ライ麦畑をさがして
劇場公開日:2003年4月19日
解説
J・D・サリンジャーの名作小説『ライ麦畑でつかまえて』を愛読している少年が、旅を通して成長していく様を描いた青春映画。監督はドキュメンタリー映画などで高い評価を受けるマルコム・クラーク。製作総指揮・脚本・出演は「ベスト・キッド3/最後の挑戦」の俳優など多彩な活動をこなすショーン・カナン。出演は「ロード・トリップ」「ビッグ・トラブル」のD・J・クオールズ、「ロード・トリップ」のレイチェル・ブランチャードほか。
2001年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Chasing Holden
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2003年4月19日
ストーリー
18歳のニール(D・J・クオールズ)は、少年院から出てきたばかり。両親の離婚、ニューヨーク州の州知事である父(トム・ラック)との確執、ゲイの兄の自殺など、問題を山のように抱えた彼は、サリンジャーの小説『ライ麦畑をつかまえて』を一時も離さず持っており、憧れのサリンジャーに会えばすべての問題は解決するはずと思い込んでいる。そんな時、教師のパターソン(ショーン・カナン)から課題が出された。『ライ麦畑でつかまえて』の主人公ホールデンの、その後を書くこと。そこでニールは、演劇クラスで出会った少女TJ(レイチェル・ブランチャード)と、真冬のニューヨークからニューハンプシャーへ、サリンジャーに会うための無謀な旅に出る。旅の途中、2人は貴重な時間を過ごし、初めての恋を知る。しかし、ふとしたケンカをきっかけに、ニールはTJと別れ、たった一人でサリンジャーに会いに行く。サリンジャー邸を捜し当て、目前にしたその時、ニールはTJを本当に愛していることに気づく。すぐに彼女のもとへ車を走らせるニール。だが末期ガンを患っていたTJは死去。現実に目覚めたニールは、迎えに来た父と共に病院を出るのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マルコム・クラーク
- 脚本
- ショーン・カナン
- 製作総指揮
- ランディ・マニス
- ショーン・カナン
- デイル・ペレルマン
- 製作
- クリストファー・エバーツ
- ジェシカ・ハマーシュラグ
- スティーヴン・ジェンセン
- 撮影
- マルク・シャルルボワ
- 美術
- ジャン・モラン
- 音楽
- リュック・サン・ピエール
- 編集
- ルイーズ・シュプルナン
- 字幕
- 石田泰子