女王フアナ
劇場公開日:2004年3月6日
解説
大航海時代に君臨し、狂気的で一途な愛に生きた女王フアナの壮絶な人生を「アマンテス/愛人」のヴィセンテ・アランダ監督が描く。主演は本作でゴヤ賞とサンセバスティアン映画祭の主演女優賞を受賞した新星ピラール・ロペス・デ・アジャラ。本国スペインでは国民的大ヒットを記録した。
2001年製作/117分/スペイン・イタリア・ポルトガル合作
原題または英題:Juana la Loca
配給:角川大映映画
劇場公開日:2004年3月6日
ストーリー
16歳でスペインとハプスブルグの政略結婚をさせられた美しく聡明な女王フアナ(ピラール・ロペス・デ・アジャラ)。彼女は夫となる美貌の貴公子フェリペに出逢った瞬間に魅了され、全てを捧げる。しかし、妻に対して不実な夫フェリペと、それでも彼を愛さずに入られないフアナの間には徐々に溝が生じていく。フアナの母・イサベル女王亡きあと、その遺言によりフアナは王位に就くことになる。事態は娘に王位を奪われた父フェルナンドと、その王位を手中にせんとする夫フェリペ、そしてフアナの三者が対立する。そしてフアナはいつしか不節操な夫への悔しいほどの恋心と、王位を守らなければならない女王の立場との狭間で心の葛藤を抑えきれず、感情を爆発させる。やがて彼女は“狂女”と呼ばれるようになり……。