ウォリアーズ
劇場公開日:1979年9月15日
解説
夏の夜、ブロンクス公園にニューヨーク各地からストリートギャングたちが集結。彼らは休戦協定を結んでいたが、その頂点に立つサイラスが何者かによって射殺されたことで事態は一変する。サイラス殺害の罪を着せられたウォリアーズのメンバーは、グラマシー・リフス、ベースボール・フューリーズといったギャングから命を狙われながらも、自分たちのシマであるコニーアイランドを目指し、決死の逃亡を試みる……。ウォリアーズの死闘を描いた緊迫のサスペンス・アクション。
1979年製作/93分/アメリカ
原題:The Warriors
スタッフ・キャスト
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2020年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
「島津の退き口」のような設定が面白そうだと思いましたが、キャラ描写が薄く愛着が持てず、テンポを削ぐシーンも多く緊張感が無く、また人がバタナタ死んで刺激がある訳は全く無いので、とても退屈でつまらなかったです。
2020年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ラジオでDJが近況を報告する、口元しか映さない演出に退廃としたニューヨーク、駅がとにかくオドロオドロしい治安の悪さ。
集会にも呼ばれないような弱小チームの女に熱を上げるスワンは渋い様相の割にムッツリさ加減が玉に瑕!?
映像のLOOKに全体的な雰囲気と世界観は最高なのに音楽がイケてないのは、もはやウォルター・ヒルの特権か?
この後に撮る「ストリート・オブ・ファイヤー」に「クロスロード」と音楽のイケてなさが変わらないのは、本作から始まり!??
初期PUNKをガンガンに流して欲しかった!!!!
2019年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
武闘派ストリートギャング、ウォリアーズの逃走劇を描(えが)いている。
・ウォリアーズ:喧嘩が強い
・リフス:町一番の組、黒人集団、サイラスの復讐をするためにウォリアーズを狙う
・黒いジャンパー軍団、サイラス殺しの犯人がリーダー
・オーファン:三流
・フ-リーズ:ベースボール軍団
・リジーズ:レディース、色仕掛け
・ローラースケート軍団
最後、
ウォリアーズの濡れ衣が晴れて、スワンたちウォリアーズが朝日を迎えた浜辺を歩いて行く(ウォリアーズたちが去って行く)。
ウォリアーズは、喧嘩が強い、女にモテる、(ストリートギャングの)ルールは守る・・・良いチーム。
一方、黒いジャンパー軍団は、殺人の濡れ衣は着せる、万引きはする、拳銃を使う(反則をする)・・・悪のチーム。
漫画の様に解りやすいです(すばらしいです)。
2018年10月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
アウトサイダーな若者たち、それぞれ特色のあるグループ、派閥争いや抗争…。
ストリート・ギャング映画や邦画の『クローズZERO』『HiGH&LOW』など不良映画の原点ではなかろうか。
ウォルター・ヒル監督による1979年の不良アクション。
NYブロンクス公園で行われたストリート・ギャングたちの大集会。
その最中、カリスマ的リーダーが殺される。
濡れ衣を着せられた“ウォリアーズ”は、追撃をかわし、夜の街を疾走する…。
話はシンプルと言うか、本当にただそれだけ。
なので、話の面白味はあまり期待出来ない。
また、この時代特有の作風と言うか、決して今の作品のようなアップテンポでスピーディーな展開ではなく、何処かユルい点も感じられる。
バイオレンス描写もそれほど過激ではない。(今の作品が無駄に過激なだけ)
しかし、要所要所のアクション・シーン(身体を張ったトイレ内での乱闘)やペキンパー継承とも言えるスローモーションなど、後にアクション派の名匠と言われるヒルのこだわりの演出が冴え、飽きさせはしない。
ユニークなのはやはり、個性豊かなグループ。
取締役的なグループ、女だけのグループ、人数の多さで意気がるグループ…。
中でも、野球のユニフォームのグループは、見た目もメイクも無言の襲撃も強烈インパクト! 夜の街中でばったり出くわしたらマジ怖ぇ…。(でも、見た目に反してあんまり強くなかったけど…)
“ウォリアーズ”もカッコいい?ダサい?な格好で個性が立ってるが、何だか普通に見えてくる。
そして、この騒動の犯人。撃った理由も“ウォリアーズ”に罪をなすり付けた理由も、「何となくやっただけ」という衝撃…。キチ○イさは今の時代の若者にも通じる。
不良たちが暴れ回る。
公開時全米では不良たちが本作を見て熱狂し、事件まで起こし、上映禁止した州もあったそうな。
確かに教育的にはよろしくないかもしれない。
何か得られる訳でもなく、作品的にも難点があるにはある。
が、追撃や襲撃や修羅場をくぐり抜け、夜明けと共に迎えた潔白。
ラストシーンの彼らはその名の通りの闘い終えた“戦士たち”。
若者でなくとも彼らに抱く憧れやカッコよさは、今も昔も変わらない。