アバター(2009)

ALLTIME BEST

劇場公開日:2025年9月26日

解説・あらすじ

巨匠ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。地球から遠く離れた神秘の惑星を舞台に、自らの分身となる“アバター”を操り、星の先住民ナヴィ族と交流する主人公が、人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく姿を壮大なスケールで描く。

22世紀、人類は希少鉱物を求めて地球から遠く離れた神秘の星パンドラで「アバター・プロジェクト」に着手。「ナヴィ」と呼ばれるパンドラの種族と人間のDNAを組み合わせた肉体=「アバター」を操ることで、人体に有毒な大気の問題をクリアし、鉱物を採掘することが可能になった。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、アバターを通して自由に動き回ることができるようになった。パンドラの地で、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちたジェイクは、パンドラの生命を脅かす自身の任務に次第に疑問を抱くようになり、星の運命を決する選択を迫られていく。

主人公ジェイクに「ターミネーター4」のサム・ワーシントン。共演にゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーほか。

2025年9月、シリーズ第3作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」公開に向けて、3D限定で1週間限定再上映。

2009年製作/162分/G/アメリカ
原題または英題:Avatar
配給:ディズニー
劇場公開日:2025年9月26日

その他の公開日:2009年12月23日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第82回 アカデミー賞(2010年)

受賞

撮影賞 マウロ・フィオーレ
美術賞  
視覚効果賞  

ノミネート

作品賞  
監督賞 ジェームズ・キャメロン
編集賞 スティーブン・リフキン ジョン・ルフーア ジェームズ・キャメロン
作曲賞 ジェームズ・ホーナー
音響編集賞  
音響録音賞  

第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 ジェームズ・キャメロン

ノミネート

最優秀作曲賞 ジェームズ・ホーナー
最優秀主題歌賞
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(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

映画レビュー

3.5 驚異の映像表現

2022年12月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

知的

ディズニープラスで鑑賞。
ジャングルのCGがとてもリアルで、目の前に存在しているかのような感覚になりました。特に、暗い森の中で光る植物はとても幻想的で、見ているだけでも癒されました。

ストーリーは、主人公のジェイクが惑星パンドラに眠る資源を手に入れようとする人間に対抗する内容が主です。こういったパターンはよく存在しますが、壮大なファンタジーの世界を3D映像で体験する価値があったことが、世界的なヒットに繋がったのではないかと考えました。また、ジェイクがナヴィ族のネイティリと関わっていく内に、利益よりもパンドラの自然を守るために仲間たちと立ち向かう姿に感情移入しました。

長く感じる部分はあれども、驚異の映像表現を取り入れたキャメロン監督の凄さを改めて実感できた作品になっていました。続編のWoWではどんな展開になるのか、公開が楽しみになってきました。

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共感した! 4件)
Ken@

3.5 食材はわりとオーソドックスなのに豪華なフルコース料理に仕立て上げた名料理人ジェームズ・キャメロン

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

驚く

映画の興行収入の世界記録を塗り替え、日本でも150億円超えのメガヒットを記録したのだけれど、自分はどうもあのパンドラの先住民族ナヴィのデザインが苦手で(笑)、長らく敬遠していた。

あくまで個人的な感覚なのだけれど、どうもナヴィのデザインが自分の中ではずっと「不気味の谷」だったのである(笑)。

ナヴィに対する苦手感から地上波放送すらスルーしてここまで来てしまったのだけど、先日最新作の上映に伴う期間限定のリバイバル上映が行われているのを知ってついに意を決して劇場まで足を運び、やっぱり食わず嫌いは良くないと痛感させられた!

莫大な製作費を注ぎ込んだ3DCG映像の凄さというのも確かに目を瞠るものがある。
でも、映画というのは結局は物語が面白いかどうかである。
そして、本作には映画の面白さ、物語の面白さというものがこれでもかと詰め込まれているのだ。

シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』、黒澤明の『七人の侍』、ルーカスの『スター・ウォーズ』など、優れた文学や映画の中で繰り返し語られてきた素材、ある意味では神話的構造と言ってもいい、観客を魅きつける普遍的な物語の要素が本作ではてんこ盛りなのである。

また、本作を観た多くの方が指摘しておられるようにパンドラの先住民ナヴィは明らかにアメリカ先住民を意識してデザインされている。
だからこの作品は『ラスト・オブ・モヒカン』や『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、『ポカホンタス』のような、アメリカ先住民のコミュニティが白人を受け入れる物語の系譜にあるとも言える。

ちょっと乱暴な言い方をしてしまうと、物語としてはけっこうありがちと言うか、オーソドックスなのである。
食材自体は確かに食欲をそそるものではあるけれどそんなに珍しい食材ではなく、わりと普通にスーパーで売っているものと言ってもいいかもしれない。

ただ、本作の食材の中でスーパーでは絶対売ってないものが一つだけある。
それが題名にもなっているアバターというアイデアである。

自分の意識をアバターに転移するという斬新なアイデアによって、本作はテーマや物語の骨格がオーソドックスなものであるにも関わらず、先が読めない緊張感のある作品になり得ているのである。

本作は言わば、エンタメのフルコース料理である。
主人公の成長、恋、挫折、覚醒、壮絶な戦い、といったエンタメ料理が次から次へとテーブルに並べられ、そのどれもが舌鼓を打つ美味しさなのだ。
これだけのフルコース料理を中だるみせずにお腹いっぱいになるまで味あわせてくれるジェームズ・キャメロンはやっぱり名料理人である。

ただ、物語が普遍的なものであるだけに、これまで山のように映画を観てきたシネフィルのような舌の肥えた食通の人たちはいささか食い足りない思いをしてしまうかも知れない。

でも、質の高い王道の娯楽作品を映画館で上映するというのは映画産業にとって最も大切なことであり、こういう作品を作ってくれるジェームズ・キャメロンは映画産業の屋台骨を支えてくれる大黒柱のような貴重な存在なのである。
こういう王道の大ヒット作が映画産業を支えているからこそ、通好みのマニアックな作品も作ることができるのだ。

シネフィルの中には通好みのマニアックな作品ばかりを重視して一般受けした大ヒット作を軽視するような傾向がなきにしもあらずと思うのだけど、そういうシネフィル達だって回り回って大ヒット作に寄りかかっているのだと言ったら言い過ぎだろうか(笑)。

少なくとも自分はあんなに不気味で苦手だと感じていたナヴィも観ているうちにだんだん慣れてきて、とうとうネイティリのことを好きになってしまった(笑)。
あ、でもシガニー・ウィーバーのアバターはやっぱりまだ苦手かも(笑)。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
盟吉津堂

4.0 広がるキャメロン監督の世界観

2025年11月17日
PCから投稿

ターミネーター、エイリアン2
そしてアビスの水の表現、、、
長く培ってきた映画制作
ある程度見えた時にSFX会社を設立
タイタニックなどを経て
この作品に辿り着いた。

やはり驚いた。
完璧とはいえないが
驚きの世界を見せてくれた。

ナチュラルな思い、
そして悪意ある思い
やはり世界はそこに行き着くのか

物語はありがちな筋書きをベースに
新しく目指す場所を見せてくれた。

あたらしい世界
新しい形の映画

進化したテクノロシー
確かに楽しめる映画だと思う。

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共感した! 2件)
星組

1.0 いかにもアメリカっぽいCGだし3Dに期待してたらそんなにでもなかっ...

2025年10月29日
iPhoneアプリから投稿

いかにもアメリカっぽいCGだし3Dに期待してたらそんなにでもなかったし原住民VS現代人でオールドスタイルが勝利するって内容は過去にも散々観たし、薄っぺらい

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共感した! 1件)
Mk.plass