悪いことしましョ!

劇場公開日:

解説

美しい悪魔に魂を売り渡した奥手な青年のロマンティック・コメディ。スタンリー・ドーネン監督の同名映画(1968)のリメイク。監督・製作・脚本は「アナライズ・ミー」のハロルド・ライミス。撮影は「マトリックス」のビル・ポープ。出演は「ハムラプトラ/失われた砂漠の都」のブレンダン・フレイザー。「エドtv」のエリザベス・ハーレー、「キス・オア・キル」のフランシス・オコナーほか。

2000年製作/93分/アメリカ
原題または英題:Bedazzled
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2000年11月11日

ストーリー

コンピューター関連の会社に勤めるエリオット(ブレンダン・フレイザー)は、職場でバカにされている不器用な青年。アリソン(フランシス・オコナー)に熱烈な片思いをしているが、存在にすら気づいてもらえない。そんな時エリオットに、悪魔だと名乗る絶世の美女(エリザベス・ハーレー)が近づいてくる。彼女は自分に魂さえ売り渡せば、願い事を7つかなえてあげると告げ、エリオットは承諾。かくして彼はアリソンを手に入れようと、まずは結婚。だがすぐに裏切られ、バスケ選手になって誘おうとしてもやはり逃げられる。思い詰めたエリオットに心境の変化が訪れ、願いがあと一つになった時、彼は「アリソンに幸せになって欲しい」と告げる。すると、自分のことを願わなくなったことで、悪魔の契約は無効となった。落ち着いて別人のようになったエリオット。アリソンには結局フラれるものの、自宅の隣に引っ越してきた美しい女性と結ばれるのだった。

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映画レビュー

4.5ほっこり暖かい

2024年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

幸せ

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tabotyoko

4.0Bedazzled

2023年11月7日
PCから投稿

わたしはじぶんはどちらかといえばするどくてシリアスなタイプだと思っている。ただし賢いというわけではない。
するどくてシリアスなままで生きようとすると生きにくいので表向きは丸くてふざけている鷹揚なキャラクターであろうとして、するどさやシリアスが出ないように冗談ばかり言って過ごす。すなわちいじりやすいキャラクターに身を置く。

いじりやすいキャラクターに身を置いている人ならご存じだと思うがいじりやすいキャラクターに身を置いているとしばしば本気で馬鹿にしてくる奴があらわれる。そういう奴がかならずあらわれる。

それがあらわれたとき、わたしは本来のするどくてシリアスな自分をさらけ出して怒ってしまうことがある。そういう手合いはこっちが怒らないと永遠にわたしを馬鹿にしつづけるからだ。
ところが怒ることでじぶんが装ってきた鷹揚なキャラクターが崩壊し、誰もいじってくれなくなる。

じぶんを大切にするという意味において馬鹿にしてくる奴を一喝することは必要だと思うが社会生活上キャラクターを剥がされると日常がやりにくくなる。

人前で怒ったところを見せてしまったら、いいことはひとつもない。もっとうまくやるべきだったのかもしれないが、こっちは自制がきかずに文字通り怒ってしまったのだ。

いじりやすいキャラクターなんか装わなければよかったのかもしれないが軽々としたキャラクターを装うこと自体がわたしの本質でもある。装いたくて装っているのではなくそういうキャラクターを装わないと生きていられないのだ。

しかしどんなキャラクターを装っていようとどのみち馬鹿にしてくる奴はあらわれる。学校でも会社でも団体でもどこであろうと馬鹿にしてくる奴はあらわれる。
(「わたしは人に馬鹿にされたことなんかない」という幸福な人もいるのかもしれないが・・・。)

人間関係や渡世術について数多の賢者・著名人がアドバイスを出しているが役に立たないのはわたし/あなたの感情も環境もわたし/あなた独自のものだからだ。

人生相談というものは参考になるが(逆に言うと)参考にしかならない。

──

昔この映画を見たときキャラクターがとても刺さった。
じぶんも人界でエリオット(フレイザー)のように馬鹿にされるポジションに身を置くことがあるからだ。
むろん映画のようにはうまくいかない。どこかで中途半端にキレて誰からもかまわれなくなる。いじられるキャラクターでも、そうでないキャラクターでもなくなる。
周囲にたいして“じぶんをこういう人間に見せよう”と画策し装っていた化けの皮はすぐに剥がされてしまうものだ。かといって装わなければやっていられない。

エリオットのキャラクターはその本質を突いていた。ある程度じぶんをまぬけに見せなければ(じぶんを下に置かなければ)人間関係を築けないという人がいる。こういうことはひろゆきorホリエモン的な勝者アドバイスがまったく用を為さない。コンプレックスを考慮しなければコンプレックスのなかで生きている人間のアドバイスはできないからだ。リテラシーともいえる。

──

1967年のイギリス映画「Bedazzled」のリメイクとのこと。ファウストの伝説を現代ドラマ化しているそうだ。ファウストの伝説とはゲーテの戯曲で人生に退屈・落胆している学者ファウストが悪魔の使いであるメフィストフェレスに魂を売って一定期間魔力が使えるという話。

ブレンダンフレイザーの人気絶頂期だがイギリス訛りをつかうAIのようなエリザベスハーレイの代表作でもあった。
IMDB6.1、RottenTomatoes50%と43%。批評家も世評も低調だが個人的には思い出深い映画になっている。世渡り下手な陰キャの本質をとらえている。教訓のような核を取り出す(Groundhog Dayの)ハロルドライミスらしさがあったと思う。

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津次郎

3.0悪魔でもいい!

2022年10月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2022年10月18日
映画 #悪いことしましョ!(2000年)鑑賞

不器用で周りからバカにされている男が、片思いの同僚と付き合えるなら何でも捧げるとつぶやくと美女の悪魔が現れ、魂と引き換えに7つの願いをかなえると告げる

#エリザベス・ハーレイ の色気全開

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とし

2.0たいした話じゃない。 エリザベス・ハーレーさんの姿を見る映画。

2020年12月14日
Androidアプリから投稿

たいした話じゃない。
エリザベス・ハーレーさんの姿を見る映画。

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ずん