若草の祈り

劇場公開日:

解説

少年少女に親しまれるエディス・ネズビット女史の原作物語の映画化。製作はロバート・リン、監督・脚本は俳優から転出のライオネル・ジェフリーズ、撮影はアーサー・イベットソン、音楽はジョニー・ダグラス、編集はテディ・ダーバスが各々担当。出演はダイナ・シェリダン、バーナード・クリビンス、三人の姉弟にはジェニー・アガター、サリー・トムセット、ゲイリー・ワレンが扮している。

1970年製作/イギリス
原題:Railway Children
配給:東和
劇場公開日:1971年12月25日

ストーリー

ボビー(J・アガター)フィリス(S・トムセット)、ピーター(G・ワレン)の三人姉弟は、突然わけのわからない不幸に見舞われてしまった。暖い家庭を築いてくれていた父が急に見知らぬ男に連れ去られてしまったのだ。悲しみにくれる母(D・シェリダン)は、それでも毅然とした態度を見せ、やがて引っ越したヨークシャーの田舎の荒れはてた家でも、つとめて子供達に明るい顔を見せようとしていた。子供達は、毎日丘をかけまわり大好きな汽車を見るのが楽しい日課になった。とくに“グリーン・ドラゴン”とは大の仲よしになり、オークワース駅のパークスさんとも親しくなった。汽車と仲よくなるうち一等車に乗る一人の老紳士とも親しくなった。ところが母が病気で倒れてしまった。生計をたてるため夜おそくまで仕事をしていたのが悪かったのだ。すっかり困った三人は、あの老紳士にお願いの手紙を書いた。パークスさんがバスケット一ぱいの食料品をもってきてくれた。病気の癒えた母を出迎えた姉妹は駅で行き倒れの外国人を見て自宅に連れ帰り、手厚く看病を続けた。その外国人はロシアの作家で、流刑の地シベリアを脱走し、すでに亡命している妻子を探しにやってきたのだった。その日、地すべりを発見した三人は、危険を忘れて線路に立ち、事故を未然に防いだ。鉄道会社からは“鉄道の子供たち”という称号を贈られ、これを知った老紳士からも、救いの手がさしのべられた。ロシア人も老紳士のおかげで、妻子の居所を知ることができた。偶然古新聞で父がスパイの罪で5年の刑をうけ服役中であることを知った家族にやがて、老紳士からの良い知らせが入ってきた。駅に汽車がすべりこみ、真白な蒸気の中になつかしい人影が浮んでいた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

こころがジーンとする

2017年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

高校生の頃に、町の二本だて映画館で観ました。40年以上前、もっとかもしれません。最後のシーンがとてもよかったです。こちらでストーリーを読み、鮮明に記憶がよみがえりました。
DVDがあればもう一度観たいです。

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マミー