隣のヒットマンズ 全弾発射
劇場公開日:2004年9月25日
解説
隣の家に伝説的な殺し屋が越してきたことがきっかけで巻き起こる騒動をシニカルに描いたコメディ「隣のヒットマン」の続編。幸せに暮らす歯科医と殺し屋それぞれのカップルが、マフィアの復讐に見舞われる。監督は「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」のハワード・ドゥイッチ。主演は前作と同じくブルース・ウィリスとマシュー・ペリー。
2004年製作/98分/アメリカ
原題または英題:The Whole Ten Yards
配給:ギャガ=ヒューマックス
劇場公開日:2004年9月25日
ストーリー
かつて17人を殺した伝説のヒットマン、ジミー“チューリップ”チュデスキ(ブルース・ウィリス)は、4年前の騒動で“ヒット数”を増やしたものの、歯科記録によって自分の死を偽造し、今は引退して恋人ジル(アマンダ・ピート)とメキシコに住んでいた。今は拳銃を包丁に、機関銃を掃除機に持ち替え、カリスマ主夫として日々を送っていた。相変わらずプロのヒットマンを目指しているジルが、今日も“クリーン・ヒット”できなかったことを訴えるが、彼にとってはロースト・ビーフの焼け具合の方が大切な様子だ。一方、絵に描いたような幸せな結婚生活を送っているオズ(マシュー・ペリー)とシンシア(ナターシャ・ヘンストリッジ)。オズは高層ビルにデンタル・クリニックのオフィスを構え、シンシアの妊娠の知らせに有頂天に。ところが彼は、自宅を完全武装していた。大量の銃器と完璧なセキュリティ・システムに囲まれながら、オズはマフィアの復讐に怯えているのだった。ちょうどその頃、ジミーの密告により終身刑となったハンガリー・マフィアのボス、ラズロ(ケヴィン・ポラック)が出所する。彼は、かつてジミーが葬ったヤンニの父親だったのだ。その日オズが帰宅すると、シンシアの姿はなく、ラズロ一味が家を占拠していた。オズはシンシアが誘拐されたことを知り、ジミーの居場所を問い詰められる。命からがら脱出したオズが助けを求めて向かうのは、ジミーのいるメキシコしかなかった。招かれざる客であるオズに、ジミーは久々の機関銃で手洗い歓迎をするが、ここにもラズロの手が回る。ラズロのターゲットは、もちろんジミー。銃撃戦をなんとか切り抜けたジミー、オズ、ジルの3人は、ラズロのアジトがあるロサンゼルスへ向かう。一方、誘拐されたはずのシンシアも何かを企んでいるらしく、見張りの目をごまかしては不可解な行動をとっていた。ロスに到着した3人は、ラズロのもうひとりの息子、ストラボ(フランク・コリソン)を人質にとって、モーテルに隠れる。そこでジミーの意外な一面が明らかに。彼は良き父親として子供を持つことを夢見ていたのだった。そのほかにも、ジルとの関係やアレの悩みについて、強面のヒットマンらしからぬ言葉をもらすのだった…。ジミーとラズロの間で人質交換の取引が成立した。ところがジルのミスで、ストラボが殺されてしまう。「プロ失格!」と激しくなじられたジルは、ついにジミーの元を去ってしまう。かたや愛妻を助ける術を失ったオズは、失意のうちに自分のオフィスへ戻る。そんなオズの元に、今や“よき友”となったジミーが訪れ、2人で人質奪還の決意を固めたとき、新たなヒットマンがそこに現れる。オズのオフィスにアシスタントとして勤めるジュリー(タシャ・スミス)だ。なんと彼女は以前ジミーの相棒だったフランキーの妹で、殺された兄の復讐のためラズロの手下となっていたのだ。オズとジミーはラズロのアジトに連行され、これで役者は全員顔をそろえた。ジミー、オズ、シンシアは絶体絶命…。しかしまだ何かウラがありそうな、どんでん返しの予感が漂っていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハワード・ドゥイッチ
- 脚本
- ジョージ・ギャロ
- 原案
- Mitchell Kapner ミッチェル・カプナー
- 製作総指揮
- デビッド・バーグスタイン
- オリバー・ヘングスト
- トレイシー・スタンリー
- アンドリュー・スティーブンス
- 製作
- アラン・カウフマン
- アーノルド・リフキン
- エリー・サマハ
- デビッド・ウィリス
- 撮影
- ニール・ローチ
- 美術
- ヴァージニア・ランドルフ=ウィーバー
- 音楽
- ジョン・デブニー
- 編集
- セス・フラウム