シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
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かなり良くできた映画です
ちょいちょい批判めいたご意見を見受けますが決してダメ映画ではないと思います。
少々宣伝があおり過ぎたかもしれませんが映画としては十分見ごたえのある作品でした。
謎解きではなくて人間の中をのぞかされる感じ。
もっと褒められても良いと思いますね。
途中で。。。
これは謎解き映画ではありません
「あなたはこの謎が解けるか?」的な訴求をすごく出してきているが、肝心の謎があまりにも単純というか・・・引き合いに出されるシックスセンスの方が緻密だったように感じます。
だからといってつまらないか映画なのかと言うと、そういう訳でもありません。ディカプリオは見ていて華があるし、周囲の役者も良い味を出している。ストーリーも「謎」の話をさて置けばそれなりに楽しめるようには作られています。ただ全体的にパンチが弱いかなーという印象はありますが・・・
キャッチを期待して力を入れて見に行くと肩透かしを食らうので、あんまり力をいれずに軽い気持ちでもって、ディカプリオの勇姿を見るんだー、くらいのテンションが吉ではないでしょうか。
安易すぎる
まあまあだね
陳腐なテーマ
満足(^_^)
あの最後のセリフは英語では
機内の上映だったため、若干短めに編集されていて、うざいと噂の前ブリもなく見る事ができました。悲しい映画でした。
最後まで、どっちなの、真実は?と引き付けられ、映画としてはなかなか高い完成度だったと思う。この結末が予想どおりで単純というのは、ちょっと一般論ではない気がする。
さて、肝心のラストのセリフですが、日本語では例の「モンスターとして生きるか善人として死ぬか・・・」と訳されていましたよね。英語では、たしか「レモンからレモネードは作れるが、レモネードからレモンはできない」みたいなセリフでした。
は?レモネードって何だ??
調べてみると、レモン(酸い)からレモネード(甘い、美味しい)を作る、とは、不幸から幸せになる、という意味だとか。ということは。。。
意味するところは、こんな辛い状況に正気で耐えることはできないよ、といったニュアンスでしょうか。これを知ったとき、テディの最後のあの表情、チャックが止められなかった意味、より一層胸に迫るものがありました。
しかしこういうセリフの翻訳は本当に難しい。モンスター・・・も、かなり意訳だけど、映画向けに分かりやすく、なかなか考えられたいい訳だと思う。
ちなみに、原作の小説には、このラストのセリフはないのです!それで、結末(というか)もちょっと違うものになっています。驚き。謎は尽きません。
期待しすぎたかもです。
こういう「謎が謎を呼ぶ」系の映画の結末で「そうだったのか、素晴らしい!」と思えたことはほとんどなく、大抵納得いかないか拍子抜けさせられて終わるのですが、この映画も残念ながら「例に漏れず」でした。
見る前からこうなるのではと恐れていた「夢オチ」もどきの結末にはガッカリでしたが(精神病患者の妄想を延々見せられていただけなんて・・・)、「なぜこうなってしまったのか」という部分は辻褄が合って納得いくものだったので、まあ、こんなものでしょうね。
素直に見るのがいいかも
オチは内緒にしてねん。
あまり「謎解き」に囚われないほうがよい?
何やら「大人の事情」で公開が伸びたために、見たい度が高まっていました。
映画の宣伝で嫌でも「なぞ」のある内容であることは分かっていましたが、映画を見終わって、ある意味「目の錯覚」的な“視覚的”トリックを探すのに関心を集中しすぎて、映画そのものの内容に集中できなかったという人もいるのではないかという気がします。
個人的には、トリックに関心を持って見ていましたが、別の意味で映画の冒頭から前半部を見た時点で、ある程度結末が読めてしまい。おかげで見終わった後に、それほどの満足感が得られていないことに気づきました。
ただ、冷静に思い出してみれば、全体の設定の緻密さはもとより、ディカプリオの演技が上手いために、想像した結末が間違っていなさそうであることにも確信が持ててしまったということがあって、これは果たして皮肉なことだったのか、それともそのこと自体がスコセッシの計画の一部であるのかとも考えてしまいます。
でも、個人的には、少なくとも一回目はあまり「謎解き」に固執せずに、「だまされることを楽しむ」方がよい作品ではないかというのが正直な感想。
レオ様ズキには、オ薦メ!?…デキるかも?
前宣伝による先入観の影響も有ってか?
あくどい精神病院とかの告発モノかも!?と、勝手な勘違い(?)をしつつ、
「正体をどんなふうにバラしていくんだろうか?」とか、
「悪事を暴き出して、懲らしめたりするんかな?」
と見当違いな想像(期待?)を膨らまして、鑑賞していたら、…
あれ?、アレ?、アレ〜ェ〜ッ?
今までのストーリーは?、
精神病患者の妄想!?でした…
って!?、…その妄想に付き合わされてしまった観客側の"置いてきぼり感(?)"は、
「ハンパなく、シンドイ!」んだが、
ある意味、その手の病院やら介護関連の仕事などに携わっている人達の「心労」を疑似体験が、できたんだ!?、とでも思えれば、
その大変さ加減の良い見本でした(?←実際の現場は、もっと、しんどいに違いない!、であろう事ぐらいは、簡単に想像も出来ますが、…)
…とでも言うしかない!?
閉ざされたのは心。
やたら「謎」「謎」と予告から息巻いていた作品だが、
冒頭にも注意書きが出たから驚いた。やりすぎ!?
超日本語吹き替え版も、必要不可欠なんですかねぇ。
私は字幕で観たけど、ぜんぜん大丈夫だったなぁ。
謎解き?もストーリー展開?も、観れる観れる!(^^)v
これからご覧になる方は好きな方をお選びください。
スコセッシは何もギャング映画だけではないんだと、
これを観てとっても反省しつつ(ゴメンなさいませ…)
原作がいいのだろうが^^;雰囲気がかなり出ている。
全幅の信頼を寄せている俳優・刑事プリオが神経症の
主人公役をほぼ独壇場で演じている。彼は…確かに
顔がいつまでも老けないのが可哀相だが^^;演技では
かなり成長している。子供達を抱き上げるシーンでは、
感情移入してグッとなってしまった。何かというと、
「謎解き」をメインにした演技が挙げられる今作だが、
彼の心情を顕すシーンも、大切に観て欲しい作品だ。
まぁネタバレ厳禁なので…。内容を云々言えないが、
私にはとても哀しい物語だった。怖い…というよりも
人間の心情をメインにしたミステリー、尚且つ現実と
妄想が入り乱れ、現実が真実に見えなくなる危険性、
閉ざされたのは島ではなく人間の心なのかもしれない。
刑事プリオはもちろん、脇を飾る名優たちの演技も
必見だ。みんな怪しくて不気味^^;普通の人が皆無?
さて、謎の方は…
勘がよければ冒頭あたりで、すでに分かる(爆)かも。
そんなに神経を尖らせなくても「アレ~?」というのは
おそらく誰もが感じるだろうし、もし分からなくても
後半でかなり時間を割いて(爆)説明してくれるので^^;
大丈夫。それよりラストの解釈の方が謎を生むという、
二段オチ構成。実は宣伝の大局がここにあった訳だ。
ともあれ、そこまで大宣伝しなくたって良かったのに!
…という作品ではある^^;もっと地味でも売れたはず。
鑑賞後に原作を読んだり、人と語り合いたくなるような
そんな口コミで広がってほしいジャンルの作品だった。
まぁしかし戸田御大、お疲れさまでした^^;
(確かにヒチコック的な描写が随所に!ゾクゾクするぅ)
どっぷり。。。
ディカプリオファン以外にも絶対お勧め!
正直殆どラスト近くまで犯人探しの映画だと思っていました。これから見る人も多いと思うので詳しくは書きませんが、ディカプリオもあんなに複雑な人格を演じられる様になったのかと感慨深いものがあります。特にラスト、自分のしたことははっきり分かっているのに、自分に嫌気がさしたのか自ら下す決断には悲しみを感じました。ディカプリオファンだけでなく、また男女問わず幅広い年代に超お勧めです!
悪夢のような気分
謎解きに過剰な期待は禁物です
2010年アメリカ映画。138分。今年25本目の作品。マーティン・スコセッシとディカプリオがタッグを組んだ四作目の作品。
内容は;
1,精神異常犯罪者を収容する島で、一人の女性収容者が痕跡なく失踪する。
2,二人の連邦捜査官が島に派遣される。
3,捜査官は調査を進めるうちに島の巨大な謎の存在に気づく。
デヴィッド・リンチを思わせるような夢の描写ですが、それでもやはりスコセッシ監督の描写なのです。長年スコセッシ監督の作品を観てきたわたくしとしては、それがとても楽しめました。
本作は観客に謎解きをしてもらういわゆる「参加型」の作品です。わたくしも本編開始前の指示に従って、ほとんど字幕を観ずに登場人物や画面の隅々まで注意を払って謎解きをしてました。
そして、レオと相棒が嵐の中逃げ込む教会(?)で煙草を吸うシーンが手がかりで結末が推測でき、結果的にはそれが正解でした。ほんと、この作品は内容よりも画面に集中しないと謎解きできないです。(問題の煙草のシーンもほんの一瞬ですから)。
結果的には楽しめましたが、宣伝からの期待からすると肩すかし食らった感はありました。なんというか、「作品自体の主題とかけ離れているだろうが」って感じです。実際、それで怒っている人もいました。
でも、それなりに楽しめる作品でした。スコセッシとレオのタッグも本作で四本目(すべて劇場で観てる)。本作まではすごく違和感がありましたが、四本目となると慣れてきて、オーバーなレオの演技も理解できるようになりましたし。
ていうか、昔は流血バイオレンス映画ばかりつくっていたスコセッシ監督も最近は余裕をもってエンターティメントな作品を作るようになったんですね~。
これから本作を観る方は過度に宣伝から期待するのは禁物です。
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