メタリカ:真実の瞬間

劇場公開日:

解説

ヘヴィ・メタル界の王者メタリカの5年ぶりの新作アルバムのレコーディング過程を追ったドキュメンタリー。ドキュメンタリー映像作家として手腕を高く評価されているジョー・バーリンジャーとブルース・シノフスキーが、混迷期に入っていたメタリカの3年間の姿を捉える。

2004年製作/141分/アメリカ
原題または英題:Metallica: Some Kind of Monster
配給:パラマウント
劇場公開日:2005年7月30日

ストーリー

1980年代、アメリカ・西海岸で結成され、6度のグラミー賞受賞。過去10年間でビートルズやマドンナをしのぐセールスをたたき出しているヘヴィ・メタル界の不滅の王者・メタリカ。撮影が開始された当時、メタリカは長く活動をともにしたベーシストのジェイソン・ニューステッドの脱退に見舞われていた。メンバー同士の人間関係も、かつてないほど険悪状態になっていた。長い間ツアーやアルバム・リリースがなかったために、ファンもマスコミもメタリカの将来に不安を抱いていた。創作の面でも、パーソナルな面でも最悪の時期に、ニューアルバムのレコーディングを開始する必要に迫られ、バンドのマネジメント(Qプライム)は分裂寸前のメンバーをまとめる最終手段として、セラピストを雇うことを提案する。レコーディングと並行してセラピーを続けるうちに、メンバーは長年一緒に活動していたにも関わらず、お互いの本音をほとんど理解していなかったという思いに直面する。ボーカルのジェームズ・ヘットフィールド(3児の父)は、セラピーの過程で図らずもアルコール依存症のリハビリに入院することになった。彼は1年近くもアルバム・レコーディングを放り出してしまい、それによってバンドの将来が危機に瀕した。自分自身の中にいる悪魔、他のメンバーと自分との関係、そして激変する音楽産業と対峙するバンドメンバーの自己探求の過程。そしてメンバーが自分の家庭生活と、20年かけて築きあげたバンドのステータスの維持を両立させるための葛藤もまた、垣間見ることができる。この映画は。これまでジェームズ一人が牛耳っていた作詞の方法を変え、スタジオでメンバー全員で協議する全く新しい試みの様子も捉えている。ファンやマスコミに‘アルコホーリカ’とまで揶揄された強面バンドのフロントマンを演じていた自分を振り払おうともがくジェームズが、そこにはいる。彼は酒を断ち、クリーンになって、再びバンドに戻れるのだろうか?

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映画レビュー

5.0叫べる映画、最高。

2015年8月12日
Androidアプリから投稿

主に言いたいことは2つ。 音楽が最高!!エンディングまで耳を休ませることが一切できない。映画館でのヘドバン禁止を受けて、家で誰もいない時に見ましょう。音楽のせいか、とても疾走感のあるときとないときとでまた面白さが伝わってくる。 そしてストーリーとして!!これも本当に面白かった。上に書いた通りに音楽が最高なんだけど、それをどう作っているか、何がメンバー間でのしこりなのかを濃密に描けていました。だからこそ評価もされてんだなぁと納得。 お金をかけてじっくり見るべき。

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佐藤