アバター(2009)

ALLTIME BEST

劇場公開日:2009年12月23日

解説・あらすじ

巨匠ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。地球から遠く離れた神秘の惑星を舞台に、自らの分身となる“アバター”を操り、星の先住民ナヴィ族と交流する主人公が、人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく姿を壮大なスケールで描く。

22世紀、人類は希少鉱物を求めて地球から遠く離れた神秘の星パンドラで「アバター・プロジェクト」に着手。「ナヴィ」と呼ばれるパンドラの種族と人間のDNAを組み合わせた肉体=「アバター」を操ることで、人体に有毒な大気の問題をクリアし、鉱物を採掘することが可能になった。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、アバターを通して自由に動き回ることができるようになった。パンドラの地で、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちたジェイクは、パンドラの生命を脅かす自身の任務に次第に疑問を抱くようになり、星の運命を決する選択を迫られていく。

主人公ジェイクに「ターミネーター4」のサム・ワーシントン。共演にゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーほか。

2009年製作/162分/G/アメリカ
原題または英題:Avatar
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2009年12月23日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第82回 アカデミー賞(2010年)

受賞

撮影賞 マウロ・フィオーレ
美術賞  
視覚効果賞  

ノミネート

作品賞  
監督賞 ジェームズ・キャメロン
編集賞 スティーブン・リフキン ジョン・ルフーア ジェームズ・キャメロン
作曲賞 ジェームズ・ホーナー
音響編集賞  
音響録音賞  

第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 ジェームズ・キャメロン

ノミネート

最優秀作曲賞 ジェームズ・ホーナー
最優秀主題歌賞
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(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

映画レビュー

3.5 驚異の映像表現

2022年12月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

知的

ディズニープラスで鑑賞。
ジャングルのCGがとてもリアルで、目の前に存在しているかのような感覚になりました。特に、暗い森の中で光る植物はとても幻想的で、見ているだけでも癒されました。

ストーリーは、主人公のジェイクが惑星パンドラに眠る資源を手に入れようとする人間に対抗する内容が主です。こういったパターンはよく存在しますが、壮大なファンタジーの世界を3D映像で体験する価値があったことが、世界的なヒットに繋がったのではないかと考えました。また、ジェイクがナヴィ族のネイティリと関わっていく内に、利益よりもパンドラの自然を守るために仲間たちと立ち向かう姿に感情移入しました。

長く感じる部分はあれども、驚異の映像表現を取り入れたキャメロン監督の凄さを改めて実感できた作品になっていました。続編のWoWではどんな展開になるのか、公開が楽しみになってきました。

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共感した! 4件)
Ken@

4.0 【81.2】アバター 映画レビュー

2025年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

作品の完成度
2009年の公開当時、映画界の常識を塗り替えた革新的作品。ジェームズ・キャメロン監督が10年以上構想を温めたその世界観と、それを実現するための3Dおよびモーションキャプチャー技術の融合は、単なる映像技術の披露に留まらない。CGと実写の境目を曖昧にし、観客を文字通りパンドラの世界に引き込むその没入感は、今日の映画体験の基準を確立した。物語自体は、普遍的な「開拓者と先住民の対立」という古典的かつ王道なテーマ。しかし、このシンプルさが逆に、圧倒的な映像美とディテールに富んだ世界観を際立たせている。人類の傲慢さや環境破壊への警鐘といったテーマ性も強く、娯楽性と社会性を両立させた完成度の高さが特徴。作品としての総合力は、単なるSFアクション映画を超えた、映画史における重要なマイルストーン。
監督・演出・編集
監督はジェームズ・キャメロン。モーションキャプチャーを駆使した「アバター」という画期的な手法を導入し、俳優の表情や動きを細部までナヴィに反映。この演出が、キャラクターに深い生命力を与え、観客の感情移入を促す。編集は、162分という長尺を感じさせないテンポの良さ。パンドラの生態系を丹念に描くパートから、後半の壮大な戦闘シーンまで、緩急をつけた構成が見事。特に、ジェイクがイクラン(空を飛ぶ生物)と絆を結ぶシーンや、ホームツリーが破壊されるシーンの迫力は、キャメロン監督の卓越した映像演出手腕の賜物。
キャスティング・役者の演技
物語の核となるキャラクターを演じる俳優陣の演技も見どころ。特に、モーションキャプチャーを通して表現された演技の機微は、CGキャラクターの感情を豊かに伝える。
* サム・ワーシントン(ジェイク・サリー)(321文字)
半身不随の元海兵隊員という現実世界での葛藤から、パンドラで新たな肉体と人生を得ていく過程を力強く演じている。当初は任務遂行のためにナヴィに接近するが、彼らの文化や生き方に触れる中で、徐々に精神的な変化を遂げていく。その心の揺らぎや、次第にナヴィの一員としての使命感に目覚めていく様は、モーションキャプチャーによるジェイクの細やかな表情と連動し、観客に強い共感を呼ぶ。肉体的な不自由さからの解放、そして新たな自己の発見という、物語の根幹を支える彼の演技は、この映画の成功に不可欠な要素。
* ゾーイ・サルダナ(ネイティリ)(214文字)
ナヴィの戦士ネイティリを、モーションキャプチャーと声の演技で完璧に体現。原始的な強さと、ジェイクへの愛、そして故郷を思う深い感情を表現。特に、ジェイクにパンドラの自然の摂理や生き方を教える際の神秘性や、故郷が破壊される際の激しい怒りは、サルダナの感情豊かな演技がなければ生まれなかった。彼女の演技は、単なる異種族のヒロインという枠を超え、パンドラという世界の魂を体現する存在感。
* シガニー・ウィーバー(グレイス・オーガスティン博士)(156文字)
アバター計画の責任者であり、ナヴィとの共存を強く願う科学者。当初は現実主義者としてジェイクを導くが、次第にナヴィの文化への深い愛着と人類への失望を露わにする。ウィーバーの硬質でありながらも内面に熱い情熱を秘めた演技は、知的なキャラクターに人間的な深みを与えている。彼女の終盤の役割は、物語の悲劇性を高める重要な要素。
* スティーヴン・ラング(マイルズ・クオリッチ大佐)(150文字)
冷酷で好戦的な元海兵隊員であり、人類側の絶対的な悪役。パンドラの資源採掘のためには手段を選ばず、ナヴィを排除しようとする。ラングは、その威圧的な佇まいと容赦ない言動で、観客に強烈な不快感と恐怖を与えることに成功。彼の存在は、物語の対立構造を明確にし、ジェイクの行動原理を際立たせる上で不可欠な存在。
脚本・ストーリー
物語は、普遍的な「もののけ姫」や「ダンス・ウィズ・ウルブズ」にも通じる「異文化への適応と自己のアイデンティティの再構築」というテーマ。シンプルながらもメッセージ性が明確であり、複雑な設定を必要としないことで、観客は映像体験に集中できる。環境破壊や先住民の文化侵略といった重いテーマを扱いながら、エンターテインメントとしての高揚感を失わない脚本。
映像・美術衣装
本作の最大の功績は、革新的な映像表現。生きた森のように呼吸する惑星パンドラの描写は、視覚的驚きに満ちた体験。自ら発光する植物、幻想的な夜の森、そして多種多様な生物たちのデザインは、想像力の限界を超えた美術。ナヴィの衣装や装飾品も、彼らの文化や精神性を反映しており、細部にわたるこだわりが世界のリアリティを高めている。これは映画の美術における新たな金字塔。
音楽
ジェームズ・ホーナーによる壮大で美しいスコア。パンドラの大自然やナヴィの文化を想起させる民族音楽的な旋律、そして激しい戦闘シーンを盛り上げるオーケストラサウンドが、映像と完璧に調和。主題歌「アイ・シー・ユー」は、レオナ・ルイスの透き通る歌声が、物語の壮大なスケールと感動を彩る。
アカデミー賞・その他受賞歴
本作は、第82回アカデミー賞において、作品賞を含む9部門にノミネート。そのうち、撮影賞、美術賞、視覚効果賞の3部門を受賞。視覚効果賞は、本作の技術的偉業を象徴する受賞。また、第67回ゴールデングローブ賞では、ドラマ部門作品賞と監督賞を受賞。
作品
監督 ジェームズ・キャメロン 113.5×0.715 81.2
編集
主演 サム・ワーシントンB8×3
助演 ゾーイ・サルダナ B8
脚本・ストーリー ジェームズ・キャメロンB+7.5×7
撮影・映像 マウロ・フィオーレS10
美術・衣装
美術
リック・カーター
ロバート・ストームバーグ
衣装
マイェス・C・ルベオ
デボラ・L・スコット S10
音楽 ジェームズ・ホーナー
主題歌
レオナ・ルイス A9

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共感した! 0件)
honey

5.0 アバター

2025年1月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

幸せ

めちゃくちゃ面白かったです。

ジェームズ・キャメロン監督の物凄い迫力満点の映像、壮大なスケール、どれも三ツ星急の素晴らしい作品です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Y&M

5.0 好きな映画ランキング:14位

2024年11月9日
スマートフォンから投稿

楽しい

興奮

幸せ

ディズニープラスに入ってなくて見れなかったけどGEOで借りてやっとみた!

いやー、結構舐めてました。
世界歴代興行収入no.1の理由がわかりました。

映像技術が公開当時よりも進んだ今でもCGに驚かされた。
162分で退屈するかなーなんて思っていましたが、全然そんなことなく、退屈な時間は1秒もありませんでした。
ストーリーの内容も結構好きなパターンで、映像も含めて映画の世界に惹きつけられました。

エンドロール入った時に自分の目がバキバキになっていることに気がつきました。

この映画をIMAX3Dで観れた人が羨ましすぎる!
まじでIMAX3Dでみたかった!
でも日本公開された時はまだ1歳だったので無理でしたが😭
また3作目出る時にIMAX3Dで再上映してほしい

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Nux/ニュークス 👑