「真実と嘘の島」シャッター アイランド すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
真実と嘘の島
衝撃的な展開でした…
とくにいちばん「うわっー!」となったのは序盤の船酔いは水、つまり湖を思い出して吐いていた、という点。
ロバート・ロドリゲス監督のドミノ を前に見ましたが、あれに近いなぁと感じました。恐らく今作がそういったプロットを初めて提示し、ドミノもそれに準じてるんだと思いますが、今作がロールプレイになってることに気づけませんでした。不覚。プロットは知ってたのに。
ちゃんとドミノでも騙されたことを思い出しました。こういう系はぜんぶ騙されちゃいますね、じぶん。ある意味いい鑑賞者!?
そういえばシックス・センスのときも騙されました。もう!
これでぼくはベン・アフレック、ブルース・ウィリス、レオナルド・デカプリオに騙されたことになります。そうそうたるメンツ!
ドミノ に関してはあまり救いのない、後味のわるい終わり方でしたが、
シックス・センス、シャッターアイランド、共通して、ひとつの終着点が示されているのが非常にいいな、と感じました。今作においては、ラストのラストまで衝撃が待ち構えていて、エンドロール中は動けませんでした。
神は暴力を〜のくだりを言っていた元軍人の隊長。彼の言っていたことは、アンドリューの妄想を元にしたセリフにすぎないのでしょうか?それとも隊長本人がそう思っているのか?彼は恐らくロボトミー賛成派ですから…
シックス・センスを見た直後に、「GANTZ」でシックス・センスの話をみて、「あぶねっ」となりましたが、このように、過去の大どんでん返し映画は、どこかでひょんなことからオチを知ってしまう可能性が潜んでいます。そういう意味では、シャッターアイランドのオチは今日まで知らずに生きてこれてラッキーでした。
こういう大どんでん返し名作を、リアルタイムで映画館で見たい!!
そんな経験、この先できたら嬉しいですね!