劇場公開日 2010年1月29日

  • 予告編を見る

「ラブリーボーン 見る価値無し」ラブリーボーン ベンゼン星人さんの映画レビュー(感想・評価)

ラブリーボーン 見る価値無し

2019年3月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

寝られる

ここまでの映画は人生で初めてである。
時間と金をかけて生ゴミでも作ったかのようなものだ

この映画は意味のないシーンが8割。

残りの2割は
「性犯罪者に気をつけましょう。たとえ犯罪者が逮捕されなくても、気にしないで残りの家族で楽しく生きていきましょう。」
という浅いメッセージを伝えるもの

親子の愛、殺人者への憎しみ、ともに昇華されることも解決されることもなく宙ぶらりなまま物語は終わる

物語終盤に主人公が天国に行く前に一つだけやり残したことがあるといい、この世の人間に乗り移る。やり残したこととは彼氏〔現在新しい彼女アリ〕とのキスだった。知り合って間もなく大して相手のことも理解していないのに、真実の愛のような演出で描かれる。

青臭い中学生カップルのイチャイチャシーン。別にそれだけなら見ていられないことはないが、二人がキスしているすぐ目の前で殺人鬼が証拠隠滅を完遂しているシーンはまるでコメディのようだった

無駄なシーン、無駄な配役がとにかく目立つ

死者の霊が見える謎のクラスメート←何の役割もない、死んだ主人公の姿を見てハッと驚く。それだけ。

恋人←いてもいなくても物語に関係なし。主人公が死んでからは、遺族と関わりも持たず、最後のコメディシーンまで出番がない。何故ストーリーに登場させたのか。

幻想的なこの世とあの世の間の世界←とても綺麗な映像だが、その映像がストーリーに何の深みも意義も与えていない。むしろ全カットした方がストーリーを追いやすい。

他にも無駄なものがたくさんあったが、何しろ無駄なものなので記憶からすぐ消えていった。

この映画だけは本当に見る価値がない。

ベンゼン星人