劇場公開日 2010年4月9日

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「ここ最近観た中で最低の作品でした」シャッター アイランド yoneさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5ここ最近観た中で最低の作品でした

2020年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ミステリー好きな自分としては、あらすじ読んで少しだけ興味持った作品。
観に行こうかどうか迷ってたけど、いつものように「迷うくらいなら行ってしまえ!」と勢いで映画館へ。最近多いな、このパターン。。

さて、監督はマーティン・スコセッシ。
有名な監督さん。名前は聞いたことある。何か観た事ある作品あるかどうか調べてみたら「ハスラー2」(笑)。めちゃめちゃ昔の作品。1986年の作品か。。その作品以降、最近のディカプリオと組んだ多くの作品は全く観たことがない。

で、主演はレオナルド・ディカプリオ。
マーティン・スコセッシ監督とは最近よく組んでるみたい。昔は監督と俳優の組み合わせってよく聞いたけど、最近は珍しいのかしら?黒澤明と三船敏郎とか、ビリー・ワイルダーとジャック・レモンとか、ヒッチコックとジェームズ・スチュワート
などなど。。古い人達ばかりだけど(笑)

この作品、始まるときに「視線や仕草などにヒントが隠されてます。」というような「煽り文句」がいきなり出てくる。この作品の「謎解き」はかなり難しいですよ、とばかりに。。で、この演出だが「完全に」失敗してる。

最初に言っておくが、私はこの作品を全く評価できなかった。

点数付けるとすると「0~10点」。今年観た映画の中でも一番低い。ここ数年思い返しても一番低いかも。。
謎解きがかなり早い段階で解けてしまい、こんな煽るほどのモノじゃなかったというのも低い評価の1つだけど、オチがわかった段階で、仮にそのオチだとして、どう話として決着を付けるのか?それを作品観ながらずっと考えていた。。どう考えてもハッピーエンドにはならない。何か「希望」が持てる終わり方が出来るのか??そればかり考えてた。

で、結局、最後の最後まで全く「希望」が無かった。

主人公の最後のセリフが「希望」と感じる人もいるかもしれないが、これは「希望」でも何でも無い。
とにかく最初から最後まで「鬱」な雰囲気がずーっと漂っている作品で、かつ肝心の「謎解き」もすぐに解けるレベルで、謎以外に楽しみが全く無い、そんな作品だった。

だからこその低評価。

ほんと、この作品で製作者は何を伝えたかったんだろう??
まさか「謎解き」だけで最後まで押し通すつもりだったんだろうか。。。
製作者の意図が今だに理解できない。。

最後の湖畔での悲惨なシーンも別に必要ない。単に悲惨なシーンを見せたいためだけに取られたカットにしか見えなかった。ディカプリオの演技は素晴らしいとは思ったけど。評価できたのはそこだけか。。

いやー、久々に後味が悪く、観た後に後悔した作品。
「謎」が最後まで解けずに「そうだったのか!!」って驚きを持った人であれば、もうちょっと印象変わったんだろうか?

いずれにせよ、私はこの作品を人に薦めようとは全く思わない。

yone