我等の生涯の最良の年

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

第2次世界大戦後のアメリカを舞台に、同じ故郷へ戻ってきた3人の帰還兵が様々な社会問題に直面しながらも再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。後に「ベン・ハー」などを手がける名匠ウィリアム・ワイラーがメガホンをとり、1947年・第19回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞(フレデリック・マーチ)、助演男優賞(ハロルド・ラッセル)など9部門に輝いた。同じ軍用機に乗り合わせてアメリカ中部の町に帰還した、階級も経歴も異なる3人の男たち。元銀行員のアル軍曹は妻や娘、息子に歓迎されるが、家庭の雰囲気がどこか変わったことに不安を感じ、ナイトクラブへ繰り出す。元ドラッグストア店員のフレッド大尉は、出征直前に結婚した妻が家出してナイトクラブで働いていることを知り、探しに向かう。戦争で両手を失った若い水兵ホーマーは自分が義手であることに引け目を感じ、家族や恋人に対して心を閉ざしてしまう。

1946年製作/170分/アメリカ
原題または英題:The Best Years of Our Lives
劇場公開日:1948年6月1日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第19回 アカデミー賞(1947年)

ノミネート

音響録音賞  
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映画レビュー

4.0An Epic Drama on the Start of Post-War Suburbia

2023年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

A reminder how thought-provoking classic films were on real-world societal phenomena. After WWII, three soldiers catch themselves on a flight back to the same hometown. They struggle to readjust to their daily lives and romances put on standby. There is tension in their communities regarding the justififcations and outcomes of the war. More dynamic than the usual news propaganda of the era.

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Dan Knighton

3.5職探しのシーンは自分のことのように感じた

2024年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 終戦に伴い本国に帰還した軍人達が、家族との再開を喜びあい幸せを噛みしめる。だがその素敵な時間はすぐに終わり、就職難や身体の障害といった、復員兵としての苦悩にぶち当たる。特に、フレッドの爆撃機操作の経験が社会では全く評価されず、職探しに苦労する様に同情した。似たような状況に自分もなったので、自分のことのように感じるシーンだった。しかし、フレッドは最後には自分にとって納得のいく仕事に就けたのが良かった。このように、復員兵の苦悩とそこからの立ち直りがよく描けていた。  最後はハッピーエンドなので後味が良い。だが3時間近くある内容は長過ぎる。あと30分は削ってコンパクトにできたと思う。

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根岸 圭一

4.0アメリカの良心

2024年11月27日
PCから投稿

アメリカ国立フィルム登録簿作品です。 20年ぶりの再見、初回はとても面白かったような印象でしたが、改めて見直すと結構平凡なアメリカ的な作品です。 確かに3時間近い長尺を飽きさせずに見せるワイラー師匠の手腕は出色ですが、主役三人三様の考え方や行動の必然性に力強さが感じられません。 やや教条主義的のきらいがあるので、もう少しリアリズムから離れてもドラマチックな展開を指向した方がよいでしょう。

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越後屋

4.0映画終活シリーズ

2024年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1946年度作品 アカデミー賞最優秀作品賞7部門受賞 ワイラー作品三作品目 50年代に「ローマの休日」、60年代に「ベンハー」と 1940年代40歳半で若さも感じさせる展開 シリアスな物語をほのぼのと伝えてるところがワイラー的か 結末が楽観的にも感じられるが…

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あきちゃん

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