007 慰めの報酬のレビュー・感想・評価
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ヴェスパーロスの気持ちを埋めてくれた
個人評価:3.7
カジノロワイヤルに引き続き、アクションもド派手。エバ・グリーンには敵わないが、オルガ・キュリレンコもキュートで素晴らしい。
マチュー・アマルリックは好きな俳優だが、悪役としては物足りなかった。ただカジノロワイヤルからすぐ後の時間軸からスタートなので、ヴェスパーロスの気持ちを埋める事ができて、いい続編だ。
ボンドの心の闇がストーリーに深みを!
ダニエル・グレイグ主演の007、第2作目!
前作からストーリーが続いているのも初めてなのでは?今回は、後ろに隠れていた謎の組織が少しずつ見えてくる。一作限りのストーリーではないところが、今までの007と比べてもスケールの大きさを感じる!
愛する恋人のベスパーを失った悲しみを抱え、復讐心を抱えて、任務にあたる。ド派手なアクションは健在で、復讐心のせいか全く容赦がなく追い詰めていく所がボンドの心の闇が伺い知れるね。この闇がストリートに深みを与えてくるのは間違いない!
今回も見応えがあった
前作のインパクトが余りにも強く、かつ尺を大きく短く仕上げた第二作目。しかも直接の続編です。
さすがにちょっと不安だったのですが、そんな心配は冒頭のカーチェイスで吹っ飛びました。
そして、そこからの追跡は今回もやはり圧巻。
あと前作もですが音楽がすごい良いですね。
それと細かいところですが、男の子だけでしょうか?ブリーフィングのパネルが格好良すぎです。
今度のボンドガールは褐色の肌が艶っぽく実に魅力的。
そんなオルガキュリレンコは当時「ヒットマン」位しか知りませんでしたが大抜擢ですね。
前作で出てきた好物「ジン3にウォッカ1、ハーフのキナリレを加え限りなく冷たくシェイクしたものにレモンピール添え」、またジンはゴードンというこだわりよう。こうゆうところ好きです。
「カジノロワイヤル」完結編の側面があるものの、今回も見応えがあった。
強いていえばアクションがメインになっている印象で、少し物語に深みが足りなかったようにも感じました。
とはいえ、それでも十二分に面白かったといえます。
自我に目覚める007
勝手に「NO TIME TO DIE」公開前祭り第2弾!!
前作「カジノロワイヤル」が良かっただけに酷評される本作……
しかし私は好きであります。
冒頭からのフルスロットル!!
アクションシーンはカットバック方式を使いアドレナリン全開です。
ボンドってこんなに攻撃的だったっけと始め観たときは、衝撃でした。
オイル缶の仕業はボンドだと思うので、そこは観客の期待に応えます♪
本編は、107分。ストーリーもわかりやすいので未見の方は是非!!
【中継ぎ】
大ヒットした「カジノ・ロワイヤル」の続編で、これもヒットはしたものの、実は評価は期待されたほどではなかった。
個人的には、ジェームズ・ボンドを愛しつつも裏切ってもいたヴェスパーの人物背景が、期待していたほどのインパクトではなかったことや、今回ジェームズ・ボンドが対峙し戦う登場人物が、なんとなく小物のように思えること、カミーユの人物背景にも工夫が欲しかったように思えること、確かにボリビアには砂漠はあるけれども、西には広大なアマゾンの熱帯雨林が広がり、「えっ、水なの!?ここだけでアマゾンを干上がらせるってことにはならないよね!?」って考えたところで、いまひとつ感が頭をもたげてしまった。
まあ、「水は資源だ」としたところは、時代を映していて良かったとは思うけれども……。
アクションは、これまで、同様良かったと思うが、なんかハードボイルドちっくな決めゼリフがないように感じたことも、僕としては、ちょっとがっかりポイントだった。
ヴェスパーの幻を追う関係上、カミーユとの関係構築が出来ないのだから、やむを得ないのかなとは思うけれども……。
(※ただ、こうした決めゼリフは、この作品以降、鳴りを潜めます。)
複数の国の諜報機関を絡めて、裏切りに次ぐ、裏切りっていう展開は、スパイアクション映画としては、複雑化する世界情勢も背景にあって、今後が期待されて良かったと思うし、Mとの関係がどうなっていくのかってもの期待感として残った。
或る意味、続編というより「次回作」を期待させる作品だったのだと思う。
水道利権と復讐
ボリビアでは収入の半分が水で消えてしまう。そんな国を元軍事政権トップのメドラーノ将軍を支援して、エコロジーを謳った「グリーン・プラネット」の代表者ドミニク・グリーンというフランス人実業家にたどり着いたボンド。
悪の組織がCIAとの駆け引き、そしてまたもやMI6から任務を解かれたジェームズ・ボンド。とにかく殺しすぎるため背後の巨悪にたどり着けないもどかしさ。とりあえず復讐するために生きる女カミーユと手を組み、グリーンの陰謀を阻止すべく立ち向かっていく。
オルガ・キュリレンコが褐色に日焼けして魅力的。メドラーノ将軍に近づくためにドニミクとも寝たという経緯を知る限り、彼女も元スパイなのだろう。盟友フィリックス・ライターもいいところでボンドに協力するが、CIAの目的もなんだか不自然なまま。さらに悪人に魅力がなく、どうせドミニクも末端なんだろうと思わせるところが全体的に弱い原因か・・・カーチェイスなど随所に興奮できるシーンがあるだけにもったいないと感じてしまった。
完全な続編として、ル・シッフルの相場を操る悪事には劣るし、マティスはどちら側なのかという不思議な扱いだったし、わからない点も多い。キュリレンコの魅力がなければ、単なる繋ぎの作品でしかないような・・・
ただ、若干の社会派要素。水道利権で儲けている悪人たちや、環境保護の名目の下に権力を掌握しようとする奴らがいることは忘れてはならないと感じた。
【オルガ・キュリレンコにヤラレタ、ダニエルボンドシリーズ第二作。】
ー オルガ・キュリレンコを、オルガ・キュルリレンコと記載してはイケマセン・・。ー
◆感想・・になってません。
・年齢的に、007シリーズを映画館で観始めたのは、ダニエルボンドになってからである。
それ以前は、TVでたまーに観る位であった。
・それにしても、傑作「カジノ・ロワイヤル」で、ヴェスパーを演じた”Eva Green”を始め、ダニエルボンドシリーズで、ボンドガールになった女優さん達の活躍ぶりは、枚挙にいとまがない。
・それは、オルガ・キュリレンコも同様である。
<ダニエル・ボンドシリーズは、大作から佳品まであるが、どの作品も観る側を裏切らない。
新作も楽しみであるよ・・。>
<2009年 2月頃劇場にて鑑賞>
<その後、他媒体にて一度鑑賞>
ボリビア、復讐
実際のボリビアがどんなものなのか、知らない。前作からストレートに繋がった筋、今作も十分なアクションとアドベンチャー、なんだけど…。やっぱり比べちゃう、前作のボリューム感。
でも悪い映画じゃない、もちろん。
そして泣けるラストだ。
物足りなさを感じる
続編としては物足りなく、前作の結着編。
敵役も小物感が漂ってて、ダニエルクレイグ版007としては
イマイチの印象。
得意技の下ネタもなりを潜め、今回は殺し屋としての一面が
フューチャーされていた。
アクション映画でバタバタ人を殺して行く主人公に、
お前も大概だな!と思っている僕のような人は、
同じように組織の人が、次から次へ人を殺して行く007に
頭を抱えケツを拭く姿に共感できると思います。
僕の頭が悪いからなのか、シーンとシーンの繋ぎ目が荒く
感じて今どうなってるんだっけ?と困惑する箇所が多かった。
アクション多すぎ
恥ずかしながら007シリーズで2作目の鑑賞。
こういうものって言っちゃえばおしまいなんだけど、
アクションが主体でストーリーは二の次みたいに感じてしまった。
まあポップコーン・ムービーってことで。
ボンドに必要なのは、復讐か、自由か
シリーズ22作目。2008年の作品。
愛した女性ヴェスパーを操り死に至らしめたミスター・ホワイトを追うボンド。
シリーズ初の前作からの直接の続編。前作のラストシーンから幕を開ける。
いきなり迫力のカーチェイス!
捕まえMの元に連行し尋問しようとするが、仲間内に裏切り者が…!
ホワイトは逃走。ボンドは裏切り者を追うも、殺してしまう…。
裏切り者が遺した僅かな手掛かりから一人の男が浮上し、バハマへ。
その男の滞在ホテルで格闘となり、またしても殺してしまう…。
ボンドはカミーユという女と出会う。彼女は家族をなぶり殺した元独裁者の将軍への復讐に燃えていた。
さらに、表の顔は慈善団体のCEOであるフランス人実業家。裏の顔は天然資源利権を得ようとする男、グリーン。
陰謀阻止と復讐の果ての狭間へ、ボンドは立ち向かっていく…。
新生ダニエル・ボンド2作目。
新しい試み、異例尽くしで任務を始めたが、それは本作も然りで、前述した通り前作からの直接の続編。のみならず、ダニエル・ボンドは全作が繋がっている事が後々に判明する。
前作のル・シッフル、今回のグリーン、次作のシルヴァ。彼らは単体の敵ではなく、実は巨大犯罪組織の…。
ちと後付け設定かもしれないが、彼らも“ナンバー”で呼ばれていた…と想像するとニヤリとする。
シリーズでも最も激しいアクション!アクション!アクション!の連続。
開幕のカーチェイスに始まり、バイク・チェイス、ボート・チェイス、飛行機戦。
合間合間にも銃撃戦や肉弾戦。
怒涛のアクションに手に汗握る!
アクションが激しいという事は、それだけボンドに危機が訪れるという事。
が、敵を捕まえ、情報を引き出すのも任務。
幾ら殺しのライセンスを持ち、対する為に止むなくとは言え、すぐ敵を殺してしまうボンドの行動が問題視されてしまう。
いやそれどころか、危険視。
ある人物の死の罪すら着せられ、CIAやMI6からも追われる身に。
しかし、それでもボンドは我が信念で、グリーンを追う…!
先輩ボンドたちと同じく、ダニエル・クレイグも2作目ですっかり板に付いた。
激しいアクションの連続でタフさ、復讐というシリアスな演技、協力者はいるが孤独感…このスパイにアウトローな魅力を加えている。
ボンドガールは、2人。
本作の抜擢で有名に。浅黒い肌が初々しいオルガ・キュリレンコ。彼女もまた激しいアクションと復讐心を熱演。
ボンドのお目付け役のジェマ・アータートン。彼女はシリーズの名シーンを“色違い”で再現。
2人共ボンドガールでありながら、カミーユとはベッドシーンはナシ、ジェマ演じるフィールズとはあの後ベッドインはするだろうけどその直前までで直接的な描写もナシ。恋愛関係にもならない。
つまり、ボンドはそれほどヴェスパーを…。
敵のグリーンはこれまで対してきたようなパワーで圧し、インパクトで圧し、脅威的な相手という感じではない。
が、フランスの演技派マチュー・アマルリックが曲者感充分、ねちっこく演じる。
ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニーニは前作からの続投。前作でボンドを裏切ったマティスの今回の役回りは…?
英国政府やCIAからの指示と、独断で動くボンドの板挟み状態のM。悩まされながらも彼女が信頼したのは…、言うまでもない。
私の部下よ。
良質ドラマを手掛けてきたマーク・フォースターは、本作でアクション映画初監督。
その手腕を充分に…残念ながら活かしきれなかった。
前作に比べると、圧倒的にドラマ性に乏しい。
ドラマを見ようとしても、展開が早く、じっくり見る余裕が無い。
アクション推し。ならばピアース・ボンド『トゥモロー・ネバー・ダイ』もアクション推しだったが、あちらはユーモアあってエンタメ要素たっぷりだった。
シリーズ最短の尺(106分)にアクションを詰め込み、それ以外の魅力は削ぎ落とされてしまったようだ。
スタッフ面でのトピックスは、音楽のデヴィッド・アーノルド。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』から5作連続担当してきたが、本作で降板。
ピアース時代はあのテーマ曲を存分に使い、ダニエル時代は忍ばせながら用い、エメリッヒ作品より名仕事であった。
グリーンの陰謀を阻止。グリーンは背後に、巨大組織の存在を…。
復讐を果たしたカミーユ。
ボンドの復讐は…?
ラスト、ある人物に辿り着き、彼が下したのは…?
ボンドに必要なのは、復讐か、自由か。
これにて007レビューは全作任務完了!
と言うのも、『スカイフォール』『スペクター』は劇場公開時に書いていたので。
この2作はまたゆっくり見て、さあ、ダニエル・ボンド最後の任務=『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に挑むぞ!
【22作目】慰めの報酬
前作【カジノ・ロワイヤル】の数時間後?から始まり、いきなりド迫力のカーチェイス。今作は思う存分アクションを盛り込んだ【007】。ダニエルボンドの方向性をファンに明確に示した作品と思う。余りにアクション色を強くしてしまうと過去のジェームズ・ボンドと比較をされてしまうが、そこも全て踏まえた上で。過去作でも陸海空と盛り込んだ【サンダーボール作戦】があったが、ここで敢えての陸海空と感じた。
この思い切ったダニエル・ボンドの2作、個人的に大満足。MI6という組織ありきのジェームズ・ボンドは変わらず、ワイルドながら紳士的な優しさもチラリと魅せる色気。そしてダニエル・クレイグが持っている何とも言えない哀愁漂う雰囲気が良い。
今作の敵役ドミニク・グリーンが思いの外に小物感。凄いのか凄くないのか、強いのか強くないのか、イマイチ分からないまま、ズルズルとラストまで。アクションてんこ盛りから、よく分からないままフェードアウトが若干残念。エンドはまた前作に繋げて、しっかりと締め。要所で【カジノ・ロワイヤル】キャストが出演するが、一応ここから観ても楽しめるように作られている。
激しい
アクションがすごい。
めちゃめちゃ走る、めちゃめちゃ戦う。スピード感が凄いんだけど
時々どうなっているのか分からなくなる。。
ヴェスパーに裏切られたのか?
愛されていたのか?
その上殺されてしまったことでボンドは
荒れまくってみんな殺しちゃう。
クールな女好きスパイが感情的になって
大暴れしちゃう人間らしいジェームズ・ボンドが
描かれていて良かった。
クアンタムってなんだったんだ?と思って調べたら
実はスペクターなんだね。
ちゃと見てなかったけどずっと続いてる話なんだと
今更ながら気が付きました。
所々わからなくてネットで調べながらみちゃったよ。。。
骨太のアクションは見ごたえあり
なんと言っても、ダニエルのリアリティある演技と、骨太のアクションに尽きる。
好き嫌いはあるでしょうが、画面から伝わる迫力は、CGでは得られないリアリティに満ちています。
また、一瞬で気を失うような脆弱さも併せ持つボンド像をクリエイトした制作陣には快哉を叫びたい。素晴らしい娯楽作品でした。
2015.10
そこに慰めはあるか?
ジェームズ・ボンド・シリーズ第22作。
"水曜プレミアシネマ" で鑑賞。
原作は未読です。
前作「カジノ・ロワイヤル」で愛する女性ヴェスパーを失ったボンドの復讐劇を軸とした、シリーズ史上初の続編作品。前作ラストから直結したストーリーが展開されました。
本作はボンドの知力をフィーチャーしていた前作と打って変わって、冒頭からダイナミックなアクションがこれでもかと繰り広げられ、ボンドの武の部分が強調された印象でした。
ロープが足に絡みついた状態で宙吊りになりながら、落ちた拳銃を拾いざま腹筋の力で起き上がると云うかそう云う動きしてからのズドン!が好き(語彙力無さ過ぎ)。
ヴェスパーを裏で操っていたミスター・ホワイトを探る内、その奥に潜む謎の大組織クァンタムの存在が浮上。巨額の利権を巡り英国政府すら絡んだ陰謀に立ち向かうことになったボンド。その胸には愛する者を奪った敵への復讐心が。
復讐心に駆られて人間性の一部を失ってしまったボンドが、その目的を達成したことによって、「Quantum of Solace」を得たことで、ボンドはようやく真のスパイとなった。
[以降の鑑賞記録]
2020/12/27:Blu-ray(吹替)
※修正(2023/09/21)
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