シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
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あらためて良作だなあ、と感じた
はじめて見たときは、ほんと圧倒された作品。
知ってるわけだからミステリーとしての驚きはもうないにせよ、あらためて良作だなあ、と感じた。
映像、音、演技、演出すべてのクオリティが高い。ほんと抜けてるところがなくて、見入ってしまう凄みがある。
やっぱり、最後の解釈を誰もが自分なりに考えることだろう。解説を求めたくなるような映画の楽しみ方をしたのは個人的に本作が最初だったかもしれない。もちろん、どう採ってもいいように含みを持たせているはずと思うので、あーだこーだ言うこと自体が楽しい。
スコセッシの作品の中では異色な扱いになりがちだが、それで収めるには勿体ない映画だと思う。
ラストの台詞
凄く面白かったです。精神病患者の苦しみを、主人公を通して追体験できます。
本人にとっては実際に目の前で起こっている疑いようのない現実なのに、周囲が理解してくれないという精神病特有の苦しみを、主人公視点で見事に描いている作品だと思いました。
意見が分かれがちなラストシーンについてですが、恐らく主人公はかろうじて正気を取り戻したので、例の台詞を吐いたのだと思います。「善人として死ぬ」とはロボトミー手術を受け入れ廃人として生きることであり、「モンスターとして生きる」とは、永遠に妄想に取り憑かれたまま生きることを指すのだと思います。
そして主人公は妄想に取り憑かれた振りをしてロボトミー手術を受け入れます。モンスターとして生きることに終止符を打つために。
見応えたっぷり
あらすじしか知らない状況で鑑賞したが、想像以上に見応えがあり、予想を裏切る結末だった。
途中から依頼じゃないレディスを必死に探したり、幻覚と現実が混じり合って何が本当か分からなくなる感じが個人的にすごく面白かった!
相棒が主治医だと分かった時がすごくスッキリした!
深いし、脚本よく出来てるし、役者のお芝居も良くて高評価です。日本人...
深いし、脚本よく出来てるし、役者のお芝居も良くて高評価です。日本人なので、登場人物の名前がピンとこなくなってしまったので、少し解釈に戸惑ってしまうところはあったが、最後とか悲しくなる感じが良かった。
あまり考えずに素直に観るタイプなので、全く予想がつかなかった!予想...
あまり考えずに素直に観るタイプなので、全く予想がつかなかった!予想外で楽しめたし、その後考察サイトをじっくり見てから2回目。全然別の話のようにみえた。細かい違和感の演出がおもしろい。音楽も特徴的で残る。
全体的には悲しいけれど、それ以上に楽しめる。俳優さんたちのちょっとした細かい表情もさすが!
80
一度目は大きなミスリードでストーリー全体のどんでん返しを楽しみ、二度目観たときには細かい伏線を楽しめるように作られている。
実は自分が患者だったっていうのはありがちなオチやけど、最後のセリフでもう一段物語として深みが増すような作りになってるのが良かった。
エンドロールまでしっかりご覧ください
ご丁寧に警告とウォームアップから始まるうえに、ヒントだらけなので、ネタはすぐわかります。
でも、エンドロールを見ながら、「うわー、うわー、うわー」と叫びたいのをこらえました。
うまいわ……。
ここ最近観た中で最低の作品でした
ミステリー好きな自分としては、あらすじ読んで少しだけ興味持った作品。
観に行こうかどうか迷ってたけど、いつものように「迷うくらいなら行ってしまえ!」と勢いで映画館へ。最近多いな、このパターン。。
さて、監督はマーティン・スコセッシ。
有名な監督さん。名前は聞いたことある。何か観た事ある作品あるかどうか調べてみたら「ハスラー2」(笑)。めちゃめちゃ昔の作品。1986年の作品か。。その作品以降、最近のディカプリオと組んだ多くの作品は全く観たことがない。
で、主演はレオナルド・ディカプリオ。
マーティン・スコセッシ監督とは最近よく組んでるみたい。昔は監督と俳優の組み合わせってよく聞いたけど、最近は珍しいのかしら?黒澤明と三船敏郎とか、ビリー・ワイルダーとジャック・レモンとか、ヒッチコックとジェームズ・スチュワート
などなど。。古い人達ばかりだけど(笑)
この作品、始まるときに「視線や仕草などにヒントが隠されてます。」というような「煽り文句」がいきなり出てくる。この作品の「謎解き」はかなり難しいですよ、とばかりに。。で、この演出だが「完全に」失敗してる。
最初に言っておくが、私はこの作品を全く評価できなかった。
点数付けるとすると「0~10点」。今年観た映画の中でも一番低い。ここ数年思い返しても一番低いかも。。
謎解きがかなり早い段階で解けてしまい、こんな煽るほどのモノじゃなかったというのも低い評価の1つだけど、オチがわかった段階で、仮にそのオチだとして、どう話として決着を付けるのか?それを作品観ながらずっと考えていた。。どう考えてもハッピーエンドにはならない。何か「希望」が持てる終わり方が出来るのか??そればかり考えてた。
で、結局、最後の最後まで全く「希望」が無かった。
主人公の最後のセリフが「希望」と感じる人もいるかもしれないが、これは「希望」でも何でも無い。
とにかく最初から最後まで「鬱」な雰囲気がずーっと漂っている作品で、かつ肝心の「謎解き」もすぐに解けるレベルで、謎以外に楽しみが全く無い、そんな作品だった。
だからこその低評価。
ほんと、この作品で製作者は何を伝えたかったんだろう??
まさか「謎解き」だけで最後まで押し通すつもりだったんだろうか。。。
製作者の意図が今だに理解できない。。
最後の湖畔での悲惨なシーンも別に必要ない。単に悲惨なシーンを見せたいためだけに取られたカットにしか見えなかった。ディカプリオの演技は素晴らしいとは思ったけど。評価できたのはそこだけか。。
いやー、久々に後味が悪く、観た後に後悔した作品。
「謎」が最後まで解けずに「そうだったのか!!」って驚きを持った人であれば、もうちょっと印象変わったんだろうか?
いずれにせよ、私はこの作品を人に薦めようとは全く思わない。
超難解映画
難しい映画だとは、知っていたので、覚悟して見ました。 やはり難しかったです。さっぱり分かりませんでした。自分の眼力の無さにあきれてしまいました。
ディカプリオ演じる連邦捜査官テディの方が実は、精神異常者だったのだという現実。この結末への流れを淡々と描くだけ。それだけの映画ではないと絶対に思う。それ以外にも、色々なディープな問題が隠されてると思う。ただそれが何かが、全然分かりません。
最後の最後に、テディが、相棒に吐いた捨てセリフ。このラインには、ものすごく重要なメッセージが含まれていると思う(まったく的がはずれてるかもしれないが)。実は、最初から最後までテディは精神異常者ではまったくなく、ただそのように振る舞う行動の中で、テディには何か他に狙いがあるんじゃないかとか?それか、最後に自分が何者なのか完全に目覚め、それを回りに気付かさせないようにしたのか?まぁどれも違うような気かするけど。
とにかく、この映画は超難解映画です。また観ようと思います。その時にどのようにテディが、私に映るのか楽しみです。
重厚で濃厚な迷宮
張り巡らされた伏線、映像に隠され意味、タイトルまでもアナグラム。一度見ただけでは全て理解できませんでした。レビューや解説を見て、なるほど!
見返す前提で鑑賞されるのがいいかと思います。
何を信じればいいのか
アサイラムと同様の精神科が舞台で、結局主人公も精神病ってオチ。
しっかりと伏線も回収してたし、ストーリーも良い。
精神科が舞台だと登場人物の言葉が嘘か本当かわからなくなるよね。
めっちゃ余談だけど、年を重ねて少し太ったディカプリオってチンピラやヤクザ役をよく演じてる俳優の阿部亮平に似てるよね。
深い話
古い時代設定なんだよね…ディカプリオが今風だから、ナチスのトラウマとか言われてもちょっと違和感あったけど。
誰が、どれが、真実なのか、最後までわからない。
そうであって欲しいと思う方が真実でいいのかな。
ナチスによるユダヤ人大殺戮。
母による我が子殺し。
悲しいことばかりだったけど…。
最後まで怪しいからね、あの島の医師は。
良かった…
映画館も営業を始めたけど
まだまだ少し怖い気もするので
仕事休みはお家で映画です。
ネタバレ厳禁のオススメ映画から
こちらを観させてもらいましたけど
難しかったです。
1回観ただけでは
理解できないですが
良い作品です。
スリリングが止まらない
最初から最後までドキドキしっぱなしだった。
「おやおや?これは何かおかしいのかも」という気付き、気のせいかと思って見続けると、段々その「おやおや?」が主人公の推理より存在感を増してくる。
改めて二週目を観ると伏線だらけなのに驚く。「水は苦手」って、そりゃそうだろうなぁ。
病気、ケガ、認知症、、、
人生どこで心がぶっ壊れるかわからない。果たして自分は最後の選択をできるのだろうか。
★4
最後のラストシーンの一言で格段に面白くなってる
あの一言で鳥肌がたってしまいました
話の展開も個人的に好きなドンデン返し
今回もしっかり騙されました
スリラーチックな映像シーンもありながら夢中になってしまいディカプリオの演技も素晴らしい
ミステリーとしては平凡か
だいどんでん返しの看板で作品を見たために勘違いしていました。サスペンスミステリーだと思っていましたが、どちらかと言えばどサスペンスです。
どんでん返しを期待して見るよりは、作品を純粋に楽しむのがいいと思います。
私が好みな点は、妄想を表すのか火の描写と恐怖を表すのか水の描写の対比、また深層心理が夢の形で現れる描写、音楽表現です。また、演技も素晴らしいものがあり、設定の面白さと組み合わさって圧倒的な力で観客を惹きつけます。
だからこそミステリー好きは、描写と対比でオチが早い段階で予測できるため満足できない方もいるかもしれません。
私は善人、自分がヒーローのまま人として死ぬことを選んだ彼の後ろ姿は、(この訳は好きだけど、原文で考えると、真っ当にもどったら、こんな辛い生活は送れないよに近いかも)おそらく何時間かは見てられます。クレジットもあそこをもっと使ってくれれば良かったのに…
ミステリー好きにはおすすめしませんが、かなりのスルメ作品だと思います。
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