トスカ(2001)
劇場公開日:2002年10月12日
解説
情熱的な歌姫と恋人の画家が、動乱の時代の中で巻き込まれる悲劇を描く。イタリアオペラの代表的作品、プッチーニの『トスカ』の完全映画化。監督は「シングル・ガール」のブノワ・ジャコ。衣裳は「リディキュール」のクリスチャン・ガスク。出演はオペラ界で活躍するアンジェラ・ゲオルギュー、ロベルト・アラーニャ、「カルメン」のルッジェーロ・ライモンディほか。
2001年製作/126分/フランス・ドイツ・イタリア・イギリス合作
原題または英題:Tosca
配給:アルシネテラン
劇場公開日:2002年10月12日
ストーリー
1800年、ナポレオンのイタリア遠征で揺らぐローマ。脱獄してきた国事犯アンジェロッティ(マウリツィオ・ムラーロ)は礼拝堂に身を隠していた。同じ場所では、画家カヴァラドッシ(ロベルト・アラーニャ)がマリア像を制作している。二人が去ったあと、アンジェロッティを追ってきた警視総監スカルピア(ルッジェーロ・ライモンディ)が登場。来合せたカヴァラドッシの恋人の歌姫、トスカ(アンジェラ・ゲオルギュー)から事情を探ろうとする。やがてスカルピアはカヴァラドッシを連行し、拷問。それを目の前にしたトスカは彼の悲鳴に耐え切れず、アンジェロッティの隠れ場所を洩らしてしまう。その時、ナポレオン侵攻の報が入り、カヴァラドッシは勇躍し、投獄。トスカは襲いかかるスカルピアをナイフで刺し殺す。まもなく死刑が決まるカヴァラドッシ。トスカはこれは一芝居打つつもりであり、形式だけの処刑であることを彼に告げる。ところがカヴァラドッシは、本当に処刑されてしまった。気が動転して泣き崩れたトスカは、スカルピアの死体を発見した部下たちに捕らえそうになり、屋上から身を投げるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ブノワ・ジャコー
- 脚本
- ジュゼッペ・ジャコーザ
- ルイジ・イリッカ
- 原作
- ヴィクトリエン・サルドウ
- 製作総指揮
- ジャン・ピエール・サイル
- 製作
- ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ
- 撮影
- ロマン・バンダン
- 美術
- シルヴァン・ショヴロ
- 音楽
- ジャコモ・プッチーニ
- 録音
- オリヴィエ・ゴワナール
- 編集
- リュック・バルニエ
- 衣装デザイン
- クリスティアン・ガスク
- 字幕
- 竹内桃子
- 字幕監修
- 増田恵子