アカシアの町

劇場公開日:

解説

東京から夢破れて帰郷してきた女性が、故郷の人々との交流を通して成長していく姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「童謡物語」の森川時久。脚本は小林悦子。撮影を「〈39〉刑法第三十九条」の高瀬比呂志が担当している。主演は田野聖子。劇団俳優座創立55周年記念作品。

2000年製作/98分/日本
配給:アカシアの町製作実行委員会
劇場公開日:2000年1月10日

ストーリー

脚の怪我でバレリーナになる夢を絶たれ、かつて鉱山の町として栄えた秋田県小坂町に帰郷した幸子。しかし、故郷の人々は東京帰りの彼女を必ずしも温かく迎えてはくれなかった。 父とは衝突が絶えず、昔の友だちとも溝ができていた。町には若者たちで結成された「KOSAKA DOWN-TOWN BAND」というバンドがあった。県大会を控え、練習に余念がないメンバー。だが、そのひとり・豊は新しい農業事業投資への失敗から多額の借金を抱え、練習どころではなかった。そんな彼を、幸子は救う。彼女が借金返済の肩代わりをしてくれたおかげで、豊は高利貸しに土地を奪われずにすんだ。そしてその一件以来、徐々にだが幸子と昔の仲間たちのわだかまりも溶けていくのであった。ある日、町の老人・千代子が50年前の鉱山の落盤事故で死んだ人たちの慰霊祭で演奏してほしい、とバンドに依頼してきた。ところが、その日は県大会と重なっており、リーダーの弘太は猛反対。しかし、演奏を楽しみにしていた千代子が慰霊祭を前に他界してしまったことで、メンバーは慰霊祭での演奏を決意する。千代子と懇意にしていた幸子は、都会暮らしを鼻にかけていた自分を反省してバンドの練習を応援する。そして慰霊祭当日、バンドはみごとな演奏を披露することに成功。それからしばらく後、小坂町の水田には、故郷を見直し家業を手伝うことを決めた幸子の姿があった。

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