だし、赤パンツなしのスーパーマンのスーツも洗練されてると思うし、ザック・スナイダー監督のアクション描写も凄まじい‼️ただこの作品はフツーのアクション映画ではありません‼️スーパーマンの映画なんです‼️ゾッド将軍が地球に侵攻、「地球人として生活しているクリプトン人を出せ」と要求、「はい、私です」とスーパーマンが人類にお披露目されるような展開はダメなんです‼️リチャード・ドナー監督の「スーパーマン」におけるヘリコプター落下シーンのような、ブライアン・シンガー監督の「スーパーマンリターンズ」における飛行機墜落シーンような、驚き、畏敬、憧れ、喝采、待望、羨望といった感情が湧き上がるようなシーンがないと‼️そしてスーパーマンとゾッドの死闘でたくさんの犠牲者が出るなんてもってのほかです‼️
クリストファー・リーブの幻想
映画の出来は上々。見て損はありませんよ。
以下は、34年間スーパーマンを追っかけてきたひとりのファンの、妄想を交えた感想&展望です。
タイトルに「スーパーマン」の文字がない。
それを象徴するかのように、本作で、彼が名乗るのはカル=エルと、地球名のクラーク・ケント。既に、コスチュームで戦う意味も、正体を隠す必要性も薄れてしまっている。
だから、民衆は彼をスーパーマンと呼ぶことがなく、胸の「S」のマークもたまたまアルファベットのSに見えるだけで、SUPERの頭文字ではない。
20世紀に熱狂的に支持されたヒーローは、形を変えて21世紀に生まれ変わったのだ。『リターンズ』がこけた故に、こうならざるを得なかったのか。
ラストに申し訳程度にクラーク・ケントに変装して登場するが、もはや彼がさえない新聞記者を演じる必要性は皆無で、変身後のギャップによる華麗さも感じない。
この映画が目指したのは、クリストファー・リーブを再現することではなく、『ヤング・スーパーマン(SMALLVILL)』によって再創造された世界観を全世界にスタンダイジングすること。だったように感じる。
もちろん、『SUPERMAN』『SMALLVILL』『MAN OF STEEL』はそれぞれが独立した作品で、同一の主人公を描いた作品だが細かな差異がある。
続編の予定があるのならば、このあと登場するであろうレックス・ルーサーが、コミカルな天才型か、シニカルな権力者型かによって、このシリーズの目指す方向性がよりはっきりと定まるのであろう。
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