愛してる、愛してない…(2002)
劇場公開日:2003年4月26日
解説
アンジェリク(天使のような)という名前を持つ純粋な女性が、現実と空想の境がなくなり、愛する男性とその家族を傷つけ、苦しませることになってしまう、精神に異常をきたした女の恐怖の行動を描いたサスペンスストーリー。監督は新進気鋭の若手レティシア・コロンバニ。出演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ、「トリコロール 赤の愛」のサミュエル・ビアン、「視線のエロス」のイザベル・カレほか。
2002年製作/96分/フランス
原題または英題:A la folie...pas du tout
配給:コムストック
劇場公開日:2003年4月26日
ストーリー
ボルドー。美術学校に通うアンジェリク(オドレイ・トトゥ)は、心臓外科医の素敵な恋人ロイック(サミュエル・ビアン)と幸せな時を過ごしている。ロイックには弁護士で妊娠中の妻ラシェル(イザベル・カレ)がいるが、離婚は時間の問題。アンジェリクはベビーシッターをしていた縁で、ロイックの隣に留守番として住むことになり、デートをすっぽかされても、1本のバラをくれた日のことを思い出し、ロレックを信じている。しかし、妻と寄り添うロイックを見かけてから、ラシェルに自分の存在を暴露するなど様子がおかしくなる。けれど、実は全てはアンジェリクの空想で、本当はロイックはアンジェリクと恋人でも何でもなかったのだ。しかし、空想を信じてしまっているアンジェリクは、憎いラシェルをスクーターで轢き流産させ、ロイックの敵と思える人も殺してしまう。ロレックはアンジェリクがストーカーだとやっと気が付く。逆上したアンジェリクはロレックを階段から突き落とすが、ロレックは助かる。裁判後、精神病院に入ったアンジェリクは、数年経って完治したと判断され退院。何も知らない病室の掃除夫が、壁に描かれたアンジェリクの絵を剥がしている。その絵は薬の点で描かれていた。病院の薬は飲まれていなかったのだ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- レティシア・コロンバニ
- 脚本
- レティシア・コロンバニ
- キャロリーヌ・ティヴェル
- 製作総指揮
- ドミニク・ブリュネ
- プロデューサー
- シャルル・ガッソ
- 撮影
- ピエール・エイム
- 美術
- ジャン・マルク・ケルデュー
- 音楽
- ジェローム・クーレ
- 編集
- ヴェロニク・パルネ
- 衣装デザイン
- ジャクリーヌ・ブーシャール
- 字幕
- 古田由紀子