美しい夜、残酷な朝

劇場公開日:

解説

日本・韓国・香港の共同製作で手掛けられたホラー・オムニバス。日本篇が「着信アリ」の三池崇史、香港篇は「ドリアン・ドリアン」のフルーツ・チャン、韓国篇を「オールド・ボーイ」のパク・チャヌクが担当。アジア映画を牽引する3人の映画作家がそれぞれの持ち味を生かして綴る、衝撃の幻想コンピレーション。出演はミリアム・ヨン、長谷川京子、イ・ビョンホンほか。

2004年製作/124分/香港・日本・韓国合作
原題:Three... Extremes
配給:角川映画、エンジェル・シネマ
劇場公開日:2005年5月14日

ストーリー

<香港篇 dumplings>いつまでも若く、美しく―それは全ての女性の夢。リー夫人(ミリアム・ヨン)は成功した事業家の夫(レオン・カーファイ)と結婚し、引退した身。だが幸せなマダムとしての日々は長くは続かず、夫は若い愛人と逢瀬を重ねていた。リーは衰えていく美貌にふたたび若さを取り戻し、自分の生活を守りぬこうと決意を固める。財力とコネを駆使し、大陸からやってきた謎の女メイ(バイ・リン)が作る美と若さを保つ特製餃子にたどり着く。必要なのはほんの少しの勇気。餃子の中身を知った彼女は驚愕するが、すでに永遠の美という禁断の夢から引き返すことはできなかった。<日本篇 box>降りしきる雪の中、小説家の鏡子(長谷川京子)は外出から帰途についていた。今でも原稿を手書きし、私生活はまったくベールに包まれた美貌の作家。鏡子が仕事場に戻ると、担当編集者の吉井(渡部篤郎)がいた。吉井は仕事の範疇を超えて、鏡子に少なからず興味があるらしい。だがそんな吉井に鏡子が心を開くことはない。鏡子には人には言えない過去があった。幼い頃、父親代わりの男、曳田(渡部篤郎・二役)の寵愛を一身に受けていた双子の姉を焼死させていたのだ。それからというもの、鏡子は常に姉の幻影に付きまとわれている。そして鏡子は行方の知れないその男を、いまでも探し続けている。吉井は曳田に瓜二つだった。ある日、鏡子のもとに一通の招待状が花と共に届いていた。それは、姉を亡くしたあの忌まわしい場所への誘いだった。<韓国篇 cut>若手映画監督のリュ・ジホ(イ・ビョンホン)は誰もが羨むような成功を手に入れ、素晴らしい人生を満喫している。クリエイターとして確実な地位を手に入れ、観客からも批評家からも手堅い評価と支持を受けている。富と名声、それを裏付ける才能、誰からも好かれる性格、そして愛する妻…。ある日、撮影から帰ってくると、見知らぬ男が彼を迎えた。男はリュの映画のエキストラだった。リュも、そして誰もが気にとめなかった男。何もかもに恵まれたリュに激しく嫉妬し、彼を破滅させるために現れたのだ。どこかから連れてきた子供とリュの妻ミラン(カン・ヘギョン)を人質にした男は、リュに恐ろしい選択を強要する。どちらを選んだとしてもリュの人生はもとには戻らない。それが男の望みだった。徐々に男の狂気が家の中を汚染していく。男が恐ろしい告白を口にし、次第にリュの人生の暗部が暴かれていくのだった。

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映画レビュー

3.0パクチャヌク監督はさすがって感じ。趣味全開で楽しかった。 三池監督...

2020年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

パクチャヌク監督はさすがって感じ。趣味全開で楽しかった。
三池監督は、嫌いじゃないけどちょっと自己満気味かなあ。キレイだけどね。
餃子は…ないな…。イヤな気分になるだけで面白さはない。

全体に期待したほどではなかったな。

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