ローズランド
劇場公開日:1990年4月7日
解説
ニューヨークのダンスホール“ローズランド”に集う人々の人間模様をオムニバス形式で描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ティモシー・マーフィーとオットマール・ルドルフ、製作はイスマイール・マーチャント、監督は「カルテット」のジェームズ・アイヴォリィ、脚本はルース・プローワー・ジャブヴァーラ、撮影はアーネスト・ヴィンツ、音楽はマイケル・ギブソンが担当。出演はテレサ・ライト、ジェラルディン・チャップリン、リリア・スカラほか。
1977年製作/アメリカ
原題または英題:Roseland
配給:俳優座シネマテン
劇場公開日:1990年4月7日
ストーリー
<ワルツ>かつてローズランドで、夫のエディと“ダンスの名人”と評判だった未亡人メイ(テレサ・ライト)は、今日も夫との思い出を他人に聞かせ、追憶にひたっている。そんな彼女にほのかな思いを寄せているスタン(ルー・ジャコビ)はダンスを申し込む。そして彼と踊る時だけ、メイはエディとの若く美しい頃の姿が、彼女だけの幻となって鏡に写って見えるのだった。やがてメイに自分の心をうちあけるスタン。それによって初めてメイは、孤独な自己を解放することができるのだった。<ハッスル>ローズランドで未亡人ポーリーン(ジョアン・コープランド)の誕生パーティが開かれた。メンバーは彼女の親友でダンス教師のクリオ(ヘレン・ギャラガー)、ジゴロのラッセル(クリストファー・ウォーケン)、そして夫に離縁され、自立するために職を探しているマリリン(ジェラルディン・チャップリン)。ラッセルにとってマリリンの存在は新しい刺激で、ふたりは心魅かれあうが、やがて彼女の現実的な愛はラッセルにとって重荷になってゆく。こうしてマリリンは、彼と訣別すべく夕暮れの町を歩き始めるのだっだ。<ピーバディ>ローズランドのピーバディ・コンテストで優勝を夢みるローザ(リリア・スカラ)は、アーサー(デイヴィッド・トマス)を相手に特訓を重ねるが、不器用な彼はなかなか上達しない。だがそんなある日、アーサーが突然息を引きとったことを聞き、ショックでダンス・フロアに立てないローザは、なじりながらも楽しかったアーサーとの思い出にひたるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェームズ・アイボリー
- 脚本
- ルース・プラバー・ジャブバーラ
- 原案
- ルース・プラバー・ジャブバーラ
- 製作総指揮
- マイケル・ティモシー・マーフィー
- オットマール・ルドルフ
- 製作
- イスマイル・マーチャント
- 撮影
- アーネスト・ヴィンツ
- 音楽
- マイケル・ギブソン
- 編集
- ハンフリー・ディクソン
- リチャード・シュミーセン
- 字幕
- 細川直子
受賞歴
第35回 ゴールデングローブ賞(1978年)
ノミネート
最優秀助演女優賞 | テレサ・ライト |
---|