カリフォルニア万才

劇場公開日:

解説

デビュー作「やさしく愛して」から22本目、エルヴィス・プレスリーの映画出演10周年記念作。脚本はセオドア・J・フリッカーと「レッド・ライン7000」のジョージ・カーゴ、監督は「いかすぜ!この恋」のノーマン・タウログ。撮影は「電撃フリントGO!GO作戦」のダニエル・L・ファップ、音楽は「フロリダ万才」のジョージ・ストール、ミュージカル・シーンの振付は「ヤング・ヤング・パレード」のジャック・ベイカーが担当した。出演は新曲9曲を披露するエルヴィス・プレスリー、「フロリダ万才」のシェリー・フェブレイ、「遠い喇叭」のダイアン・マクベイン、「夏の魔術」のデボラ・ウォーリー、舞台出身のドディー・マーシャルなど。製作は「フロリダ万才」のジョー・パスターナク。

1966年製作/アメリカ
原題または英題:California Holiday
配給:MGM
劇場公開日:1966年10月6日

ストーリー

歌手のマイク(エルヴィス・プレスリー)は独身主義者だ。仲間とバンドを組んで気ままにアメリカ中を旅してまわっている。サンタバルバラ、ティーン・クラブで演奏した時のこと、土地の自動車会社社長ハワードの令嬢シンシア(シェリー・フェブレイ)が、すっかりマイクにまいってしまった。彼女は、自分の誕生パーティーで、マイクに歌ってもらうよう父親にたのんだ。巨額のギャラで出演交渉を受けたマイクだったが、金で何でも買えるという金持根性が気にいらないと、けってしまった。ところが次の公演地に行くと、契約キャンセルの通告をうけた。ハワードが怒って興行者に圧力をかけてきたのだ。仕方なくひき返し、マイクはシンシアに会ってみると、意外とかわいい娘で、彼の方もすっかり気に入ってしまった。一方、マイクを追いかける女性がもう2人でてきた。小説家のダイアナとバンド仲間のレスだ。その頃、町の近くでサンタ・フェ・ロード・レースが行われることになり、前夜、盛大なパーティーが開かれた。このパーティーは全く恋の鬼ごっこ的なもので、ハワードはダイアナを、ハワードの秘書フィリップはシンシアを、警官リチャーズがレスを、という工合に……。ところが3人の女性はみな、マイクを追っているのだから混戦状態である。1着でゴールインしたマイクは「3人の女生と結婚する」などと宣言したが、例の独身主義が頭をもたげ、ひとり、次の公演地に旅立っていった。

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