ラブリーボーンのレビュー・感想・評価
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ジブリアニメの『火垂るの墓』のように、死者が回想する話。 監督は『...
ジブリアニメの『火垂るの墓』のように、死者が回想する話。
監督は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手掛けたピーター・ジャクソン。
世の中は勝者があれば必ずその裏に敗者がある。
喜ぶ者がいれば悲しむ者がいて、それは同時に存在する。
加害と被害、強者と弱者、大人と子供、男と女、過去と未来、生と死、表と裏、正反対のものが両立していて、それらは片方だけ削除するということが出来ない。
どちらかだけを残すことは不可能で、在る限り両方が必ず有るのだ。
両方とも繋がっているわけだから、無にならない限りそれは有り続ける。
このどうしようもない現実をファンタジーという逆のもので逆からアプローチするという発想が、作品という形になるのである。
今作は被害者側(本人及び家族)の声を聞いてもらおうとしている。
原作者も映画製作者も視聴者も一緒に世界の公平さと希望に期待する。
さて、快楽のために少女をレイプして殺害した犯人は逃げ切ることが出来るのか。
後半はマーク・ウォールバーグ演じるパパが戦いに挑む、復讐劇とも言える。
悲劇を美しいファンタジー作品にして本質に迫る。
骨
どの方向に対しても中途半端なモヤッとした映画
結末はすっきりしないなぁ
評価が割れる映画
アメリカの行方不明者の実情
ラブリーボーン 見る価値無し
ここまでの映画は人生で初めてである。
時間と金をかけて生ゴミでも作ったかのようなものだ
この映画は意味のないシーンが8割。
残りの2割は
「性犯罪者に気をつけましょう。たとえ犯罪者が逮捕されなくても、気にしないで残りの家族で楽しく生きていきましょう。」
という浅いメッセージを伝えるもの
親子の愛、殺人者への憎しみ、ともに昇華されることも解決されることもなく宙ぶらりなまま物語は終わる
物語終盤に主人公が天国に行く前に一つだけやり残したことがあるといい、この世の人間に乗り移る。やり残したこととは彼氏〔現在新しい彼女アリ〕とのキスだった。知り合って間もなく大して相手のことも理解していないのに、真実の愛のような演出で描かれる。
青臭い中学生カップルのイチャイチャシーン。別にそれだけなら見ていられないことはないが、二人がキスしているすぐ目の前で殺人鬼が証拠隠滅を完遂しているシーンはまるでコメディのようだった
無駄なシーン、無駄な配役がとにかく目立つ
死者の霊が見える謎のクラスメート←何の役割もない、死んだ主人公の姿を見てハッと驚く。それだけ。
恋人←いてもいなくても物語に関係なし。主人公が死んでからは、遺族と関わりも持たず、最後のコメディシーンまで出番がない。何故ストーリーに登場させたのか。
幻想的なこの世とあの世の間の世界←とても綺麗な映像だが、その映像がストーリーに何の深みも意義も与えていない。むしろ全カットした方がストーリーを追いやすい。
他にも無駄なものがたくさんあったが、何しろ無駄なものなので記憶からすぐ消えていった。
この映画だけは本当に見る価値がない。
ビミョーかな。
まーまー面白かったし、マーク・ウォールバーグの、娘を想うが故の苦しみが ひしひしと伝わってきて良かった。
だけど、親って 子供が行方不明となれば、どんな形であれ我が家に帰って来て欲しいと願うものじゃないのかな…。家に帰って来るまでは諦めないと思うけど。
まー、あの結末じゃ2度と会えないだろうけど。
それに、自分は無宗教だし 死後の世界が柔らかな光に囲まれた 楽しい世界みたいに描かれていたのが、宗教的で観ていてスッキリしなかったかな。死んでも怖くないと言うか。
でも、シリアルキラー ハーヴィ役のスタンリー・トゥッチのヌルッとした気持ち悪い演技が良かったかな!
何の疑いも持たれない、善良な市民のお手本の様な人間なのに、趣味からも解るように 醸し出される内向的でありながら 秘めた欲望を爆発させるべく用意周到に殺害計画を進め、全てを上手く遣り過ごしてきたのを見ると、ある種 強運の持ち主なのかなとw
スージーの件でも証拠を隠滅出来て 上手く遣り過ごしたけど、「天罰が下った」みたいな最期はどうなの?と思ったかな。
これまで上手く殺ってきたのに、このタイミングで神の裁きが…みたいなのって。
まーだからこそ死者が「天国」に召されたってことなんだろうけどね。
だったらもっと早く裁いてやれよ!みたいなw
死んだ者は帰って来ないし、残された者は前をみて生きていかなければいけないのは解るけれどね。
これはどっちかって云うと死者の目線で観る作品なんだろうね。
ラブリーボーンとは
殺された少女が語り手となりその後の家族や犯人の様子なんかを映してい...
殺された少女が語り手となりその後の家族や犯人の様子なんかを映していく展開ではあるが、明るく健全なヒロインであるスージーのナレーションに陰鬱さはなく、重くなりがちなムードを温かく変換させている。そこにピージャクらしからぬカラフルでビビットな"天国と現世の中間の地"の素晴らしい風景や、スーザン・サランドンが演じる祖母が見せるコミカルなシーンなどで、物語の持つ"どうしても拭えない暗さ"を適度に緩和させていく。
何気に豪華なオスカー俳優たちのみせる家族崩壊の人間ドラマ、犯人追跡のハラハラさせるサスペンス、そして十四才の女の子の初恋物語。そのどれもが巧みに組み合わさり、どれも喧嘩することなく仲良く一つの映画として構築されている辺りが流石ピーター・ジャクソンってな感じ。
ラストは「大粒の涙を流して胸が熱くなるほど大感動!」……てな予想は見事に裏切られて、ソッチ方面の感想としては「ぶっちゃけ微妙」。。でもまあ、こんな終わり方もアリっちゃーアリかも。
は?
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