タキシード（2002）

■C.S.Aの敏腕エージェントであるデヴリン（ジェイソン・アイザックス）の専属運転手となったタクシー運転手だった、ジミー・トン（ジャッキー・チェン）は、彼から愛用のタキシードに触らぬよう言い渡される。
　そんな折、デヴリンが謎の敵が仕掛けた爆弾で重傷を負ってしまう。彼がいないのをいいことに、興味津々でタキシードに袖を通すジミーに、次々に災難が襲い掛かる。

◆感想＜Caution!内容に触れています。＞

・２０００年代初めのジャッキー・チェン、ハリウッド進出作の一品である。

・前半は、ジェイソン・アイザックスがドドーンと出ていて、物語を締めているのだが、早々に退場してしまい、そこからの展開は、迷走気味である。

・スタッフを見ても、演者を見ても、苦労していた事が良く分かる、ある意味貴重な作品。

■けれども、スーパー・ジャケットの設定は良くって、VFXかな、面白いシーンが沢山有ったな。

＜ヤッパリ、ジャッキー・チェンは香港が良いんじゃないかなあ。で、この数年後、地元に戻るんだよね。＞

ジャッキーらしく、テンポよく話が進む。
外人は好みではないが、このジェニファー・ラヴ・ヒューイットは本当に美人だと思いました。

ジャッキーチェンが若い！
ジェームズブラウン出てくる！

所作も美しい凄腕スパイがあっさりペットボトル溺死させられてしまい、専属ドライバーになったばかりのジミートンことジャッキーチェンが代役スパイの仲間入り。

突然のスパイ世界と特製タキシードに、踊らされているようで、そう見せる動きをしているジャッキーがすごい。ペアで組んでいる、スパイ初デビュー設定のジェニファーラブヒューイットも、ジャッキーより25くらい年下なはずだけど、ナイスコンビ。
ジャッキーがひたすらに若すぎる。

二流映画感が漂う作品なのに、ジャッキー出てくれたんだなぁと。どこまでもコメディチック。

ただし、敵の思想がビルゲイツ的で。

急激な脱水症状で細胞を破壊するバクテリアを開発し、その細菌を足につけたアメンボを世界中に放ち、世界中の貯水池に細菌をばらまいて、飲める水を自社のミネラルウォーターのみにすれば世界征服できると企む悪趣味。

施設内でアメンボを大量に繁殖、育成して、恋人にまでアメンボブローチをあげる変な人。
女王アメンボが口に突っ込まれ、追随して全ての細菌アメンボが口に入り込んで、一瞬で干からびて死亡。
キモ怖でした。

ジェニファーのビジュアルも役も、今で言うチャーリーズエンジェルのナオミスコット。

20年くらい前にロードショーで見た？がしかし、ロードショーって今は言わないかなぁ？
ロードショーじゃない！
レンタルビデオだね。ストーリーはなんとなく記憶にあったが、時期とか場所がはっきりしない。ジャッキーの昔からのファンだから仕方ないが、過大評価かなぁ？
訂正
見ていない。ジェームス・ブラウンのコマーシャルをテレビで見ただけだ。ストーリーもMARVELのはしり見たいなストーリー。見ていない。
脱亜入欧そのものたが、それが寧ろ良い。まぁ、このレベルになると、ハリウッドの毒がジャッキーを蝕み始めているが。