傷だらけのふたり

ファンジョンミンの愛らしさが全開の作品。

乱暴者だけどどこか人情深くて優しい闇金の金貸しと、一目惚れされた銀行員のラブストーリー。

不器用さマックスすぎて、全てがうまくいきそうだが、うまくいかないし、相手に届かない優しさが染みる。

中盤で流れががらっと変わり、少し安易な流れにもなるが、それでも見せ方もうまく切なくて、最後にかけては泣いてしまった。

ファンジョンミンも良いが、ヒロインも美しくて気丈で良かった。

とても好きな作品でした。良作です。

立場の違いあり、病気ありのコテコテの恋愛映画。
不器用で真っ直ぐなファン・ジョンミンはかわいらしいけど、全然好みの映画じゃなかった。

恋人同士、普段は直球で言いたいことをギャンギャン言いまくっているくせに、肝心な病気のことは一人で抱え込む。相手に負担をかけたくないという理由で。
いや、伝えないことで相手にそれ以上の負担をかけてるだろ。相手は意味もわからず突き放されてるんだから。もっと早く伝えていれば、1分1秒長い時間をともに過ごせたのに。

一人で抱え込む、悲しくも美しき自分に浸りたいだけにしかみえない。
恋人に大事なことを言わずにいることって美徳なのか？それでもって最終的に隠し通せてないし。

恋愛映画における紆余曲折を引き出すための常套手段なんだろうけど、安いなぁ。
食パンくわえて第一印象最悪の転校生と恋愛するストーリーとなんら変わらぬ骨組みの、役者だけでもってる映画。

ヤクザな男が女に惚れ、女は簡単には落ちない。ここまでバカな男がいるのかという男をファン・ジョンミンが演じる。

バス運転士をしている年老いた父、理髪店の兄、美人の兄嫁、バカな姪っ子。

「哭声」主演のクァク・ドウォンが兄役で出ており、なるほどなあと思った。

いい年をした弟は、根っからの荒くれでヤクザもんだ。

脇がしっかりしている。ファン・ジョンミンの演技は、やや大げさな気もしないではないが、わかりやすくていい。

お葬式のシーンが二回ある。切ない。

キャストが豪華ですね。この女優さんも美人で素敵。ファンジョンミンのラブストーリーなんてどんな感じかドキドキしたけど、とっても面白かった！