ワン・カップ・オブ・コーヒー

劇場公開日:

解説

ただ一度だけ短期間のメジャーリーグ入りを果たしたことがある中年マイナーリーグ選手と、ルーキーの黒人少年との交流を描いた人間ドラマ。第7回サンダンス・フィルム・フェスティバル観客賞受賞作。監督・製作はテレビCM出身で、これがデビュー作のロビン・B・アームストロング。共同製作はエリック・タイナン・ヤング、脚本は「ウルフェン」のデイヴィッド・M・アイアー・ジュニア、撮影は「ストレート・トゥ・ヘル」のトム・リッチモンド、音楽は「スプラッシュ」のリー・ホールドリッジが担当。主演は「ライトスタッフ」のウィリアム・ラス、「カラーズ 天使の消えた街」のグレン・プラマー、「グッドモーニング・ベトナム」のノーブル・ウィリンガム。

1991年製作/アメリカ
原題:One Cup of Coffee
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1993年3月20日

ストーリー

1957年、カリフォルニア。ロイ・ディーン・ブリーム(フィリアム・ラス)は、マイナーリーグの中でも一番下のDリーグのトライシティー・スティーマーズに所属する41歳になるヴェテラン・ピッチャー、プロ入り21年目の彼にとって、たった一度、わずか3週間だけメジャーリーグのマウンドを踏んだことが心の支えになっていて、自分の野球に対する情熱と才能を持ってすれば、必ず再びメジャーリーグのマウンドに立てると信じて、プレイを続けていた。しかし、オーナー(ジェフリー・タンバー)は、チームの不振の原因をロイ・ディーンの責任と決めつけ、監督のクライド・ビグビー(ノーブル・ウィリンガム)は、ロイ・ディーンの野球に対する経験と知識は大変な価値があると説得するが、オーナーの気持ちは変らなかった。そんなロイ・ディーンの前に、親子ほどに年の離れた才能あふれる17歳の黒人ピッチャー、タイロン・デブリー(グレン・プラマー)がルーキーとして入団してきた。黒人であるが故に、差別されて孤独なタイロンと、チームの中で疎ましがられるロイ・ディーンの間に友情が芽生え、ロイ・ディーンは自分の持つ技術と経験をタイロンに伝えた。オーナーの目の前でリリーフに失敗し、解雇されたロイ・ディーンは、誰もいない球場のマウンドの上で次々に投球し、やがてその場に倒れ息絶えた。葬儀の後、タイロンは試合に出て、ロイ・ディーンに教わった変化球ブリーム・ドリームを投げた…。時は流れ、タイロンは超満員のスタジアムで、遂にメジャーリーグのマウンドに立ち、ロイ・ディーンの夢を実現するのだった。

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