ラブリーボーンのレビュー・感想・評価
全52件中、1~20件目を表示
ジブリアニメの『火垂るの墓』のように、死者が回想する話。 監督は『...
ジブリアニメの『火垂るの墓』のように、死者が回想する話。
監督は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手掛けたピーター・ジャクソン。
世の中は勝者があれば必ずその裏に敗者がある。
喜ぶ者がいれば悲しむ者がいて、それは同時に存在する。
加害と被害、強者と弱者、大人と子供、男と女、過去と未来、生と死、表と裏、正反対のものが両立していて、それらは片方だけ削除するということが出来ない。
どちらかだけを残すことは不可能で、在る限り両方が必ず有るのだ。
両方とも繋がっているわけだから、無にならない限りそれは有り続ける。
このどうしようもない現実をファンタジーという逆のもので逆からアプローチするという発想が、作品という形になるのである。
今作は被害者側(本人及び家族)の声を聞いてもらおうとしている。
原作者も映画製作者も視聴者も一緒に世界の公平さと希望に期待する。
さて、快楽のために少女をレイプして殺害した犯人は逃げ切ることが出来るのか。
後半はマーク・ウォールバーグ演じるパパが戦いに挑む、復讐劇とも言える。
悲劇を美しいファンタジー作品にして本質に迫る。
骨
2022年7月9日
映画 #ラブリーボーン (2009年)鑑賞
14歳で殺された少女が霊魂となってさまよっています。
特に奇跡を起こす訳ではありませんし、ラストも個人的にはモヤっとしました。
原作はレイプの描写があるそうですが、映画ではぼやかされています。
#シアーシャ・ローナン の魅力が売りですね
どの方向に対しても中途半端なモヤッとした映画
悲劇的な感じでもなく、家族愛で感動するような感じでもなく、妹が犯人宅に押し入るところも結構あっさりしていて犯人探しも中途半端。さらに、エンディングでの犯人もこんな終わり方っていいの?という感じで、スージーと景色の美しさ以外には、ストーリーに軸となるところも方向性も感じられない作品でした。
ベストセラー小説「ラブリー・ボーン」を、「ロード・オブ・ザ・リング...
ベストセラー小説「ラブリー・ボーン」を、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が映画化したファンタジードラマ。
結末はすっきりしないなぁ
異常者に殺された14歳の少女が、自分の死を受け入れるまで、そして家族がその死を乗り越えるまでのお話。
一貫して悲しい話なのだけど、そういう雰囲気はあまり出してない。ただ、美しい音楽が余計に悲哀を誘います。
原作も恐らくマジックリアリズムですが、ピーター・ジャクソン監督ということもありファンタジー色が強いです。それもあって少し好き嫌いが分かれそうな感じはあります。
ただ最後に残る感想は、犯人の結末はそれでいいのか、と。スタンリー・トゥッチの演技の幅の広さには脱帽ですが。
評価が割れる映画
なんせENOマニアなもんで、それだけでOKなる。世界観が特殊なので、そこになじめるかどうかで分かれる。まー世界一のヘンタイ国家アメリカでは、類した事件が無茶苦茶多く、未解決もざらにあるので、遺族のことを考えると、こういう展開もアリでしょう。世のなか、勧善懲悪とばかりはいかないから。
音楽のよさが分からない人は、くだらねーアメリカの黒人ねーちゃんの歌でも聴いてりゃいい。映像は素晴らしい。
アメリカの行方不明者の実情
個人評価:3.5
死後の狭間の世界の描写と、シアーシャ・ローナンの演技は素晴らしいが、脚本が平凡なうえ、とても間延びし長い作品。
映画の半分は大女優になるであろうシアーシャの、思春期の輝きを保管しておく為のアイドル作品に過ぎない。
最後の展開も不満である。遺体を見付けてもらう事が本人とって、また家族にとっての心の解決への第一歩ではと感じる。
しかし、この脚本の背景が、アメリカの行方不明者は、未解決のまま忘れ去られている事をテーマに描かれているのであれば、良作とも感じる。
ラブリーボーン 見る価値無し
ここまでの映画は人生で初めてである。
時間と金をかけて生ゴミでも作ったかのようなものだ
この映画は意味のないシーンが8割。
残りの2割は
「性犯罪者に気をつけましょう。たとえ犯罪者が逮捕されなくても、気にしないで残りの家族で楽しく生きていきましょう。」
という浅いメッセージを伝えるもの
親子の愛、殺人者への憎しみ、ともに昇華されることも解決されることもなく宙ぶらりなまま物語は終わる
物語終盤に主人公が天国に行く前に一つだけやり残したことがあるといい、この世の人間に乗り移る。やり残したこととは彼氏〔現在新しい彼女アリ〕とのキスだった。知り合って間もなく大して相手のことも理解していないのに、真実の愛のような演出で描かれる。
青臭い中学生カップルのイチャイチャシーン。別にそれだけなら見ていられないことはないが、二人がキスしているすぐ目の前で殺人鬼が証拠隠滅を完遂しているシーンはまるでコメディのようだった
無駄なシーン、無駄な配役がとにかく目立つ
死者の霊が見える謎のクラスメート←何の役割もない、死んだ主人公の姿を見てハッと驚く。それだけ。
恋人←いてもいなくても物語に関係なし。主人公が死んでからは、遺族と関わりも持たず、最後のコメディシーンまで出番がない。何故ストーリーに登場させたのか。
幻想的なこの世とあの世の間の世界←とても綺麗な映像だが、その映像がストーリーに何の深みも意義も与えていない。むしろ全カットした方がストーリーを追いやすい。
他にも無駄なものがたくさんあったが、何しろ無駄なものなので記憶からすぐ消えていった。
この映画だけは本当に見る価値がない。
ビミョーかな。
まーまー面白かったし、マーク・ウォールバーグの、娘を想うが故の苦しみが ひしひしと伝わってきて良かった。
だけど、親って 子供が行方不明となれば、どんな形であれ我が家に帰って来て欲しいと願うものじゃないのかな…。家に帰って来るまでは諦めないと思うけど。
まー、あの結末じゃ2度と会えないだろうけど。
それに、自分は無宗教だし 死後の世界が柔らかな光に囲まれた 楽しい世界みたいに描かれていたのが、宗教的で観ていてスッキリしなかったかな。死んでも怖くないと言うか。
でも、シリアルキラー ハーヴィ役のスタンリー・トゥッチのヌルッとした気持ち悪い演技が良かったかな!
何の疑いも持たれない、善良な市民のお手本の様な人間なのに、趣味からも解るように 醸し出される内向的でありながら 秘めた欲望を爆発させるべく用意周到に殺害計画を進め、全てを上手く遣り過ごしてきたのを見ると、ある種 強運の持ち主なのかなとw
スージーの件でも証拠を隠滅出来て 上手く遣り過ごしたけど、「天罰が下った」みたいな最期はどうなの?と思ったかな。
これまで上手く殺ってきたのに、このタイミングで神の裁きが…みたいなのって。
まーだからこそ死者が「天国」に召されたってことなんだろうけどね。
だったらもっと早く裁いてやれよ!みたいなw
死んだ者は帰って来ないし、残された者は前をみて生きていかなければいけないのは解るけれどね。
これはどっちかって云うと死者の目線で観る作品なんだろうね。
終わり方が良くない、胸糞悪いというレビューを見たのでどんなかなと思...
終わり方が良くない、胸糞悪いというレビューを見たのでどんなかなと思っていました。
まあ、スッキリした感じではなかったけど
私はおもしろかったかなと思います。
あと犯人気持ち悪い。
ラブリーボーンとは
美しき骨が育つって訳されてましたが、ボロボロに折れてしまったものも治ればより強固になるという解釈でいいのかな。そこだけが分かりづらいです。
pvを見ただけだと、亡くなった女の子が天国から奇跡を起こすという感じに思えました。ですが中身は思いっきりサスペンスです。
ハラハラしながら見てました。
最後の展開も見ながら考えていたものとは違ってたので、楽しめました。
今作の犯人は胸糞悪いという点では中々見ることのないキャラでしたね。
亡くなった主人公の女の子は終始ブレることなく、この先も女の子なのでしょう。
殺された少女が語り手となりその後の家族や犯人の様子なんかを映してい...
殺された少女が語り手となりその後の家族や犯人の様子なんかを映していく展開ではあるが、明るく健全なヒロインであるスージーのナレーションに陰鬱さはなく、重くなりがちなムードを温かく変換させている。そこにピージャクらしからぬカラフルでビビットな"天国と現世の中間の地"の素晴らしい風景や、スーザン・サランドンが演じる祖母が見せるコミカルなシーンなどで、物語の持つ"どうしても拭えない暗さ"を適度に緩和させていく。
何気に豪華なオスカー俳優たちのみせる家族崩壊の人間ドラマ、犯人追跡のハラハラさせるサスペンス、そして十四才の女の子の初恋物語。そのどれもが巧みに組み合わさり、どれも喧嘩することなく仲良く一つの映画として構築されている辺りが流石ピーター・ジャクソンってな感じ。
ラストは「大粒の涙を流して胸が熱くなるほど大感動!」……てな予想は見事に裏切られて、ソッチ方面の感想としては「ぶっちゃけ微妙」。。でもまあ、こんな終わり方もアリっちゃーアリかも。
は?
私には良さがわかりませんでした
序盤から、あれ、つまらないぞ、と思いながら最後まで盛り上がらないまま終わりました
CGも音楽もチンケだし、ストーリーも所々ん?て感じ
役者に味がある訳でもなく、死んだ主人公が語るという物語の形式自体どこか鬱陶しい
私の名前はスージー・サーモン、お魚みたいな名前でしょ
そんな台詞を最初と最後に入れて、何を感じてほしいのかわからない
一番悪いのは犯人が捕まらないことですよね
滑って落ちて死んで、「……」て感じ
風景やファッションが美しい訳でもなく、気がきいた台詞もない
時間を無駄にした。今年みた中で最低の映画
全52件中、1~20件目を表示